神王のスローライフまで

グランアース

第3章第12話  魔王討伐4



「おーい、蓮斗!」

「おっ!龍一...... ってやっぱりそっちに女子が行ってたかー。」

「ああ、何でも俺が華楓と良い雰囲気だから襲って来ないだろうとか、俺のパーティー女子が圧倒的に多いとかで。」

「ははっ!そりゃそうか。なんなら俺も...... 」
「蓮斗、そこまでにしろよ。」

「わかってるってが陸斗。」

会話では出てないが、浅川も何の怪我も無さそうだ。
やはり、男子のパーティーは蓮斗達の方にいたようだな。

「ところで、龍一。お前なんでここに来たんだ。」

「そんなの、魔王討伐するためにな。」

「はあっ?!おまっ、今から行くってことか?」

「ああ、ただな、魔王がいる場所ってどうも王城ってぽいんだよな。」

「まさにテンプレだな。というか、マリ」
「はいっ!ストップ!(ガンっ!)」

うっわー、ぜってぇーいたい。

「いってー!お前、浅川何すんだよ。」

「この世界で、ゲームを持ってこない!いい!?」

「わかったよ。別に、ゲームの話ぐらいしていいだろ?」

「ムッ!そうだけど。この世界にない言葉は他の人がわからないからね!」

「ね!って何が言いたいんだよ...... 」

「ああっ!もう良い!」

あっ!怒って帰ってった。

「ったく。何が言いたいんだよあいつは...... 」

「ははっ、取り敢えず話を戻すぞ。魔王が王城にいると思うからそこに一気に乗り込んで制圧するんだが、他の奴に聞いてくれないか?」

「俺のパーティーと男子にか?」

「ああ、俺のパーティーと女子には話してるから。」

「わかった。ちょっと待ってくれ。」


取り敢えず、魔王討伐をするとして。
俺は、魔王討伐に参加しても最後の止めは蓮斗にしてもらわないとな。
何の為の勇者かが、わからないからな。

まあ、全員がやられかけたら俺が倒さないといけないだろうがな。
けど、そんなことにはならないだろう。
田辺みたいに、強化魔法特化の奴もいるみたいだし。


「りゅーうくん!」

華楓が、なにか言いたげにやって来た。

「今回りゅうくんは、魔王を倒すの?」

ああっ、そういうことか。

「いや、倒さない。俺は、魔王討伐じゃなくて邪神討伐だからな。」

「ふーん。でも、危なくなったら助けてくれるよね?」

「まあな。」

「...... りゅうくん、できれば危なくなっても助けてほしくないな。でも、本当に危なくなったら助けてね。じゃあね!」

「えっ?っておい!」

華楓は、すぐにリル達の方に向かっていった。

魔王討伐だから、気合いが入ってるかもしれないが、どうしてこんな言葉を俺に話す?

































昨日出せなくてすみません。

もしかしたら、もう一個出すかもしれません。



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