クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
19話 手紙
クラスの奴らは、俺を完全に避けている。
まぁ、白井は別だが。
でも白井は、一部の奴を除いてだが避けられてはないようだ。良かった。
クラスの奴らは、あまり白井を俺に近づけようとはしなかった。警戒しているみたい。
そして今は、ダンジョンを孤独で探索中だ。
俺たちは、もうダンジョン探索を1人でしていいと許可が出ているので今の俺の状況に何の問題もない。
まぁこの状況の方が俺としてはやりやすいからいいのだがな。
それに探索範囲もだいぶ増えたしてな。
なので俺は、下の方へ降りている。
今は、78階層だ。
この辺になってくるとだいぶ広くなってきて探索するのに時間がかかるな。
それにしても相変わらず魔物は、ほぼ一撃で倒してしまう。
ちなみにクラスの奴らは、まだ50階層くらいをうろちょろしているらしい。
白井、暇してないといいけどな。
白井side
はぁ、みんな仲良くしてくれるのは嬉しいんだけどなんで私を柊君から近づけてくれないのよ。
それにみんなダンジョン探索するのすっごい遅いし、なんか………邪魔だな。
柊君に会いたいな。
柊君とのダンジョン探索は、とっても楽しかったな。
柊君といっぱいお喋り出来たし、柊君の笑顔もいっぱい見れたし、それに柊君、魔物と戦う時すごい私のことを気遣いながら戦ってくれてすごい嬉しかったな。
でも今は全然楽しくない。
私は、女子のグループに入ったんだけど魔物が出てもキャーキャー叫んで助けをもらうだけ。
しかもダンジョンで魔物がいるのにすごい大きな声で喋るし、本当に邪魔だな。
はぁ、でも今さら柊君に追いつけないし、それに私はこのグループから出ることすら出来ない。
まぁ、出ようと思えばいつでも出れるんだけど柊君が友達関係はちゃんとしとけって言ったからなるべくクラスの輪からは、出ないようにしていた。
「……のちゃん……めのちゃん……姫乃ちゃん!」
「え!?あ、綾瀬ちゃんなに?」
「大丈夫?さっきからボーッとしてるみたいだけど。」
「う、うん。大丈夫、大丈夫。」
はぁ、急に声をかけられたからビックリした。
綾瀬ちゃん、私が幼稚園からの付き合いで私の親友。
「姫乃ちゃん、まだ柊君のこと気にしてるの?」
綾瀬ちゃんは、周りに聞こえないように小さな声で尋ねてくる。
「う、うん。だって柊君今頃1人でダンジョン探索だよ。柊君に限って危険なことが起こるとは思わないどやっぱり心配だよ。」
「姫乃ちゃん、本当に柊君のことが好きなんだね。」
「え!?あ、あぅ、あぅ~……」
「んふふ、顔真っ赤。」
「も、もう、あまりからかわないでよね。」
「んふふ、ごめんなさい。」
そこまで話すと私たちの前に魔物が現れた。
私は、みんながまたキャーキャー叫ぶ前に話す。
「ねぇ、みんな、その魔物私が倒してもいいかな?」
「な、何言ってるのよ姫乃ちゃん!危ないよ!」
クラスの女子が私を止めてくる。
「少しは、危険でも戦わないと強くなれないよ?」
私は、そう言って魔物の前に進む。
柊君がいないけど……私ならやれる!
これくらいの相手1人で倒せないと柊君のそばにいる資格ないもん!
