異世界を楽しみたい転生者
第72話少年期[63]やっぱ見てるだけってのは男らしくないよな
午後の部のオークションが始まってから一時間ぐらいがたったが、まだミーユの友達は出ていないみたいだ。
ちなみにいままで紹介されてきた奴隷達は、オークションに出るだけあって珍しい種族や有能な人物が多い。
エルフに獣人、ドワーフ、小人族色んな種類の人種がいたな。
獣人にしても狼人族に犬人族や虎人族とかいろいろあったな。
そしてついにミーユが探していた友達が現れた。
身長は百七十ぐらいかな。
髪はショートカットで黒色。
顔はミーユと似た感じで凛々しいといった感じだ。これからどんな奴の奴隷になるのかわからないのに、その凛々しさは一切崩れていない様子だった。
「さ~続きましては元Aランクの冒険者。
アレナだ~~~!!!
わずか五年あまりでAランクとなったとんでもない才能と努力をあわせ持つ冒険者だ!!!!
金貨二百枚からスタートです!!!」
そこから一分ぐらいはいろいろな貴族や商人達が値段をつり上げていき、六百枚になったところで
ミーユが一千枚までつり上げた。
一気に四百枚も上がったんだ。これで終わりだなと思っていたら、さっき俺とミーユを見ていた豚貴族が一千百枚に上げてきた。
そこから二分程小競り合いが続き枚数は二千枚にまで上った。
あの豚貴族・・・あのアレナっていう女の人が欲しいんじゃなくてミーユの家の交渉材料として手に入れようとしてるな。
ミーユの方を嫌らしいというか欲にまみれた目で見ているし。
そこで一回小競り合いが止まってしまった。
どうやらミーユの資金が金貨二千枚まではなかったみたいだ。
ミーユはとても悔しそうな顔をしている。
ミーユもあの豚貴族がしようとしていることに気が付いてるんだろう。
豚貴族は相変わらずこちらを汚い嫌らしい目で見ている。
なんかな・・・・・・別にミーユとまだ知り合ったばかりだし、助ける義理はないんだけどこのままみてるだけってのもな・・・。
そうだよな。俺がこんな大金持っていても仕方ないんだし、ここはいっちょ男を見せるか!!!
「二千五百」
「おおっとここでプラス五百枚だ~~~!!!
もう上げる人はいませんか!?」
ミーユが驚いた顔でこちらを見てきた。
「ゼルート・・・・・・。何故・・・・・・」
「勘違いしないでくださいよ。ここであなたに恩を売っておいたら、今後のためになるかなと思ったからですよ」
「・・・・・・ふっ、そうか」
この返しかた。絶対にバレてるよな?
あ~だめだ。恥ずかしさで顔から火が出そうだ。
ヘタにカッコつけるものじゃないな。
「ちっ、三千だ!!!」
「五千!!!」
「ぬうううう!!! ろ、六千五百だ!!!」
ちっ、しつこいんだよ!!!
「一万!!!」
「く、ぬうううう。くそっ!!!!」
「一万枚が出ました!!! 他にはいませんか!? いないようなら元Aランク冒険者アレナ一枚で落札だ~~~~!!!!」
取り合えずはミーユに恩を売れたし良しとするか。
ところで奴隷の主って交換出来たんだっけ?
ちなみにいままで紹介されてきた奴隷達は、オークションに出るだけあって珍しい種族や有能な人物が多い。
エルフに獣人、ドワーフ、小人族色んな種類の人種がいたな。
獣人にしても狼人族に犬人族や虎人族とかいろいろあったな。
そしてついにミーユが探していた友達が現れた。
身長は百七十ぐらいかな。
髪はショートカットで黒色。
顔はミーユと似た感じで凛々しいといった感じだ。これからどんな奴の奴隷になるのかわからないのに、その凛々しさは一切崩れていない様子だった。
「さ~続きましては元Aランクの冒険者。
アレナだ~~~!!!
わずか五年あまりでAランクとなったとんでもない才能と努力をあわせ持つ冒険者だ!!!!
金貨二百枚からスタートです!!!」
そこから一分ぐらいはいろいろな貴族や商人達が値段をつり上げていき、六百枚になったところで
ミーユが一千枚までつり上げた。
一気に四百枚も上がったんだ。これで終わりだなと思っていたら、さっき俺とミーユを見ていた豚貴族が一千百枚に上げてきた。
そこから二分程小競り合いが続き枚数は二千枚にまで上った。
あの豚貴族・・・あのアレナっていう女の人が欲しいんじゃなくてミーユの家の交渉材料として手に入れようとしてるな。
ミーユの方を嫌らしいというか欲にまみれた目で見ているし。
そこで一回小競り合いが止まってしまった。
どうやらミーユの資金が金貨二千枚まではなかったみたいだ。
ミーユはとても悔しそうな顔をしている。
ミーユもあの豚貴族がしようとしていることに気が付いてるんだろう。
豚貴族は相変わらずこちらを汚い嫌らしい目で見ている。
なんかな・・・・・・別にミーユとまだ知り合ったばかりだし、助ける義理はないんだけどこのままみてるだけってのもな・・・。
そうだよな。俺がこんな大金持っていても仕方ないんだし、ここはいっちょ男を見せるか!!!
「二千五百」
「おおっとここでプラス五百枚だ~~~!!!
もう上げる人はいませんか!?」
ミーユが驚いた顔でこちらを見てきた。
「ゼルート・・・・・・。何故・・・・・・」
「勘違いしないでくださいよ。ここであなたに恩を売っておいたら、今後のためになるかなと思ったからですよ」
「・・・・・・ふっ、そうか」
この返しかた。絶対にバレてるよな?
あ~だめだ。恥ずかしさで顔から火が出そうだ。
ヘタにカッコつけるものじゃないな。
「ちっ、三千だ!!!」
「五千!!!」
「ぬうううう!!! ろ、六千五百だ!!!」
ちっ、しつこいんだよ!!!
「一万!!!」
「く、ぬうううう。くそっ!!!!」
「一万枚が出ました!!! 他にはいませんか!? いないようなら元Aランク冒険者アレナ一枚で落札だ~~~~!!!!」
取り合えずはミーユに恩を売れたし良しとするか。
ところで奴隷の主って交換出来たんだっけ?
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