神王のスローライフまで

グランアース

第二章第29話    奪還作戦10



ようやく、この題名とヘルステイン王国編が終わるかな?
長かったな。結局なんやかんや、長くなったけどようやくまとまった。

今回は多分今までで一番長いです。
それでは、どうぞ。













「俺達に続け!」

と、吉之元が叫ぶ

「勇者パーティーに続くぞ!」

それに会わせて、部隊長も叫ぶ

「「「「「おおおお!!!!」」」」」

それに続いて、クラスメイトと連合軍が叫ぶ

そして、攻防戦が開始した。



急に市街地から出てきた敵に驚き敵部隊は混乱している。
また、市民が暴動を起こして敵の衛兵所や兵士駐屯所に押し掛けている。

学代である吉之元が率いる、クラスメイトと勇者護衛隊として出てきた部隊は敵の王城を包囲する部隊だ。

ただ、味方の増援が来るまでに耐えてないといけない。

重要な役割だが、俺達もかなり重要な役割だ。

俺達のパーティーは、壁にいる敵の部隊を倒すことと城門を開放することだ。

この作戦についてきてるメンバーは俺のパーティー(リル、ラルも来ている)と蓮斗達のパーティーだ。


「急ぐぞ!」


「何奴!」

敵兵が出てきた。
だが、それを簡単に華楓がファイヤーボールで燃やした。

「もうすっかりなれてしまったな。」


「慣れてしまってる自分が怖いよ、りゅうくん。」


と、震える華楓。

「大丈夫、俺もなれてしまったよ。だけど、この世界は殺らないと、やられてしまうからもうとっくに、覚悟は、できてるだろっ!」

といいながらも敵を切り伏せる

「そうだね。今さら怖がっても仕方ないしね。」


そう言ってまた、敵兵を倒し始めた。


というか華楓、あれ俺にかまってほしかったのかな?
震え方も微妙だったし。


「後少しだ。俺達は、蓮斗達のパーティーを護衛する。蓮斗達は急いで城門を開けてくれ。その後、急いで城壁に登って敵兵を倒す。」


「「「「「「了解!」」」」」」



















一方その頃、クラスメイト達と連合軍は


「伝令!
勇者パーティーと共に敵王城を包囲しました。また、別動隊が城門を開放しました。後少しで味方部隊が到着する予定です」


「よし、合図を送れ。そして太鼓を鳴らせ!」


『ドン、ドン、ドン』


「後少しだ!後少しだけ耐えれば味方部隊が到着するぞ!それまで持ちこたえろ!」


「「「「「おおおお!」」」」」


ちなみに太鼓を鳴らすのは、進めや退却などに使われたそうで、元々アメリカ合衆国の南北戦争の時にも使われていたそうだ。


「「俺(私)達も頑張るぞ(ろう)!」」


「「「「「おうっ(うんっ)!」」」」」


何とも、頼りになる学代である。




















ちっ!ついに来てしまったか。
このあとはどうすればいいんだ!


「おいっ!いないのか?!いてもいなくても返事しろ!」


「陛下!城門も突破されたなか、王城の城門も突破されました!」


「ちっ!どうすれば」


「陛下!ご命令を!」

返事しろ!

「あらあら、大変ですわね♪」


「あっ!今、出てきやがったか。まあ、良い。今すぐ私を助けろ!」


「あらあら、お困りのようですね。だけどもう貴方には用はないのです。今までありがとうございました。」


「ど、どういうことだ!?」


まて、何か嫌な予感がする


「そのままの意味ですよ?もう、貴方は必要ありません。ただ、あのときの謎の光には驚きましたが」


「なっ!.................. 」


「ふふふ!それではごきげんよう」

もう、どうすることも出来ないのか...... 



このあと、王城に入ってきた部隊に第3王子もといルステン王国国王は打たれた。


ルステン王国は、かなり短い間の国だった。
























ルステン王国が降伏した後の話で、ある報告を受ける


「ありがとうございました。おかげでヘルステイン王国が元の領地を取り戻せました。」

と、ヘルステイン王国側の将軍が話す

「いえいえ、これから我らラリティア王国と共に協力して発展していきましょう。」

と、ラリティア王国側の将軍が話す

「よろしくお願いいたします。」


二人は、熱い握手をする。

現代だと、国と国のトップが握手をしたときに起きるフラッシュ位のものだろう。


こうして、神王帝国    とヘルステイン王国は以後一番の親国どうしになる。


「伝令!伝令!」


急に、伝令兵が走って来た

「何事だ!」


「申し訳ございません。ただ、早急の事件が起きました。ラリティア王国が憤怒の魔王     によって滅亡仕掛けています。」


「「な、なんだと!」」


「えっ!お父様...... 」

「どうなるんだ。俺達......」

「ま、魔王が出てきた?嘘だろ。俺達はまだ弱いのに。」

「............ 」

クラスメイト達は口々に言う。
最初と最後はリルと俺だ。


「現状は?」


「はっ!ラリティア王国国王陛下は憤怒の魔王討伐に出陣しましたが...... 」


「なっ!陛下...... 」

「お、お父様.................うっ、ひぐっ、お、おどうざんーーー。」

泣きながら、リルは俺に抱きついてきた。
それを俺は、優しく抱き締めた。


「第1王子のレオナード殿下は?」


「王国軍と近衛騎士団と共に逃げて存命しております。ただ、かなり重症を負っていて早急に治療する必要があります。ただ、今現在は治療も終了していることでしょう。王妃様、第1王女、第3王女も生きておられます。」


よかった、他の人も生きていたか。特にリルのお母さんが生きていたのがよかった。


「これより、王国軍と近衛騎士団と合流して王都奪還戦を始める。何、恐れることはない!何せ我らは、神の使徒の勇者がついている。ゆくぞ!」


「「「「「オオオオオ!!!!!」」」」」









































ヘルステイン王国編完結

次回、王都奪還戦、憤怒の魔王討伐戦










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