「風よ、刃となりてその者を切り裂け!」
私は、風魔法の詠唱をして風の刃を作り出して魔物へと放つ。
その刃は、魔物にあたると魔物を真っ二つにした。
真っ二つにされた魔物は、声も出さずに砂となって消えていった。
「す、すごい。すごいよ!姫乃ちゃん!」
魔物を倒したことを他のみんなも確認すると私を褒めてくる。
その中には、もちろん綾瀬ちゃんもいた。
「すごいね、姫乃ちゃん。私、姫乃ちゃんがあんなに強いなんて思わなかったよ。」
「魔法は、誰でも練習すると強くなれるからね。」
「そ、そうなんだ。これから私も練習しようかしら。」
「あ、それなら私もする!」
「私も!」
誰かひとりが練習すると言うと女子は、協調性を大事にするのでみんなその案に乗っかる。
「ねぇ、姫乃ちゃんも参加して魔法教えてくれない?」
「え?あ、うん。いいよ。」
本当は、すごい嫌だ。
なんで自由時間の時までみんなと付き合わなくちゃいけないのよ。
このごろ柊君、この国の王女シェレールさんと仲がいいみたいでちょっと不安なんだけど。
だから私、柊君との時間を増やしたいのに。はぁ、本当に邪魔ばっかりしてきて。
ふわぁ~、やっぱり1人だとだいぶ暇だな。
前までは、白井とよく話しながらダンジョン探索していたからな。
そんなことを考えて歩いていると目の前に狼のような魔物が現れた。
「ガルルルルル」
狼のような魔物は、俺をすごい警戒しているらしい。
珍しいな。いつもなら何も考えずに飛び込んでくるだけなのに。
ん?何かこいつ咥えてないか?
俺は、1歩前に出る。
「ガル!ガルルルルル」
そうすると魔物は、1歩下がる。
さて、どうしたものか。
よし、戦わないって意思を示せばいいか。
俺は、片膝をつき両手を上にあげて何もしないですよアピールをする。
「ガ、ガルル」
まだ多少は、警戒心があるが少し俺に近づいてきてくれた。
少しづつ前に来て俺の手の届くところまで来た。
だが、俺はまだ何もしない。
「クゥン」
魔物は、警戒心を解いた。
「俺は、何もしないぞ。ほら、よしよし。」
俺は、魔物の頭を撫でる。
「クゥンクゥン」
「その咥えているやつ見てもいいか?」
「ガウ!」
魔物は、口に咥えているものを地面に置く。
俺は、それを手に取り確認する。
なんだ、これ?
瓶?
ん?瓶の中になにか入ってるぞ。
俺は、その瓶の中に入っているものを確認する。
手紙?
その瓶の中には、手紙とおもわれる紙が入っていた。
その手紙にはこう書かれていた。
この手紙を読んでいる人へ。
今私は、このダンジョンの100階層で身動きの取れない状態となっています。
どうか助けに来てもらえないでしょうか。
と、書かれていた。
100階層か。
まぁ、これ見たからには行かなくちゃな。
「なぁ、お前は、この手紙を書いた人物の場所知ってるのか?」
「ガウ!」
「お!それじゃ案内してもらえるか?」
「ガウ!!」
魔物は、返事をすると俺を誘導するように前に出て走る。
結構速いな。
俺でも結構急がないと追いつかないレベルだぞ。
ん!魔物だ!
魔物が走っているところに5体くらいの魔物が現れる。
「ガァァァ!!」
だがその魔物は、一瞬にして狼のような魔物の爪で切り裂かれ砂となった。
す、すげぇ。
そろそろ100階層だな。
そして、100階層に入ってちょっとしてから狼のような魔物は止まった。
「ここら辺なのか?」
「ガウ!」
魔物は、ゆっくりと歩き始める。
「ガウ!!」
魔物が声を上げたところを見るとそこには、瓦礫で塞がれていた。
「この奥にこの手紙を書いた人物がいるのか?」
「ガウ!!」
そういうことならさっさと退けないとな。
俺は、闇魔法の1段階上の魔法、黒魔法を使って瓦礫を消す。
「ガウウ!!」
「近いのか?」
「ガウ!!」
スキル 気配察知
お!俺たちの他に1つちょっと離れたところにあるな!
「よし!急ぐか!」
「ガウ!!」
俺は、急いで瓦礫を消していく。
そして完全に瓦礫が消えるとそこには、扉のようなものがあった。
「この部屋にいるのか。」
「ガウ!」
俺は、早速その扉を開ける。
そこにはーーーー
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コメント
ノーベル
誤字
35話
元気そうに振りまう
振るまう では?
この先のお話の誤字脱字報告はしません。
多くて疲れました。
笑われるのは作者さんだしね❗
ノーベル
誤字
35話
体うごさすぜ
うごかす だよ
ノーベル
30話
王族侮辱で不敬罪にすれば?
ノーベル
脱字発見
19話
柊君に限って危険な事が起こると思わないど
思わないけど かな。
ダンまち好きだ~!!!!(特に疾風)
って、どうせ女でしょ(歓喜)