神王のスローライフまで

グランアース

第3章第3話   この世界の成人年齢


題名に第何話とつけるように変更しました。

それと、昨日はずっと編集してました。すみません。






「龍一様!ご無事でしたか!」

えっ!カレン皇女様か?

「どこもケガをしていませんよね?」
と、言いながら体の隅々までペタペタと、さわってきた。

あっあれぇー?
カレン皇女様ってもっとお嬢様感が出てなかったっけ?
今のカレン皇女様は、なんか大切に思っている人にたいしての対応だよな。

「あ、あの~カレン皇女様?」

「はいっ!なんでしょうか?」

「お、じゃなくて、私は大丈夫ですよ?」

「ほんとですか?」

と、上目遣いをしてきた。
不覚にもドキッてしまった。

だけど、顔が近いからある臭いに気づいた。
そう、カレン皇女様。アルコールの臭いがする!

酔ってるのか、カレン皇女様は。

「ああ、大丈夫です。それよりも、カレン皇女様何か、お飲みになられましたか?」

「ん~?少しだけ~?」

あっ!完全に酔ってる。
というか、カレン皇女様ってアルコール弱いんだ。めっちゃ性格が変わってないか。二回しか、あってない俺に対して。

いや、自分を助けてくれるっていうのを予知してるからだとしてもな。


ただ、後ろから遅れて

「カレン皇女殿下!いけませんよ会議中なんですから。」

と、多分初めて会う人だけど多分カレン皇女様の連れだろ。

「えーー。龍一様が帰って来たんですよ。心配じゃないんですか?」

「そうだとしてもですけど、あなた様は皇女殿下でしょう?」

「そうだけど~。」

「あっ!もしかして、お酒か何かお飲みになられましたね!」

「ぎ、ギクッ!」

ギクッって言う人初めて見たよ。

「やっぱりですか。ほら、部屋に戻りますよ!」

「あー、止めてー!もう少しだけ~。」

「だめです!」

ありゃりゃ、部屋に連れてかれたよ。






「...... なんか、私空気になってないか?」

と、レオナード王太子が

「いえ。」















次の日に、カレン皇女様は、俺達の部屋にやって来た。


「すみませんですわ。き、昨日は見られたくない素性を見られましたわ...... 」

と、カレン皇女様は謝ってきた。

「もしかして、昨日の状態は...... 」

「お、お酒に酔ってしまって...... 」

あーうん、昨日予想していた通りだったな。

「私、お酒にとても弱いのですわ。しかも飲んでしまうと、性格がとても心配性になるんですわ。」

「じゃあ、なんで飲んでたんだよ!?」

「き、昨日はちょっと心配してしまってお酒に頼ろうと...... そ、そしたら龍一殿が帰ってきたのですわ。」

で、昨日の一面になるのか。

「ま、まあ俺は、今日ちょっとこの場所から出ていくし。」

「そ、そうでしたか。無事を祈ってますわ。」

そういって、部屋から出ていった。


「あの人、お酒にめちゃくちゃ弱そうですね。」

「そうだな。そういえば、リルはどうなんだ?」

「わ、私ですか?............ まだ、飲んだことがないのでちょっとわかりません。」

「あれ?そういえば、リルって」
「ストーップ。りゅうくん、女の子に年齢聞いたらだめでしょ。」

いや、だって聞いてなかったし。
というか、この世界の成人って何歳なんだ?

「じゃあ、この世界の成人って何歳なんだ?」

「じゅ、十七歳です。」

「「えっ!俺(私)成人してるじゃん!」」

「あれ?てことは、リルって年下?」

「そうだと思います。」

「えぇー!まじか、まさかとは思ったけど本当に年下だったとはな...... 」

「リルちゃんって、私の年下なんだ。」

「ま、まさか年上なんて思ってませんでした。」

まじかよ。
ほんと、同い年だと思った

「あっ!そういえば、時間やばくないか!?」

「「あっ!」」

「い、急ぐぞ!」

「まっ、待ってよ~。」

「もう少し遅く走ってくださーい」




























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