SCP版 エンジェル・オーバードーズ

奏せいや

暗号通信

 とある暗号通信にて


「あのフェルナンドを、例のG4が?」

「そう聞いている」

「どこのねずみが紛れ込んだと思っていたけど、ずいぶん大きかったらしいわね」

「どうする、由々しき事態じゃないのか。あんたの言っていた計画に支障が出ている。本部襲撃はまだしも、こうもSCPを横取りされちゃたまらんぜ」

「……これは、もはや我々だけの問題ではない。この状況、この場所、この人材、それを用意するのにどれだけの費用を投じたと思っている? それが、一国の出しゃばりで頓挫しようとしている」

「回収は、無理でしょうね」

「上層部はこの件にひどく憤慨している。イレギュラーとその国は己がしたことのツケを払わなければならないだろう」

「でもよ、いったいどこなんだよ」

「出所はすでに知れている」

「ほう、どうやって」

「イラク政府が口を割ったよ」

「哀れなことね」

「外交だよ」

「で、もったいぶるなよ。どこなんだ?」

「イレギュラーG4だが、奴とその国は、日本だ」



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