rainytale

いろしゅけ

*シアンは独占欲に満たされた

意識があるのかわからない状態の時、急に思った
多分..レインは神に見初められた存在なんだと思う。きっと20歳以内に死んでしまうのは神がレインを若いうちに自分の傍に置いておこうと思っているんだろう。
「神に選ばれたんだぜ、良かったな」なんて言うとでも思ったか?
レインは俺のモンだ、誰にも渡しはしない
例え神にもな
最初も最後もぜんぶぜんぶ俺のモノ
泣く時も悲しむ時も甘えてくる時も恥ずかしがりながらも物欲しそうに寄り縋る時も全部全部
でもあんな天使をどうやって独り占めしようか
そんな俺の頭に悪いコトが思い浮かんだ。
きっと前は罪悪感で潰されていただろう。
でもここまで来たんならもう何も恐くない


「おはよう、レイン♡起きて早々だけど身動き取れないと思うけどごめんね?」
「シアンなの…?シアンはこんな事しないよ…ねえこれ外して」
..!レインの今の発言になにかがざわめいた。その次の瞬間俺は
「…俺がレインと他のやつがくっついてることに嫉妬しないとでも思ってたのか?」
と、少し冷めた声で言った。彼女は少し驚いて息を呑んだ
「……ごめんね、でも俺は足りないんだ」
「えっ…?」
「他のやつには見せれない顔見して?ね?」
「……!!」ゾッ
自分の指先はそっとレインの頬を優しく撫でた
「…もっと魅してよ、my dear person俺の愛しい人
それからレインと忘れられない日を過ごした…俺からも、レインからも。
いつしかレインは俺の言うことをなんでも聞くようになった
あぁ、でも昔の可愛い笑顔は見れなくなった
目が死んでいる。
…でもそれも可愛い...レインは永遠に俺の天使だよ..誰にもあげるわけのない宝物..僕はずっと愛してるからね











「…っ!!………夢か」
前はいい夢を見れたのにな…結局悪夢に戻るというわけか
ていうか帰ってすぐ寝たのかよ..自分って意外と寝坊助だな
にしてもくそっ…夢の中でも腹が立った。
それも自分に……
(..我慢したらあんなことになんのかな…嫌だと思うけどお互いの為..?にちょっとずつ焦らすかな)
どうしようもない自分だなと夢を通じて感じた


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