学園のアイドルと同居することになりましたが・・・
二人ボッチのクリスマス
「恵くん?どうしたの?」
紗耶香ちゃんが俺の顔色を窺っている。
「なんでもない」
「二人っきりになっちゃたね」
「そうだね。ん?」
ぴたりと俺の横にくっ付いてきたんだけど、俺の反応がいまいちなのに少し機嫌が悪くなった。
「なによ!私だと不満?」
「不満なんてあるはずないよ」
すると顔色が暗くなってきた
「わかってる。恵君もおねぇちゃんのことが好きなんだよね」
「そんなことないよ」
「知ってるもん!!」
紗耶香ちゃんの声に驚いた俺
「しってるって?」
「恵君もおねぇちゃんに気があるのは、恵君の行動を見れば、誰でもわかるわよ!!しかも学校で恋人のフリしているでしょ。なおさら、そうなるわよね。でも、家に帰ったら、亮さんがいるから隠しているふりしているんでしょうけど。私とママの間では周知の事実よ」
「ちがうよ・・」
「そんな気遣いはいらないから、いつもおねぇちゃんが一番だということくらいわかってるから」
紗耶香ちゃんが今にも泣きだしそうだった。俺は思わず彼女を抱きしめた。
「ごめんね」
「めぐみくん」
そんな俺に甘えてくる紗耶香ちゃんだった。実は、紗耶香ちゃんも結構可愛い。発育途上ではあるんだけど、それなりのスタイルと美貌を兼ね備えていて、学校でも美人姉妹の妹として有名らしいけど、やはり沙織さんの存在は大きいそんな彼女が俺の腕の中にいる。
「ありがとう」
紗耶香ちゃんは俺からゆっくりと離れると
「今日はクリスマスだからパーッと行きましょう!!」
こうして俺たちは二人のクリスマスを楽しんだのだった。そして、宴も終り
二人そろってソファーに座ってゲームをしていると彼女の肘が俺によく当たって来る。更に時々、
ふにゅん
ぽあん
と彼女の胸が当たって来て、ドキドキものだ。すると俺が失敗して
「あーーー!!!」
「やったぁあ!!」
紗耶香の勝ち。
「さて、そろそろ終わりにしようか?」
しばらくゲームのコントローラを握ったまま、俯いている紗耶香ちゃん
俺が立ち上がろうとすると俺の手をガシリと掴まれた。
「待って!!」
紗耶香を見ると掴んだまま俯いている
「やばい」
「なっちゃった…」
何か言葉がこぼれてきた。
「めぐみくん」
そう言うと彼女は真っ赤な顔をしていた。そして、真剣な眼差しで俺を見つめた。
「私、恵君のことが好きになっちゃったみたい」
そう言って俺に抱き着いてきた。
どきどきどきどき
彼女の鼓動は俺にまで伝わって来る。そして、俺の鼓動も彼女に伝わっているはずだ。
どきどきどきどき
気付くとそのまま俺の彼女を抱きしめていた。
その手を緩めると腕の中から彼女の顔が出て来てにっこりとほほ笑んでいる
そして
顔がどんどんと近づいて行って、唇が振れそうになった瞬間
だだいま~!!
玄関から沙織さんと親父の声がした。
紗耶香ちゃんが俺の顔色を窺っている。
「なんでもない」
「二人っきりになっちゃたね」
「そうだね。ん?」
ぴたりと俺の横にくっ付いてきたんだけど、俺の反応がいまいちなのに少し機嫌が悪くなった。
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すると顔色が暗くなってきた
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「知ってるもん!!」
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「しってるって?」
「恵君もおねぇちゃんに気があるのは、恵君の行動を見れば、誰でもわかるわよ!!しかも学校で恋人のフリしているでしょ。なおさら、そうなるわよね。でも、家に帰ったら、亮さんがいるから隠しているふりしているんでしょうけど。私とママの間では周知の事実よ」
「ちがうよ・・」
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そんな俺に甘えてくる紗耶香ちゃんだった。実は、紗耶香ちゃんも結構可愛い。発育途上ではあるんだけど、それなりのスタイルと美貌を兼ね備えていて、学校でも美人姉妹の妹として有名らしいけど、やはり沙織さんの存在は大きいそんな彼女が俺の腕の中にいる。
「ありがとう」
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ふにゅん
ぽあん
と彼女の胸が当たって来て、ドキドキものだ。すると俺が失敗して
「あーーー!!!」
「やったぁあ!!」
紗耶香の勝ち。
「さて、そろそろ終わりにしようか?」
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「待って!!」
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「めぐみくん」
そう言うと彼女は真っ赤な顔をしていた。そして、真剣な眼差しで俺を見つめた。
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