異世界に転生したら貴族になってたんだが.........

ぬぅ

78話 そして再び

┏┣78話  そして再び┫┓
「.........っ......ここは!?」

俺は咄嗟に声を出した。
あれっ......ナギラ達が居ない!?

「おいおいおいおいおい.........」

嫌な予感がするぞ.........

もしかして............

「俺一人で来ちゃった!?」


▦▦▦▦

さて......どうするか

周りには木しか生えていない。
森?かな......

ん......あれは......


「もしかすると!」

俺が拾ったもの、それは、空き缶

空き缶なんて気にしていなかったが、普通ありえないのだ。
別世界に飛ぶとしたら......

そう

――日本もありえる――

そう希望を持ったのも束の間

俺は思った.........
ベルツァは名前からして異世界人
普通は日本にいないはずなのだ。
そう納得して森を抜けると。


【ヴォン!ヴゥゥゥウウウン!】

懐かしい音が聞こえてきた。
どこかで工事をしているのか、金属を叩く音。
暴走族のように爆音を鳴らせながら走る車。
奇抜なファッションのカップル。

思わず涙が零れそうになった。

ここは......確実に日本だ

俺の脳がそう叫んだ


▦▦▦▦

1度深呼吸をして心を整える

来れたのはいいけど.........問題があるんだよなぁ

まず困ったのが帰る手段だ。
鈴はこちらへ来た途端消えてしまった。
それならまだ魔法で作れる。

だが、問題は他にもある.........
どちらかと言えばこっちのが重要だ。
ベルツァを見つける方法。
日本には1億人以上いる、さらに言えば日本にいるとは限らない。
アメリカにいるかもしれないし、エジプトにいるかもしれないし。

そう、単純に考えれば70億分の1、ほぼ探すのは不可能だ.........

そもそも、この世界にベルツァがいるのかも怪しい
ベルツァが異世界からの転移者だったとしたら別だが。
結局何もわからないまま時間は過ぎていく.........

ここから俺の長い長い旅路が始まるのであった



この作品を投稿するのは久々だねぇ!



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