ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第44話少女の1日

今日もまた、何気ない...。
今日もまた、教室はいつものように
いろんな声や話で満ち溢れている


そんな私生活で、極度の嫌がらせってのが必ずしもある
例えば、『あの気に入らない』って言う理由だけで特定にターゲット付けて
その子を集中的に虐めたり、除け者にしたりと様々だ。


現状、今私は...それに直面してる
酷く書かれた、机の脅迫...
周りにいる人は、それを見て知らん振り。白目を向くように、明らか様な孤立した世界を作った...いや、一つの世界があれば、私だけが切り抜かれた感じだ。


こんなことを毎日、流石に忍耐に来るものがある。
数ヶ月に渡り、耐え忍んだこの爆発しそうな強い、強い、何かが吹き出そうになりそれを自我で抑える
平常心にいられるほど、人は多彩ではない...。


少女は、落書きした奴らの表情をちらっと見る
かなり歓楽的な眼差しと、いかにも人の不吉な表情を嘲笑うような空笑い
それが数人のグループで、似たような感じでする
少女は、呆れた顔で今日も教室に踏み入ることなく欠席する旨を先生に伝えたがーー


『あのなぁ、お前なんで来て帰るのかわかんねぇんだけど』
『理由くらい知ってるんじゃないのですか?』
『まぁ、分かるけどな...なんだ?あぁゆう事する奴ら、成績優秀だろ?ほかの先生から大目に見るようにって言われてんだよ...ここだけの話』
『成績優秀だからって、あれが許されるなら...なんでもしてもいいって事ですよね?』
『言いたくないけど、その通りだ。何せ親が...モンペアだからな。』
『そこを、何とかなりませんか?私何時まで耐えれば...。』
『したいけど、素材があればな...。アレだけだと、証拠が足りない。もう少しヤバめのがあればな、退学に出来るんだが...』
『いつもそればっかじゃないですか』
『うっ...痛いとこつくなぁ...』
『私、早退しますけど...またしばらく来ません』
『了解、出席日数は俺の方で何とかするからな。さっさと帰れよ』


深く頭を下げて、少女は廊下を走り
生徒玄関で靴を履き替えて学校を立ち去って行った。
その後ろ姿を、廊下の窓越しで眺めながらふとその先生は言う


『中学の時、成績首席で独走していた子に見えないな...。』


少女は、自宅に戻りベットの上にねっ転んだ。
片手には、PHPという小型携帯ゲーム機を手に取り少々退屈そうに眺める


少女がARに入るきっかけとなった
理由は、現実で今起きてる事とこのゲーム機のソフトだ
PHPモデル型は、3500型。
数年前までは、大人気で流行していた
だが、今は...PHiftoと呼ばれる
最新型小型ゲーム機が、大流行している。けれど、今は拡張機や仮想空間にフルダイブするハザード機が普通に売られている時代なので...今時こんなゲーム機は流行らなくて中古店等では
最高で5000で最低は500円と破格な値段で販売かれている。


では何故?っと言う疑問がある
理由は簡単で少女には、ある三原則が設けている


一つ目は、色んなゲームで遊ぶ
二つ目は、常に長時間
三つ目は、新旧に囚われない


そう、重要なことは三つ目だ。
常に新しければ、より立体に近づく
だが、たまにレトロチックと立体のあいだな狭間な空間...。それが2D技術が入った中間地点のPHPだった
ゲーマーなら分かるであろう、古いゲーム機には...すんばらしいぐらいのクソゲーと積みゲーがあると言う事を忘れてはいけないのだ


そんな中でも、少女がやり込んでいたのは...パンハン。
パンツを履いたモンスターをハンティングしていく謎に満ちたゲームだ
そこでの、カンナーは...ゲーム要素ぶっ壊しの高火力とアクションを兼ね持つアバターで...普通ならば至近距離キャラが優遇なのだが、このパンハンはガンナーだけ色々できちゃう系でそこで惹かれた様だ。


ゲームは最終局面、パンツを履いたモンスターは『パンツ』を呼んだ
普通なら、仲間を呼ぶ行動だが...。


『『パンツ』は見捨てられたようだ』
っと画面に表示された
エンカウント中だが、向こうの敵は『パンツ』以外の行動を起こさない
当然、少女ガンナーは容赦ない追撃で
仕留める。


まぁ、軽くひとひねりができる


だが、結局...これにもあの様な臨場感がない。
自分が満たされる、爽快な銃弾と音を跳ねる空薬莢の音ーー
そして、紛れもなく...ストレスを解放できる。


耐え難い、あの場所を思えば思うほど踏み入りたくなる...ARO
少女は、再び手に取る拡張するメガネを耳にかけて、ゆっくりと体を起こしながら少女は言うーー


『ゲートオープン・スタート!!』


歩けば、自分の体に巻き付くようにその姿を変えてゆくアバター
一つ青く光らせるライフルを背に背負い、黒と白いラインを走らせた袖と短めのスカートと太ももに各装着物とブーツ...頭には黒いサングラスをつけてそれを服襟の胸のあいだに引っ掛けて青い瞳で自宅のドアノブを引き下ろしたーー

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