妹はヤンデレで小学3年生、姉はツンデレで大学2年生
3.
あれから祐志と別れてもまだ視線があった。
やはり間違えではないようだ。だとしたらこの視線は何なのだろうか。
そんなことを考えているといつの間にか視線は消えていて家の前まで来ていた。 
「ただいまー」
家の玄関を開けると、頬を膨らませ腕を組仁王立ちで立っている雫がいた。
「今まで何処に行ってたのお兄ちゃん!?心配したんだよ!何回も何回連絡したのになんで出ないの?」
「ご、ごめん。本屋に行ってたんだよ。それと、スマホの通知OFFにしたままだったんだよ。」
俺が通う学校は学校の敷地ないでは通知をOFFにするのが校則になっているのでよく通知をOFFにしたままのことが多い。
「本当に反省してる?」
「し、してるよ。」
と顔を近ずけて来た。近い。
「じゃあ、お詫びに一緒に寝ていい?」
「いいけど今日だけだぞ?」
「うん♪」
心配させてしまったし今日ぐらいはいいだろう。
「お兄ちゃんご飯出来てるから食べるよ。」
「うん。部屋に荷物を置いてきて着替えたら行くよ。」
「分かった。」
それから荷物を置き部屋着に着替えてから食卓へ行ったらもう既に料理が並べられ完璧に準備が出来ていた。主婦力の高い妹がいて良かったと思う。
「お兄ちゃん早く、もうお腹ぺこぺこだよ。」
「わるいわるい、ありがとうな作ってくれて。」
「これくらい花嫁修行だと思えばなんでことないよ!えへん!」
と胸を張る。
「雫はいいお嫁さんになるな。花嫁修行は気が早いと思うけど。」
「そ、そうかな。」
と雫は照れたようで顔を赤くしている。
「それより食べよ。」
「「いただきます。」」
今日のメニューはキノコの炊き込みご飯・豚汁・肉じゃが・ほうれん草のおひたしだ。
雫は料理がとても上手くどれも美味しい。
「どう?お兄ちゃん、美味しい?」
「あぁ、とても美味しいよ。」
「やったぁ♪今日はねいつもより肉じゃがが上手く出来たんだ♪」
「うん、上手に出来てるよ。」
こうして食べ終わり、食器を雫と洗いリビングで1時間程テレビを見たあと宿題をして風呂に入り、今日1日の疲れを癒す。
そして寝る時間まで今日買ったマンガをベットで寝転びながら読んでいた。するとノックが聞こえた。雫が寝に来たのだろう。時計を見ると10時だった。
「空いてるよ。」
ガチャ。
「お兄ちゃん、寝よ。」
雫は枕を両手に抱きドアから入ってきた。ちょっと遠慮がちに言ってきたところが可愛らしいと思った。そして、雫はベットに入り嬉しそうに頬を緩ませていた。
「電気消すぞ。」
「うん、おやすみお兄ちゃん」
「おやすみ」
そう言い電気を消してから俺もベットに入った。
「久しぶりだね、一緒に寝るの。」
「そうだな。」
「どうしてお兄ちゃんは私に1人で寝るように言ったの?」
「そろそろ兄離れした方が良いと思ったから…。」
(あの時は説得するの大変だったなー。泣き出したし。1週間口聞いてくれなかったし。割と心に来るものがあった。)
「私はお兄ちゃんと離れたくないよ。ずっと一緒に居たいよ。」
「でも、いつかは雫にも彼氏が出来るだろうから…。」
「彼氏なんて要らないもん。」
「えっ?でも花嫁修行とか言ってなかったっけ?」
「私が好きなのはお兄ちゃんだもん。私はお兄ちゃんと結婚するん..だ...も..ん...。」
とそれだけ言い残し雫は寝てしまった。
(まさかここまで好かれてたとは。けれども大丈夫だろう、多分これは小さい子あるあるの親しい人を好きになってやたら結婚すると言い出すあれだろうから、いつかは反抗期が来て「キモい」だとか「近寄るな」とか言うだろう。)
それはそれで悲しいと思いながら夢の世界へと落ちて行った。
