俺は5人の勇者の産みの親!!
第50話 新世界より
外から轟音が聞こえる。
バリン、バリンと結界が割れる音と共に魔獣の咆哮がピンク色の空間に響いた。
カノンにそれが聞こえると、彼女は俺の頰に手を当てる。
「……何が起きてるの? リュート?」
俺は彼女の悲しげな表情を見つめると、心の中がさらに騒つく。
もう、あの可愛い笑顔は見られない。
もう、この子に触れてはいられない。
「魔王軍が攻めてきた。『ワールド』ってやつが世界をまるごと変えたんだと」
「わ、ワールドが来たの?! 全然気配を感じられなかった……」
カノンは泣き目になりながら俺を見つめる。
そう、カノンもワールドってやつの恐ろしさを知っていた。
それほど危険な相手なのだ。
「……だから、カノンは自分の世界に帰ってくれ。俺はもうお前に腹いっぱい飲ませたんだ。きっと妊娠するさ」
俺はカノンのふわふわの髪を撫でながら、匂いを嗅ぐ。
あの時のシャンプーの香りだ。
優しい感じがする、俺はこの匂いだけで彼女のすべてのことを思い出す。
一緒のベッドで寝てたな、カノン、俺の手を握りながら寝息かいてたっけ。
俺が呪いにかかった時、はじめてのディープキス、めっちゃくちゃエロかったな。
カノンを抱いた時、シャンプーの香りと女の子のエッチな香りが同時に鼻に入って来たな。
カノンの香りだ、カノンの……!
「嫌だよ、リュートと一緒がいいよぉ……!」
カノンはついに涙を流す。
悲しみの涙だ、彼女はポロポロと頰に伝う雫を顎の方に流して行く。
「……俺は異世界に行けないんだよな? 重力の魔法はかけられないのか?」
「……うん。他人には2つまでしか純粋な効力の魔法はかけられない。3つ以上かけると効力が急激に薄くなるの。向こうの世界では他にも空気や温度や存在する食べ物がこっちの世界みたいに誰でも食べるわけじゃない。仮に重力魔法だけをかけても呼吸できないし、私たちの世界の空気にもきっと耐えられない」
俺は少しだけ期待していた魔法の効果の現実を知って、絶望した。
もう俺には本当に逃げ道はなかった。
それが確定した瞬間、心の底から恐怖した。
「あ、あぁ……」
「リュートぉ……!」
命が潰ついえるまで残り何分なんだ?
怖い、怖いよ。
カノンと一緒にいられなくなるなんて。
すると、カノンは俺の胸に手を当てて、少し力を込める。
「……方法なら、あるよ」
カノンはそう言うと、その手を自分の胸に当てる。
すると、カノンの体は光り出す。
「な、なんだ?!」
辺り一面に迸るような熱戦を浴びながら、カノンの胸から一つの宝石の塊が飛び出す。
「……これはね、私の王家に伝わる最高神から受け継がれて来た心臓。『ラビリティカの心臓』。お父様から人前では出してはならないって言われてたけど、リュートならいいよ」
カノンはそれを俺の前に差し出す。
その綺麗な水晶の塊の中に心臓が鼓動しているのが見える。
「この心臓って……カノンのモノか?」
そう尋ねると、彼女はコクリと縦に頷く。
「輪唱石って言うの、この宝石。私の心臓は神様の心臓を動かすためのアイテムに過ぎない」
光り輝く輪唱石は、俺の前でクルクルと回りながら微笑みかけた。
辺りを一瞬で青色の世界にすると、俺はそのあまりの美しさに手を伸ばしかけた。
これが、カノンの心臓……!
