転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

27話 初依頼

ギルドから帰ってきて今は家にいる

時刻は約23時

ベル《ギルドでは聞かなかったけど、冒険者のルールってあるの?》

ピクシー《はぁ……なぜあの時に聞かなかったんですか?》

ピクシーは呆れながらそう聞いた

ベル《それはピクシーの方が詳しく聞けそうだし、それにあのままあそこにいると居心地悪かったからね》

ベルが登録した時にテンプレで剣を粉砕し、そこから色んな人にすごい目で終始見られ続けていた

ピクシー《あんなことするからですよ?》

ベル《仕方ないじゃん?》

ピクシー《まぁいいです、ではギルドの説明をしますね》

ベル《わかった》

ピクシー《冒険者ランクはG~EXまであり下からG、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、EXとあります、EXは未だに1人だけしかなったことがありません》

ベル《ランクって意外と多いんだね》

ピクシー《以前タレス様に説明された気がしますが》

ベル《あれ……そうだっけ?忘れちゃった》

ベルはマジで忘れているようだ

ピクシー《そうですか、説明を続けますね。次は依頼の説明です、依頼は掲示板に貼っているものをはがして受付の人に渡す、もしくは受付の人に直接聞くことで受けれます、受けられる依頼は自分の1つ上のランクかその下のランク全てですね》

ベル《身の丈にあった依頼を受けろと》

ピクシー《そういうことです、ですが登録したばかりのGランクの場合は少し特殊でEランクと同じようなランクの扱いになるのでマスターはDランクまでの依頼を受けることができますよ》

ベル《それってG、Fって必要なの?》

ピクシー《必要ですね、冒険者になれる年齢が10歳からです、なので子供達がいきなり魔物と戦って死なせないための保護ランクですね》

ベル《子供に危ないことをさせないためってことか、なら僕はいいの?》

ピクシー《子供達がDランクを受けられるようになるのは受付の人が大丈夫と判断した場合に初めて受けることができます、なのでマスターは大丈夫でしょう》

ベル《それならいいけど》

そんな感じでギルドの説明をピクシーから聞きながらその日が終わった

次の日

ベル「よし!今日は初依頼だ!」

そしていつもの服を冒険者用に変化させギルドに向かった
{いつもの服とは以前に作ったチート性能な装備だよ}

ベル「さて、何受けようかな」

今は掲示板の前で受ける依頼を選んでいた

ピクシー《初めは簡単にゴブリン討伐でもいかがですか?》

ベル《確かにそうだね、まぁ雑魚処理感覚だけど……無限収納インベントリにSSS級の魔物とかいっぱい居るし》

ピクシー《マスターにとってはそうでしょうが初心者は苦戦しますよ?》

ベル《分かってるよ、僕が強すぎるって言いたいんでしょ?》

ピクシー《はい、自重をしないと世界が一瞬で消え去りますから》

ベル《分かりました、自重しますよ……頑張って》

目を背けていた

ピクシー《マスターにはできない気がしますが頑張ってください》

それからベルはゴブリン討伐の依頼書を受付に持っていった

受付「次の方どうぞ」

ベル「これ受けるのでお願いします」

受付へと依頼書を置いた

受付「昨日の方ですね?こんにちは、もう依頼ですか?」

話しながら依頼書を確認していた

ベル「はい!ずっと楽しみにしてたので!」

受付(昨日のを見た感じこの子なら大丈夫ね)
「そうなんですか、では気をつけてくださいね」

優しく微笑みながら見送りをしてくれた

ベル「はい!」

そしてベルはゴブリンが出る森まで移動した
{道中はって?そんなの何も無かったのでカットカット}

ベル「さてやりますか、ゴブリンだけを探すのはめんどくさいから見えるやつ片っ端から狩っていこ」

ベルは森に入ってすぐに直径約50mの小さい索敵にかかる全ての敵を片っ端から倒していった
{50mを小さいと思ってるベルの感覚はきっとバグってる}

ベル「結構倒したけど…まだまだいるなぁ」

ベルが倒していたのは約1~2時間程度だ、ベルは長い時には5~6時間ほど暇つぶしに山奥で魔物を倒してるのでこれでも短い方
{山奥や領地の近くの森で脅威になりそうな魔物を対象にして狩っている、危険度の低い魔物は基本スルーしているよ}

