妹との日常。
79話 ストーブの誘惑 後編
「んにゃ〜…」
いつの間にかにゃーれは寝ている。
それはそうと俺は桜の隣(とは言っても桜が隣に座ったのだが)で一緒にテレビを見ている。
「んん〜…あんま面白くないな〜」
見ているのは桜が録画していたドラマだ。どうやら新しく始まったやつらしい…本人は面白くないと言っているが…
俺達はその場から一切離れることなくストーブの前を陣取っている。さっきまで俺がストーブの前にいたのだがトイレに行ってる最中に前を取られ、どいてくれない…なので仕方なくストーブと俺で桜を挟むようにして座る。
「むむ…期待外れ…」
エンディングに差し掛かったら桜はそう言ってテレビを消す。あぁ…エンディングの曲良さそうだったのに…
「お兄ちゃ〜ん…」
そう言って倒れかかってくる桜。
「ちょっ!? ストップ! なんでそうなった!?」
俺は急いで桜を引き剥がそうとするが桜がおもi…いや、なんでもないです…
とはいえ、筋肉?ナニソレオイシイノ?の俺に桜を引き剥がすのは無理だと悟った。
悟った俺は引き剥がすのを諦めて力を抜く。
「あれ? どうしたの?」
力を入れなくなったことに疑問を抱いたのか桜が聞いてくる。
「もう無理って悟った」
「…それはどういう意味で? 因みに回答によっては怒る」
「イヤーボクノチカラガナサスギテキシャナサクラチャンデサエヒキハガゼナインダヨナーザンネンダナー…」
自分でも思うが…めっちゃ棒読みやんけ…これは怒られるな…
「…まぁいいや〜…」
少し怒っている声な気もする…そんなことを考えていたら桜が抱きついてくる…
「だからな〜!!」
「えっへへ〜!いいじゃん久しぶりだし〜」
確かに久しぶりだがいきなりはまずい!心の準備というものが…
そんなことを考えているが、心臓はバックバクであり、今にも破裂しそうだ。いや爆発するやばい。
「やめろって!」
「またまた〜!嬉しいくせに〜」
いやたしかに嬉しいけど…やっぱもう少し待って欲しかった…ん?あっちにいるのはにゃーれではないか…
「あっちににゃーれが」
「そんなことで私は惑わされません〜!」
なんかにゃーれそこら辺で用足してるんだけど…
そう思っているが桜の抱きしめる力が強くてもやしの俺には苦しくて声が出せない…
「にゃ…れ…が」
「ありゃりゃ…でももう少し…いいかな?」
やっと気付いた様子…でももう少ししたいと言うので俺は首を縦に振る。桜はにぱぁ!と笑顔になりかなり強く抱き締めてくるのだった…
ハハっ!ぼくミッ○ー!あいすです!
因みにパソコンのマウスを動かした距離の単位をミッ○ーと言うらしいです。0.25cmで1ミッ○ーなので4ミッ○ーで1cmですね。
どうでもいいです。はい。
あとマイクロソフトの会社がそうしたそうです。わぁーお。
あいすはお眠です。誰か寝かしつけてください…なのでここまでで…
本編に一切触れない後書きとはこれ如何に(今更)
誤字脱字の報告お願いします!
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