俺の高校生活がラブコメ的な状況になっている件
第43話 滴る女はモテる!【前編】
ユキと一緒に暮らすことになってから翌日のことである。
ユキは俺たちと同じ求人部に入ることになった。
なぜ急に入ることになったのかはなんとなく分かった。
六花が無理矢理入部させたのだろう。
前から『部員増えないかなぁ〜』って言いながら悩んでたし。
それはそうと、放課後。
俺と美月、愛、そして強制入部させられたであろうユキは第二グラウンドに呼び出されていた。
「なぁ、なんで今では空き地と化して生徒や先生たちまであまり立ち入らない第二グラウンドに呼んだか知ってるか?」
俺はそうみんなに聞くと、それぞれ首を横に降った。
「体操服っていうのもなんか変だよね?」
たしかに。
美月が言うように俺たちは全員体操服で来いと言われていた。
いったいここで何をやるのか、今の状況を見てもさっぱり分からない。
「お待たせ〜」
俺たちが何をするか考えている時だった。
武道館側から一人の美少女が小走りでやって来た。
その美少女は言うまでもない六花である。
そして、六花もこれまた体操服。
両手には…………水の入ったバケツ?
「おい、六花。これから何をすんだよ」
俺は抗議の意味も込めて、少し強い口調で言った。
すると、六花は俺の少し強い口調は気にもせず、ニコニコしながら言い放った。
「今から皆さんには冷たーい水を頭から被ってもらいます」
何を言ってらっしゃるのかまったく分からなかった。
――ついに壊れたか?
それは俺以外のみんなも同じ気持ちらしく、口をポカーンと開けたまま固まっていた。
ユキは俺たちと同じ求人部に入ることになった。
なぜ急に入ることになったのかはなんとなく分かった。
六花が無理矢理入部させたのだろう。
前から『部員増えないかなぁ〜』って言いながら悩んでたし。
それはそうと、放課後。
俺と美月、愛、そして強制入部させられたであろうユキは第二グラウンドに呼び出されていた。
「なぁ、なんで今では空き地と化して生徒や先生たちまであまり立ち入らない第二グラウンドに呼んだか知ってるか?」
俺はそうみんなに聞くと、それぞれ首を横に降った。
「体操服っていうのもなんか変だよね?」
たしかに。
美月が言うように俺たちは全員体操服で来いと言われていた。
いったいここで何をやるのか、今の状況を見てもさっぱり分からない。
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すると、六花は俺の少し強い口調は気にもせず、ニコニコしながら言い放った。
「今から皆さんには冷たーい水を頭から被ってもらいます」
何を言ってらっしゃるのかまったく分からなかった。
――ついに壊れたか?
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