閃光のクローバー

ちのp

仲間達3

菅原の後について行ってしばらく経った頃、前方に何やらクローバーのマークがついた建物が見えた。

「ここだよ。」と菅原は言った。

「このクローバーのマークはなんなんだ?」と俺は聞く。

「ああ、これかい?僕たちもまだ建物の正確な場所までは覚えてないからね。目印みたいなものだよ。」

成る程、と思いながら、俺は、(菅原はここに来るまで迷ってる様子はなかったし、他の人用かな?)なんて考える。

「入ろう。」と菅原が言ったので、俺は
「ああ。」と、答えて菅原についていく。

しばらく歩いていると、「そう言えば、名前を聞いてなかったね。キミの名前は?」

そう言えば名前言ってなかったな、と思いながら「神明睦月だ。よろしくな。」と言っておく。

「分かった。睦月くんだね。」菅原はそう答えると、「ここだよ。」と言って中に入っていく。すると、「優也ー。その人誰ー?」と聞こえてきた。そこには、自分と同じ高校生くらいの女子が立っていた。

「ああ。莉里。新しいNo.持ちだよ。」と
菅原は答える。

「へー。何番何番?!」

「まあまあ慌てないで。先に自分たちの自己紹介から。」

「オッケー!じゃあまず私からね!私は姫川莉里(ひめかわりり)よ。ちなみにNo.6番。能力は「跳躍」よ。」

跳躍ってのは、ジャンプ力が上がるとか、そういう事か?と思いながら待っていると、菅原が説明を始めたのだった。

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