学園事件証明

吟遊詩人

違和感のある日常

人の噂も七十五日
例の事件はまるで何もなかったかのように噂は途絶え、一月もたってないのにも関わらず忘れ去られようとしていた。

何時もの放課後、私は自分殺人未遂犯に話しかける。

「それで、今日も陸上ですか?」

彼女はクスリと笑い私に返す

「なんだい、デートのお誘いかい?」
ふっと私は吹き出し言葉を続ける

「いや、少し気になりまして。
水筒は持っていくんですか、鞄を教室に置くのは不用心だと思いますが」
略、自殺願望はまだあるのか? 

「そうだね、少し不用心かもしれない
気を付けることにするよ。」
その言葉を聞くなりビクりとする女性が1人。もっとも、詮索はするつもりは無いが

「ああそうだ、実は君と話したいことがあってね、17時の30分、この教室でまた会えるかな?」

「デートのお誘いですか?」
私の言葉に彼女は楽しげに笑った

コメント

コメントを書く

「推理」の人気作品

書籍化作品