ベル「これは集落かな?」

ピクシー《反応を見た感じ集落です、何人か人もいますね》

ベル《捕まった人かな?》

ピクシー《そうですね、ゴブリンやオークは人間の女性をさらったりしますからそれでしょう》

ベル《そうなんだ、とりあえず助けよ》

ピクシー《そうですね》

ベルドは集落の場所へ向かった

ベル「ここか、じゃあやりますか」

そしてベルは剣と魔法を使いゴブリンをササッと殲滅した

ベル「今ので最後かな?じゃあ捕まってる人のとこ行こう」

捕まってる人の下へ向かうと、そこには5人全員が檻の中で全裸の状態だった

ベル「大丈夫ですか?」

女性1「はい!……って子供?」

ベル「ゴブリンの集落を見つけたの殲滅した者です」

女性1「そ、そうですか」

会話している女性はベルのことを不思議そうな目で見つめていた

ベル「とりあえずそこから出しますね」

女性1「あ、ありがとうございます」

バキン!

ベルが檻を引っ張って破壊した

ベル(切った方が良かったかな?)
「じゃあこれ着てください」

ベルが無限収納から服を5枚取り出して渡した

女性1「ありがとうございます」ペコ

捕まっていた人全員に服を手渡し、服を着るのを待っていた
{ベルは捕まっている人が服を着ていないとわかった時からずっと目を閉じていた。捕まっていた人に不思議な目で見られていたのはそのせいだよ、目を閉じているのに自分達がどこにいるのかを完璧に把握していたため不思議に感じていたようだ}

ベル「他の皆さんも大丈夫ですか?」

女性2「私は大丈夫です」

女性3「私も」

女性4「はい大丈夫です」

女性5「大丈夫です」

ベル「分かりました、皆さん王都に帰られますよね?」

全員が服を着たのを確認してベルは目を開けた

捕まっていた女性達「はい」

ベル「でしたら道中は僕が王国まで護衛します、なので安心してくださいね」

女性1「ありがとうございます」ペコ

ベル「早くこんな気持ち悪くて臭い場所から出ましょうか」

女性1「分かりました」

そしてベルと捕まった女性は何事もなくマーベルド王国王都へ戻ってきた

ベル「皆さんはそれぞれ帰られますよね?では僕はこれからギルドに行きますので、もし何かあればギルドに声をかけてください」

森からの道中で王都に着いたらどうするかをある程度話していた

捕まっていた女性達「はい、ありがとございます」

全員が深く頭を下げていた

ベル「それでは」

そう言ってベルはギルドへ向かった

ベル「依頼終わりました」

受付「分かりました、ゴブリンですから……右耳ですね、ここにお願いします」

ベル「はい」

ベルドはアイテムボックスからゴブリンの右耳を全て出した、数は全部で約130個程ある

受付「え?……失礼ですが、これ全て本物ですか?」

そう聞く受付の人の声は疑いと驚きが混じりあっていた

ベル「はい」

受付「ち、ちなみな何処で?」

ベル「西の方にある森ですね」

受付「あの森にこんなにいたんですか!?」

驚いていた

ベル「集落があったので潰してきました、なのでそのくらいじゃないですか?」

受付「1人で集落を潰してきた!?」

ベル「は、はい」

ベルは少し戸惑ったようにそう言った

受付「ゴブリンは単体だとDランクの比較的弱い魔物です、ですがこの規模の集落を潰すには最低でもある程度経験を積んだCランク冒険者5人は必要ですよ?あなたはまだ登録したてのGランク、なので普通は1人ではできないんですが」

受付の人に疑いの目を向けられてしまった

ベル(適当に誤魔化すか)
「お父さんとお母さんに鍛えてもらいましたから」
                                                     
受付「そうなの、お父さんとお母さん強いんだね」

ベルがそう答えると、受付の人の疑いの目が嘘みたいに無くなった

ベル「はい」
(お父さんは剣聖だし、お母さんもやばい人だし)

受付「確認しますので少々お待ちください」

ベル「はい」

そして数分後

受付「お待たせしました、全部で銀貨53枚になります」

ベル「わかりました、実はゴブリンを倒してる途中で出てきたほかの魔物も倒したのですが、どうしたらいいでしょう?」

受付「そうなんですか、でしたら一緒に買い取りますよ」

ベル「ありがとうございます」

受付「こちらへ出して貰えますか?」

ベル「…ここじゃ乗らないんですが」

受付「そうなんですか?では裏の倉庫へ出してください、ご案内します」

ベル「はい」

そして受付の人と一緒に裏の倉庫へ向かった

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