「……これを使えば、きっとこの世界を救えるわ……!」
「本当か?! これでみんな救えるのか?!」
俺はあまりにも強く差し込んだ光に群がる虫のようにカノンの心臓を見つめる。
が、カノンはあまり嬉しそうにはしなかった。
「ど、どうしたんだよカノン」
カノンは下げた顔を上げると、胸に輪唱石を仕舞って俺を強く抱きしめる。
ふんわりした胸の膨らみが俺の体に当たると生々しい音が鳴る。
ペチュっ。
突起が俺の素肌に当たって気持ちいい。
「……禁忌魔法の発動。私たちの王家の歴史に深く刻まれた負の魔法の発動。それさえ行えばきっと世界は救える……!」
カノンは俺の後ろから語りかける。
ブルブルと震えるカノン。
俺はどうして震えながらこのことを伝えたのかなんとなく理解した。
「……! その魔法には代償があるのか?!」
「うん……」
カノンはもう一度顔を前に出すと、俺に笑いかけた。
「代償はね、運命。最高神のラビリティカの信頼を裏切る、つまり加護を捨て去る代わりに好きな時間に遡る魔法なの。加護を捨てる、私は究極の不運になるってこと。お父様が言ってたわ、この魔法を使えばすぐにでも不慮の事故にあったり突然発火したりするから絶対に使うなって……!」
そ、そんな……!!
俺はその言葉にも絶望したのだ。
魔法を使わなければ俺は死ぬ。
でも、魔法を使えばカノンは死ぬ。
その言葉だけで、俺はもう一度カノンをまださらに強く抱きしめたくなった。
……もう、確実にカノンとは一緒にいられないと言うのか……!
手が震える。
カノンは下を向きながら泣くだけだ。
彼女のお腹には俺の子供汁を大量にぶち込んでやったんだ、自分の世界に帰ればいい!
そうだ、最初からこうなる予定だったのか。
これが、俺の運命……。
これが、俺たちの滅びの運命……!
「……使うわ、この魔法を」
カノンはそう呟くと、俺の体をなぞる。
俺はその言葉を聞くと、カノンの肩を掴んで言い聞かせる。
「だめだ! カノンだけでも救われるべきだ! カノンはきっと勇者を産める! だから、その勇者に俺たちの無念を晴らして貰えればそれでいい! 俺が発動を許さない!」
カノンの心臓を一つ潰す代わりに全てを変えるだなんて、俺には許せない。
「……私たちがこの次元に来なければ誰も死なずに済んだ……! だから、これは私たち王女の贖罪なの。だから、お願い……私に罪を償わせて?」
「だめだ、だめだ! カノンが死ぬなんて嫌だよ! 絶対に許さない、カノンが贖罪することこそ俺にとっては罪だと思う! この世界にいる以上、贖罪する相手は俺だ! だから、頼むから自分の世界に帰ってくれ……!」
カノンはそれでも笑いながら首を傾ける。
「いいや、私はこの世界を救う。初めからそう言う運命だったんだよ、リュート」
カノンはそう言いながらサラサラと涙を流す。
俺はその姿をみるだけで涙が止まらなかった。
切なすぎるカノンの心。
それを心の奥で感じる。
そう、まだ感情のリンクは生きていた。
大好きだよ、大好きだよって。
……本当は死にたくないはずなのに……!
「ねぇ、リュート、キスしたい」
「聞かなくても、するつもりだっての」
俺は目を瞑ったカノンの唇に俺の唇を持っていく。
おそらく人生最後のキスだ。
カノンの中を味わうべく奥の奥まで舌を入れる。
「んっ……。んんっ……!」
流れ来るカノンの唾液が俺の口の中に溢れると、それと交換するように俺も唾液をカノンに流し込む。
お互いの唾液を舌を介して共有するのだ。
これが幸せという以外にどのような感情で表せるのだろうか。
きっと、無理だ。
カノンとのこの時間はいつまででも幸せなんだ。
だからこそ俺は長い長い時間、カノンと繋がっているのだ。
幸せは共有してからこそ幸せなんだ。
……共有……?
