神王のスローライフまで
第二章第27話 奪還作戦8
ってなことで、今日は移動である。
明日には、ルステン王国の首都につく予定だ。
「じーーーー...... 」
な、なんか、めっちゃ見られてるんだけど。おもに、クラスメイトに。
「りゅ、りゅうくん。なんか凄い視線を感じるんだけど?」
「ほら、あそこでクラスメイトの何人かがじーーーーって見てる。」
「あっ!ほんとだね。
もしかして、二人の関係がばれたのかな?」
「元々、俺達二人だったパーティーだったからな。疑念を持たれてもおかしくはないと思うよ。」
「そっか、うーん。もうちょっと、私達のパーティーの秘密にしたかったね?」
「まあ、仕方ないなあー。もう、率直に聞かれたら素直に教えようか。」
「そうだね。」
昨日、あの後こっぴどくしかられました。
まあ、こんな場所で説明できないから帰ってからだと伝えたが、華楓とリルは少し切れてました。
だって仕方ないじゃん。
俺が神王だって説明したらダメなんだから。
まあ、そんなことがあった。
多分、公開したら国王にされるんだろうな。
それよりも、キアラが全く反応しないな。
なんでだろう?
おーい、キアラ。
反応しろー
ー..................ー
かなり前からこうだよな。
本当にどうしたんだろ?
「反応しないの?キアラちゃん」
「ああ、ここ最近な。」
「どうしたんだろうね?」
「ホントにな。」
ちなみに、リルは会議に参加している。
第三王女だからって頑張りすぎじゃないだろうか?
まぁ移動の時は一緒にいるが。
今日の移動で敵が奇襲してくる可能性があるからと警戒していたが、来たのはたったの一回だけでこの軍の最高位を暗殺に来たのだか失敗していた。
いくら少人数だからと言って精鋭部隊の集まりだから誰も死んでしまうことなく奇襲を防いだ。
ただ俺達には、敵の奇襲よりもクラスメイトの監視の方がとても気になって仕方がなかった。
ただでさえシステムアシストが使えないのだから完全に精神的に参っている。
朝も夜もずっと監視されていたからだが、監視っていう言葉が正しくないようにも思えてきた。
むしろ、興味?が近いのかもしれない。
まあ、夜も同じ部屋で一緒に寝ていたからすっかりとバレているかもしれないが。
明日は早いので、早くに寝ようかな。
「なっ!あいつら一緒に寝床に入って行ったぞ」
「ほんとだ!二人共もう、関係を持ったのかな?」
「取り敢えずこの事は持ち帰ってクラスメイトの会議で話そう」
「ええ、そうわね。」
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