学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

悩んでいる私

ごめんなさい。今日は、個人的な都合で頭の中は真っ白です。
家事を放棄され、全てをしないといけないことに、昼は、お仕事もあるのに
明日から家事、介護、そして、お仕事、これらすべてをしないといけなくなりました。
絶体絶命の大ピンチです。
だれか、たすけて…



<本編です>

今日は一人でお風呂…

あ…痛い

絆創膏の上から傷にお湯が染みた。

その手をじっと見つめている。しかし、恵君が振り向いてくれない。何故だろうか?

いっしょにお風呂に入った時を思い出す。

背中を洗いあって、湯船に一緒に入った。ハプニングはあったけど…

ちょっと…やりすぎちゃったかしら…

う~ん。亮さんの出張は今週一杯。なんとかしないと

「よっと」

ざっぱん!!

ささっと体を拭いて、パジャマを着た。

ぶぁー

ドライヤーで髪の毛を乾かしている鏡に写る自分の顔を見て首を傾げた。

「どうして?恵君は私に思いをよせないんだろう?」

それとも積極的にし過ぎたのかしら、やはりお義母さんだからなのかな~でも、それだと亮さんの心を動かすことはできない。どうしたらいいのだろう?と言っても学校では夫婦となっているから誰にも聞くことが出来ない。里奈になんか聞いたら絶対におかしぃよと言われるに決まっている。

どうしよう…

困った…

そうだ…ママに聞こう。私はママの部屋に行った。





「ママ…ちょっといい?」

「どうしたの?沙織」

「実は…」

私は事情を説明すると顎をポリポリと掻いて、呆れた表情を浮かべている。そして、

「たいへんね」

それだけ?と驚いていると

「ま…あなたの魅力を出せば何とかなるんじゃないの?」

「それが…」

一緒にお風呂に入ったこと、一緒に寝たことまで話すと軽く笑われた。

「それは逆効果ね。だいたい恵君のお義母さんなんだから、無理でしょ」

「はっきり言うね」

「本当のことだもん。でも、ちょっと距離を置いた方がいいんじゃない?」

「そんなことできるはず」

私は即答した、学校で夫婦のふりをしているのを急に辞めることはできない。そんなことをすると騒ぎが大きくなってしまう。じっとうつむいている私の肩をママはポンと叩いた。

「良く考えることね」

距離を置くか…ママの言うことも一理あるようにも思えた。どうしよう。
こうして、夜は更けて行った。




コメント

  • ノベルバユーザー271431

    家のこと大変かと思いますが、小説と同時並行で頑張ってください。

    1
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