俺は、カノンの唾液を飲み込んで、唇から離れる。
「なぁ、カノン! 運命の共有はできるか?!」
カノンは目を丸くする。
呆けたような顔を俺に見せると、急にパァっと明るい顔になる。
「で、できるよ! なるほど、リュートの考えてることがわかったわ!」
カノンはニコニコと笑うと、手を鳴らす。
「不運の共有だよ! お互い50%ずつ不幸を分け合うんだ! できるか?!」
「わからないけど、多分できるよ! あぁ、こんな手があっただなんで!」
カノンはすぐに俺の目の前に手のひらを翳すと、目がうっすら光り出す。
「ディレネタル・シェルトネルザ・アフェルトナロタン!!」
煌めく呪文は俺たち包み込み、キラキラと光りながら繋いだ。
「……これで、運命の共有ができたわ。その代わりに感情のリンクと記憶魔法を解いておいたわ」
「おぉ! なんだ、記憶が戻ってくるぞ!」
俺の中に何かが入ってくる!
無くしていた記憶だ!
カノンの家の中の扉、色とりどりの世界、そして奮い立つ肉棒たち!
「……カノン、こんなにディルド隠し持ってたのかよ」
「……その話はもういいの。ほら、そろそろ禁忌魔法を唱えるから、手を繋いで?」
もう一度胸の奥から心臓を取り出すと青い光がさらに美しい光り輝いた。
カノンは左手を差し出す。
柔らかそうなカノンの左手。
俺はそれを右手で取ると、ゆっくりと指を絡めていく。
バキ、バキバキバキ!
そろそろ本当に結界が壊れそうだ!
「急ごう、カノン!」
「わかってるわ! この魔法、使ったことないから緊張してるのよ!」
カノンは俺の右手をギュッと握る。
カノンは青い光を見つめると、それを上に上に掲げる。
そして、カノンはみるみる青い光に包まれていく!
「ウィルティメス・アトラトラティカ・スティフトネイラ・アトグラストメリア・カロメロトエニシアトクランネ...!」
目の前の空間が崩れて、赤い光が俺たちを包み込む!
結界が破られた!
「西の王女ぉ!」
禍々しいバケモノが俺たちの方を見つめると口元に魔力弾を込める!!!!
「こ、こいつがワールドか!」
俺はカノンの詠唱が終わらないことを確認すると、俺はカノンの指から離れて前に出ようとする!
カノンを殺されるわけにはいかない!
「うおおおおぉぉぉ!」
そして、カノンの手から離れる!
彼女は左手を伸ばしながら俺が行くのを見ていた。
死なせてたまるか、殺されてたまるか!
カノンを守るのは俺だ!
俺は拳を振り上げてワールドに向かっていく!
「我が世界にひと時の安息を許さぬわ! 滅べ、古き生命よ!」
ワールドは真っ黒い閃光を放ちながら俺らの方にビームを打ち出す!
『新世界より』!!!!!!
暁に照らされた光線は瞬時に俺たちの青い光を飲み込んでいく!
「絶対にさせねぇ! 壊させねぇ! 俺たちの運命は俺たちで決めるんだぁ!」
そして、俺は拳をワールドに伸ばした。
「チェーザレ・イン・ファルマクーザ」!!!!!!
俺の右手から閃光が打ち出され、ワールドに向けて飛んでいく!
「おいおい、リュート! 魔法も使えねぇお前がなんでこんな莫大な魔力持ってんだ!」
サリエリが俺の体から飛び出して来た!
「カノンとセックスした時から感じてた! 俺、多分めちゃくちゃ強くなってる!」
「ちげえよ、バカ! 俺が力を使わせてやってんだ! 魔力はお前のものだがな!」
体の外に出て来たサリエリは、砲台のように紫色の光線を打ち出す!
「そんなことはいいから、あいつの攻撃を阻止するぞ、サリエリ!」
「わかってるって、リュート! 俺に任せな!」
サリエリはさらに強い光を放つとワールドの黒い光を押し込んでいく!
「……サリエリ、貴様! 人間の体に身を隠していたとは、なんたる不浄なことよ! 其の者の力を借りて延命するなど、軍曹の貴様に許されたことではない!」
「うっせぇぞ! 俺はな、人間の美しさと儚さを知ったからこうしてコッチに着いたんだ! テメェもそろそろ過ちに気付きやがれっ!」
サリエリはワールドに向けてさらなる魔力を撃ち放つ。
「貴様ぁぁぁ!!」
ワールドも負けじとさらに強力な魔法を加えて撃ち放つ!
