rainytale

いろしゅけ

rainytale 本当の始まり3

会計をすませ、カフェを出た。
自分のさっきの発言に後悔しやがれ。
 
ん?あいつらって…
 
[お?レインとシアンじゃないか] 
[やっほー!]
…ラピスとロストだ。
この2人はビルでお世話になってな。
出れたのも…この2人のおかげだな。




「たまたま?」
[うん、たまたま!レインちゃんたちデート?]
「「ふぁっ!???」」
 
「そっそんなことないよたたたたまたま」
「そそそそそそうだぞ!!」
[[……ははーん。]]
2人は俺らをみてニヤついた。
ん…?なんだ、2人でごにょごにょ話して……

[シアン君、自分の気持ちに素直になっちゃいなよ!]
[レイン、素直になったらどうだ?]
2人は俺らに囁くと、どっちかが俺を押した。
 
あぁこうなったら、やけくそだ。
「れ、レイン…その..良かったら俺と付き合ってくれない…か?」
ほらみろ。レインは状況を把握していない。
「…もちろん」
!?レインは大粒の涙をルビー色の目から零しながら顔を赤く染めていた。
 
[やったな!]
[おめでとおおおお]
ラピスとロストは俺らの交際を祝ってくれて…いた。
 
こんな最高な日はないだろう。
たまにはいいこともあるもんだ

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