やはり間違えではないようだ。だとしたらこの視線は何なのだろうか。
そんなことを考えているといつの間にか視線は消えていて家の前まで来ていた。 
「ただいまー」
家の玄関を開けると、頬を膨らませ腕を組仁王立ちで立っている雫がいた。
「今まで何処に行ってたのお兄ちゃん!?心配したんだよ!何回も何回連絡したのになんで出ないの?」
「ご、ごめん。本屋に行ってたんだよ。それと、スマホの通知OFFにしたままだったんだよ。」
俺が通う学校は学校の敷地ないでは通知をOFFにするのが校則になっているのでよく通知をOFFにしたままのことが多い。
「本当に反省してる?」
「し、してるよ。」
と顔を近ずけて来た。近い。
「じゃあ、お詫びに一緒に寝ていい?」
「いいけど今日だけだぞ?」
「うん♪」
心配させてしまったし今日ぐらいはいいだろう。
「お兄ちゃんご飯出来てるから食べるよ。」
「うん。部屋に荷物を置いてきて着替えたら行くよ。」
「分かった。」
それから荷物を置き部屋着に着替えてから食卓へ行ったらもう既に料理が並べられ完璧に準備が出来ていた。主婦力の高い妹がいて良かったと思う。
「お兄ちゃん早く、もうお腹ぺこぺこだよ。」
「わるいわるい、ありがとうな作ってくれて。」
「これくらい花嫁修行だと思えばなんでことないよ!えへん!」
と胸を張る。
「雫はいいお嫁さんになるな。花嫁修行は気が早いと思うけど。」
「そ、そうかな。」
と雫は照れたようで顔を赤くしている。
「それより食べよ。」
「「いただきます。」」
今日のメニューはキノコの炊き込みご飯・豚汁・肉じゃが・ほうれん草のおひたしだ。
雫は料理がとても上手くどれも美味しい。
「どう?お兄ちゃん、美味しい?」
「あぁ、とても美味しいよ。」
「やったぁ♪今日はねいつもより肉じゃがが上手く出来たんだ♪」
「うん、上手に出来てるよ。」
こうして食べ終わり、食器を雫と洗いリビングで1時間程テレビを見たあと宿題をして風呂に入り、今日1日の疲れを癒す。
そして寝る時間まで今日買ったマンガをベットで寝転びながら読んでいた。するとノックが聞こえた。雫が寝に来たのだろう。時計を見ると10時だった。
「空いてるよ。」
ガチャ。
「お兄ちゃん、寝よ。」
雫は枕を両手に抱きドアから入ってきた。ちょっと遠慮がちに言ってきたところが可愛らしいと思った。そして、雫はベットに入り嬉しそうに頬を緩ませていた。
「電気消すぞ。」
「うん、おやすみお兄ちゃん」
「おやすみ」
そう言い電気を消してから俺もベットに入った。
「久しぶりだね、一緒に寝るの。」
「そうだな。」
「どうしてお兄ちゃんは私に1人で寝るように言ったの?」
「そろそろ兄離れした方が良いと思ったから…。」
(あの時は説得するの大変だったなー。泣き出したし。1週間口聞いてくれなかったし。割と心に来るものがあった。)
「私はお兄ちゃんと離れたくないよ。ずっと一緒に居たいよ。」
「でも、いつかは雫にも彼氏が出来るだろうから…。」
「彼氏なんて要らないもん。」
「えっ?でも花嫁修行とか言ってなかったっけ?」
「私が好きなのはお兄ちゃんだもん。私はお兄ちゃんと結婚するん..だ...も..ん...。」
とそれだけ言い残し雫は寝てしまった。
(まさかここまで好かれてたとは。けれども大丈夫だろう、多分これは小さい子あるあるの親しい人を好きになってやたら結婚すると言い出すあれだろうから、いつかは反抗期が来て「キモい」だとか「近寄るな」とか言うだろう。)
それはそれで悲しいと思いながら夢の世界へと落ちて行った。
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