暁の光を集めながら二倍、三倍と膨れ上がっていく!
「我が世界の中では全て我がルールだ! 貴様の小さな世界では理解できぬほどに美しく残酷な世界! それが我が世界だ!」
サリエリの魔法がぶちぶちと悲鳴をあげながら崩れていく!
「……おい、西の王女! 詠唱はまだかぁ!」
「カノン! 早く! 早くっ!」
カノンは青い光に包まれながらも詠唱を続ける。
「……ストロナユタート・ペルテンセルドパーニャ・エイゲルソントマリエ……!」
カノンは自分の心臓の前に手を組むと、さらに強い光が彼女を包み込む!
「その光は、まさか貴様の王家に伝わる禁忌魔法か! その光、私が引き受けてくれる!」
ワールドはサリエリのビームを避けると、龍のような翼を羽ばたかせながら高速で飛んでいく!
「まずいっ! 西の王女!」
「カノンっ!!」
俺は飛びかかるワールドを止めるために体をワールドに差し出した……!!
大量の血が吹き出ると、ピンク色だった部屋だったところ一面に赤い体液を撒き散らす。
「ぐはぁぁぁ!」
ドロドロと垂れ流れる内臓は、部屋に落ちるとビチャリと音を立てる。
「リュートっ! テメェ無茶しやがって!」
ワールドを抑え込むサリエリの手は、カノンに接触するギリギリのところで動きを止めさせた。
「離せ、サリエリよ! 貴様、魔王様に全てを捧げると言っただろう! 裏切るのならばここで食い殺しても構わんのだぞ?!」
「知るかよ、俺はやりたいように生きるって決めた! 囚われてるテメェらとは違う! 俺はダンディに生きるていくんだよ、ボケ!」
「貴様ぁぁぁ!」
血が吹き荒れると、俺はだんだん意識が遠のいていく。
激痛で立っていられないほどなにもかも辛かった。
ただ、俺はそれでも倒れない。
なぜなら、後ろには彼女がいるから!
負けてられるか!
「カノンっ! 大好きだぁぁぁ!!!!!!」
ザパァァァ!!!!
俺の体が空に飛び散った瞬間、カノンが真下に見えた。
俺の下半身があんな所にある。
そっか、俺はもう……!
「その水晶は我が貰い受けてやる、覚悟しろ西の王女!」
ワールドはカノンに手を伸ばす、その瞬間!
「ウェルトネンドリケ・ラビリティカ!!!!!!」
青い光が部屋一面に広がると、ワールドはその光により全て吹き飛ぶ!
ラビリティカの加護の光は全ての邪悪を退けるのか……!!
「ぐぉぁぁぁ! 西の王女ォォォォ!」
そして、優しい光がちぎれた俺の体を包み込む。
不思議ともうなにも痛くない。
そうか、これが加護なのか。
ゆっくりと光が俺の体を溶かしていく。
……ねぇ、リュート、キスしたい。
優しい声が俺の耳に聞こえた気がした。
なんども言わせるなよな、俺はお前のことが好きなんだ。
もう、さよならなんて言わねぇよ。
また、会おうぜって……。
カノンは俺を包み込むと、唇に優しくキスをした。
「よく頑張ったね、リュート」
「……あぁ、俺にしてはよくやっただろ?」
「ううん、リュートはいつも私のヒーローだよ? いつだって私を助けてくれるカッコいい私のヒーロー」
「……好きだよ、カノン」
「私も大好き、リュート」
青い光が俺たちの運命を貪り始める。
でも、俺は運命を食われようが幸せのはずだ。
……だって、カノンと出会った時点で俺は誰よりも幸福なのだから。
……眠くなってきた。
また会えるよな?カノン……。
「お疲れ様。ゆっくり眠ってね?」
カノンは俺の目を瞑らせてくれた。
そうか、俺はもう一度目を開けばカノンにまた会えるのか。
良かった……!
