クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
97話 嘘
「この服装じゃヤバイよな。」
俺は、自分のボロボロに破れた服を見てそう言う。
こんな服装だとまたみんなに心配かけるんだろうな。
スキル 完全創造
なるべく前の服装と同じような服を作った。
だって、急に服装が変わってたらそれはそれで怪しまれるもんな。
よしっと、これでいいかな。
俺は、自分で作った服に着替えるために空間魔法で一つの空間を作りそこで着替えた。
さてと、帰るのも遅くなると心配させるな。
俺は、急いで家へと帰って行った。
急いで帰ったおかげで数分で着くことが出来た。
「ただいま〜」
「あ、おかえりなさ…い…竜斗。」
俺がドアを開けると目の前に洗濯物を入れた籠を抱えているシェレールがいた。
「洗濯手伝おうか?」
「………」
「シェレール?」
「あ!え、えっとなんですか?」
「だから洗濯手伝おうか?って言ったんだけど?大丈夫?具合が悪いなら寝た方がいいぞ。」
「い、いいえ、大丈夫です。それと洗濯は大丈夫ですよ。それよりも竜斗は、汗をかいているのでお風呂に入ってきてください。」
「あ、ああ、分かった。あんまり無理すんなよ。」
「はい、分かってます。」
俺は、そう言ってシェレールと別れた。
何だったんだろうな、今さっきのシェレール。
まぁ、本当にキツそうなら無理にでも寝させるか。
さて、俺はシェレールに言われた通り風呂に入るか。
俺は、浴場へと行き服を籠に入れ風呂に入った。
ゴソゴソ
「………やっぱり………」
「はぁ、気持ち良かった。」
俺は、風呂を済ませリビングへ向かった。
「あれ、柊君、帰ってたの?おかえり」
リビングへ行くと白井がキッチンで料理していた。
「ああ、ただいま。ちょっと前に帰ってきたんだ。それよりもみんなはまだか?今さっきシェレールに会ったんだが?」
「シェレールさんは、まだ洗濯物を干してるみたいだよ。他のみんなはまだ帰ってきてないよ。」
「ああ、そうなのか。なぁ、それよりもシェレールの様子、なんかおかしくなかったか?」
「え?そうかな?別に普通だと思うけど?」
「そうか?ならいいか。」
俺の考えすぎかな?
「心配なら声掛けてみれば?」
「ああ、そうするよ。その前に料理手伝おうか?」
「ううん、大丈夫だよ。もうほとんど出来てるところだから。だから、シェレールさんのところへ行ってあげて。」
「分かった、それじゃ、また後でな。ご飯楽しみにしてるよ。」
「うん!」
俺は、白井の返事を聞いて部屋を出て行った。
確か、まだ洗濯物を干してるって言ってたよな。庭に行ってみるか。
庭に行くと洗濯した服とかを干しているシェレールがいた。
「大変だろ?手伝うよ。」
俺は、そう言って洗濯物が入っている籠から服を取り出しパンパンとしてから干す。
「りゅ、竜斗……」
やっぱり間違えじゃなかったな。
絶対に何かおかしい。
「シェレール、どうしたんだ?さっきから少し様子がおかしいぞ?」
「い、いえ、大丈夫ですよ。」
「………」
「竜斗?」
「確か前に俺に言ったよな?心配かけないでって。だから、俺も言うぞ。あんまり心配かけないでくれ。シェレールにはずっと元気でいて欲しいんだ。」
「っ!………うぅ〜」
シェレールは、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「……竜斗、心配していただきありがとうございます。ですか、本当に病気ではありませんよ。」
「なら、さっきから少し様子がおかしかったのはなんでなんだ?」
「それを答える前にひとついいですか?」
「ん?あ、ああ、なんだ?」
「竜斗、今日は何をしていたんですか?」
「え?何をしていたって普通に魔法の練習して帰ってきただけなんだけど?」
「本当にそれだけですか?」
「あ、ああ、そ、そうだよ。」
な、なんだ?さっきの空気から一変して怪しくなってきたぞ。
「それでは何故、竜斗の服が新品なのですか?」
「っ!な、ナンノコトカナ?」
バレた!?な、なぜ!?
服はまるっきり同じやつを作ったぞ。
「思いっきり片言になってますよ。嘘をつかないでください。」
「………はぁ、わかったよ。ごめん、その服は、俺が今さっきスキルで作ったやつなんだ。嘘ついて本当にごめん。」
俺は、そう言って頭を下げた。
「どうして、新しい服を作らないといけないことになったのですか?」
「まぁ、色々あってな。」
「誤魔化さずにちゃんと話なさい。」
「はい、すいませんでした。」
俺は、シェレールの威圧により今日あったことを全て話した。
「そんなことがあったんですか。怪我はしてませんか?」
「ああ、大丈夫だ。俺のスキルの効果でもう完全に治ってるよ。」
「そうですか、良かったです。次からはちゃんと言ってくださいね。」
「ああ、ごめんよ。それよりもなんで俺の服が新しいものなんだってわかったんだ?完璧に作ったはずなんだけど?」
「それくらい一目見ただけで分かりますよ。竜斗の服のほつれや少し着崩れした所がなくなっていましたからね。」
「そこまで見ててくれていたのか。シェレールには、本当に嘘とか通じなさそうだ。」
「ふふっ、今度からは嘘ついてはダメですよ?」
「ああ、分かってるよ。と、そろそろみんなも帰ってくる頃だろ?早く洗濯物干してご飯にしようぜ。」
「そうですね。」
俺たちは、二人で一緒に急いで洗濯物を干していった。
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ZOE
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ノベルバユーザー264858
もう完全に嫁じゃないですか笑いいぞもっとやれ
ノベルバユーザー281115
ここまで行くとキモイ