妹との日常。

あいす/Aisu

彼方と桜のメリークリスマス!『番外編』







あれからケンタッ○ーへ行って大量のチキンを買い、現在は帰路をたどっている最中だ。

「あ〜!寒い!」

「ほんとだな…」

気温は氷点下に行っている。
しかも雪がパラパラと降っているため、余計寒く感じる。

「早く帰ろ〜よ〜!」

「今帰ってる最中だろ…」

「じゃあ走ろうよ!」

「滑って転ぶ未来が見える…」

小さい頃桜が調子に乗り、雪の日に走り回って道路で転んで泣きついて来たのは良い思い出だ。
そのときは車が来ていたが間一髪でその車が止まってくれたのでなんとか助かったが…

「だーっしゅ!」

「おいこら!待て〜!」

そう行って走り出した桜。
俺は1秒ほど遅れて走り始めたが、桜にすぐ追いついて後ろから抱きしめる。

「ひゃ!?」

「捕まえた」

今更だがやっていて凄い恥ずかしくなった俺は抱きしめていた手を離す。

「びっくりした〜!」

「桜が調子にのるからだろ?」

「大丈夫だもん〜!」

拗ねてしまったのかぷいっとしてしまう桜。

「はいはい早く帰るよ〜」

家まではあと1kmぐらいだろうか。そこまで遠くない。
あ、さっきのケーキ屋さん。あーそういえば宅配サービス4時ぐらいに届くんだっけ?えーと今は…3時55分…

「桜っ!走るぞ!」

「走るの!?」

俺は走り出す。ケーキが4時ぴったりに届くとは到底思えないが四時よりも早いかもしれない。もしかしたらもう来ていて帰ってしまったかもしれない。

「はぁ…はぁ…」

50mほど走っただろうか。桜はもう息が切れているご様子。
俺はまだ全然大丈夫だ。

「桜?大丈夫か?」

「あんまり…」

「休憩するか?」

「うん…」

まだ走り始めて10秒もたっていないなのだが一応桜がやばいかもなので休憩する。
因みに中学では陸上の長距離をやっていたのでまあまあイケる。

「う〜ん…どうするか」

近くにあったベンチに腰掛けながら考える。

「も〜…どうしたのいきなり走り始めて…」

「ケーキがもうすぐ届くかも知れない」

「え!?ちょっとどうするの!」

「考え中…」

あれこれと考える俺。だが成績がオール3以下の俺の頭ではわかんない。

「あ〜もう!私を置いて走って家へ戻って!私は歩いて家に向かうから」

「ナイス桜!じゃあそゆことで!」

さすがは成績優秀の桜様だ!
そんなことを考えながら走り始める俺。

「走るの早いなぁ…」




#くりすますぼっち
#くりすますは2次元と
#リア充滅びろ
#リア充は爆発だ
#あいすおいしい

現在スマブラを一旦中断して頑張って書いてます。
GCコンやっと手に入った…自分へのクリスマスプレゼント!
また次回!全然終わりそうにないです!


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