今までありがとう、カノン……。
◆◆◆◆◆◆
私は目を開けた。
青い空、少しだけ散ってしまった桜。
私を包み込むのは春風。
全てが懐かしいあの日だ。
「おい、カノン。どうしたんだよ、鏡持ったまんま固まっちまって」
リュートは私の頭をポンと叩くと、そのまま前を過ぎて行ってしまう。
今はおそらくメロって子とリュートが別れてすぐの時間。
まだ時計は午後3時を指していた。
リュートはいつものぶっきら棒な動きで歩いていく。
傷はどこにもないし、記憶もないようだった。
……あの時のリュートじゃない……!
「リュート!!!!!!」
私は耐えきれなくなって、大きな声でリュートを呼び戻す。
「えっ?! なんだよ急に! びっくりしたぁ!」
リュートはこっちに振り返ると、目を丸くしながら驚く。
なにも知らないような顔をしてるリュートは私を心配そうに眺めた。
私は、なんだかリュートのことがどうしようもなく愛おしく思えた。
この世に1人しかいないリュート、1人しか愛せないリュート、1人しか愛してくれないリュート。
涙がこみ上げる。
私は、これからも彼に辛い思いをさせるの?
違うよね?
春風に靡かれて髪が揺れ動く。
暖かな陽射し。
雲一つない、美しい快晴。
桜舞い散る季節半ば、私はリュートに向かって語りかける。
私はそっと髪の毛をかき上げる。
そう、私は今すぐにでも伝えるんだ。
私は、檻の中に閉じこもった小鳥なんかじゃない!
飛び出すんだ、こんなところから!
王子様は目の前にいるんだ、迎えに行かなくては!
「ずっと未来から好きだよ、リュート」
リュートはこの言葉を聞くと、ふふっと笑う。
そしてリュートは私のところに歩いてきて、もう一度ポンと頭に手を乗せた。
「知ってるって、そんなこと。俺もずっとお前のことが好きだった」
そういうと、私の涙腺からさらに涙が溢れ出した。
リュートは優しく、強く私の事を包み込んでくれた。
あぁ、あのリュートは偽物なんかじゃなかった。
リュートだった、リュートだった!
「うわぁぁぁぁぁぁん!!!!」
私はあの時のように強く、強く抱きしめた。
そう、この世界は私とリュートの世界。
だって、私たちはもう運命共同体だから。
そういう新世界があってもいいよね?
◆◆◆◆◆◆
私の名前はカノン。
パッフェルベルのカノン。
幸せの白鳥、カノン。
私は、カノンという言葉は人生を意味してるって思う。
だって、輪唱は小さな音からサビにかけてどんどん音が大きくなっていく、
でも、終盤に近づくほど音は小さくなってしまう。
これって、まるで人生みたいじゃない?
でも、曲の終わりは『人生の終わり』じゃないと思う。
なぜなら、カノンのフィナーレは大きな音で締めくくられるから。
だって、人生最後がそんな風じゃおかしいでしょ?
だから、これは『これからもずっと続いていくよ』って事だと思う。
これからも幸せはずっと続いていくんだよ。
カノンは幸せな曲なんだ。
しかも、まだ主題は始まったばかり。
だから、これからもずっと、ずっと、ずぅっと一緒に居られるんだよ。
だから、リュートにお願いしたくなるの。
甘い甘い、私からのお願い。
「ねぇ、リュート、キスしたい」
第3章に続く。
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コメント
サンズ
恥ずかしいが正直言っていい?
リュートがワールドからカノンを守ってた辺りで泣いた
イルミナ
快晴シャリラさん第二章お疲れ様でした!とても面白かったです!破滅endじゃなくて良かったです!第三章もめちゃめちゃ楽しみにしてます!頑張ってください!
王一歩
河端のんちゃさん
お疲れ様です!
いつも楽しんで読んでいただいてとても嬉しいです笑笑
王一歩
260918さん
破滅ENDではなかったですね笑
次章、反撃編です!
河端のんちや
第二章、お疲れ様です(≧∇≦)b