学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

シーペイペイ

私の名前はシーペイペイ…

こんな感じで始まるのは、へんな漫画のはじまりみたいだけど、今回はちがう。おじい様の命令でこのお方、めぐみ様と結婚する為に、日本にやってきた。おじい様の命令とあれば、仕方がない、もともと、政略結婚させられるのはわかっていた。だから、納得して日本にやってきた。

しかし…

めぐみ様って…もの凄く普通…見た目、パッとしない…

アメリカでも毎日のように楽天的ポジティブなアメリカ人にラブコールを受けていた私、これなら私は何もしなくても十分だと思っていたら。その横には、嫁気取りの沙織という女がいる。しかも、ただものではない。私と同じようにアメリカにいれば、競い合っていたかもしれない。そんな女が

わたくしこそ本妻です。

と言わんばかりで恵様の横にいた。だから、めぐみ様に少し悪戯をしてみたら感がいいのやら、一緒に夜を過ごすとか、既に二人はできているの?と疑ったが引き下がるわけにいかない。
何せ、おじい様の命令…
負けるわけにわ行かない。
結局、一晩過ごした。しかし、あの女が一緒だったから何もできないでいた。
悔しいの一言…

学校でも彼女はアイドル的存在だという。けど、私は負けるわけにはいかない。帰りも一緒に帰ろうと思っているとちゃっかりとやって来て、めぐみ様と一緒に帰るって

「私も一緒に帰ります!!」





シーペイペイってはっきり言って手強すぎる。転校初日、午後一での紹介のもかかわらず既にファンクラブが結成されている。それは、当然の動きであって私が制御できる問題でもない。堀川君から既に数十人の単位で彼女の方へ流れているという情報も受けていたので、予測されていた事態だったけど、予想外のことは、シーペイペイがめぐみ君と同じクラスになったということだった。

何故か、悔しい…

だから、学校が終わってすぐに私はめぐみ君の所に向かった。すると、シーペイペイは

「私も一緒に帰ります!!」

もー!!なんなのよ!!




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