チート過ぎてチート(語彙力)な異世界転移

樹(いつき)

第42話 制裁

 今俺は他の王族の元へと向かっている。

 (マナ、他の王族の場所は?)

 『王は城の執務室に、王女は自室に居ます』

 (わかった)

 俺は城に転移した。すると、

 「貴様何者だ!」

 「通りすがりの断罪者だ」

 「意味のわからないことを言…」

 騎士達がなんか言い始めたので〈超越覇魔神〉の〈催眠魔法〉でまとめて眠らせた。そして、〈空間転移〉で王の執務室に入る。

 「貴様は誰だ?何故こんなことをするのだ?」

 「久しぶりだな・・・・・・、召喚しておいて全く覚えてないということはやはり道具としか思っていなかったようだな…」

 「貴様を召喚した覚えなど…。まさか貴様は追放したあのカスなのか!?何故生きているのだ!《深淵の神々ゴッド・オブ・アビス》は神ですら攻略できないはずだぞ!」

 「カス呼ばわりされるとはな…そんなもん俺が神を超えたからだ。それからフェリス王国の侵略はさせねぇ。」

 俺がそう言うとライグ王は突然笑いだした。

 「神を超えたなど笑わせるな。貴様のような奴が神を超えるなどありえn…」

 ライグ王が何か言おうとしたが言い切る前にライグ王の腕が吹っ飛んだ。

 「ぐぁぁぁぁぁぁ!何故我の腕が無いのだ!?」

 「くだらないことをほざいてるから神を超えた力を見せてやっただけだ」

 俺は一瞬で背後に周りライグ王の腕を木っ端微塵に切った。すると、王は痛みに悶えながらも言った。

 「そんなにフェリス王国を守りたいのならば手遅れだ!既に大軍を送り込んだからな!それに大規模なスタンピードも起こった直後だ!あの国はもうすぐ我の物になr…」

 「〈超越覇断罪神〉発動。それから〈召喚サモン〉ハデス。この愚か者を頼む。」

 このどうしようもない王に〈超越覇断罪神〉を発動し、神を超越した痛みを与え続ける。そして、それをハデスに任せた。

 (マナ、フェリス王国の状態はどうなってる?)

 『後1分で大群がフェリス王国に到達します』

 (わかった)

 それだけあれば充分だな。俺は大軍の上空へと〈空間転移〉した。転移すると、80万の大軍が国の目の前まで迫っていた。

 (一日に2回も大軍に襲われるとかほんとについてねぇな…)

 『今回ばかりは運が悪かったとしか言えませんね』

 「また大軍相手に戦うんか!?ほんま大変やなぁ!」

 ベクトも驚く、まぁ一日に何度も戦えばそうなるのも仕方ない。

 「今日は運が悪かっただけだ。とにかくこれも片付けないといけないから行くぞベクト!」


 俺は本日二度目の戦闘を始めた。


コメント

  • 傭兵ヨウヘイ

    殺気で人を殺せるなら殺気で殺せば回りに被害がないのに…
    制御できないから?
    それとも範囲限定なのかな?
    創造神よりも上の存在なのに制限があるとは…
    次元の頂点にいるのにその頂点ですら世界の法則には手を加えられないとなると世界ってすごいですねぇ…
    邪神がどれくらい強いのか楽しみですね^^*
    もしかして邪神はこの世界そのものとかなんですかね?笑
    楽しみに読ませてもらいます^^*

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