極道検事
1-2
ー 5月11日14時28分
明慶学園 新校舎 ー
事件現場の新校舎の周りでは刑事や鑑識が動き回っていた、KEEP OUTと書かれた警察の立ち入り禁止テープをくぐり中に入る。ぱっと見渡すとまず大型トラックが新校舎横に停まっていた、その他にフェンス、被害者の持ち物などか散乱していた。
「はい、急に人が落ちてきたんです、屋上から…」
「周りに怪しい人はいませんでしたよ」
テープの外からは警察の事情聴取を受ける生徒や教師の声が聞こえてくる。すると1人の刑事が近づいてきた、身長は180cmほどあり体格もいい体格をしている。この人が赤井 直昌 刑事だ。
「ご苦労様です!京極検事!」
「うっせえバカ野郎!勝手に申請しやがって、次勝手に申請したら許さねえからな!」
武瑠はすごい剣幕と口調で赤井刑事に言い放った。
「怖いこと言わないでくださいよ、とにかく今回はお願いします」
「わかったよ、現場まで来ちまったしやってやるよ。で、事件の詳細は?」
すると赤井刑事は「待ってました」と言わんばかりに手帳をポケットから取り出した
「はい!被害者は明慶学園3年の藤堂 明日香で5階の屋上から転落。しかし、真下に停まっていたトラックがクッションとなり命に別状はなく今は病院で手当てを受けています」
武瑠はトラックの下に行き見渡した。トラックの上の屋上のフェンスがなくなっていて、トラックの荷台が凹んでいた
「この高さから落ちてよく命が助かったな」
「ええ、トラックがなかったら間違いなく即死でした。本当に奇跡ですよ」
するとテープの中にポニーテールの女子生徒が1人入ってきた。その少女は現場の証拠品などをじろじろ見ている
すると武瑠はその少女に近づき、少女のポニーテールを掴み引っ張った。
「痛い、痛い!お兄ちゃんなにすんのよ!」
「関係者以外の立ち入りはご遠慮願います、お嬢さん」
武瑠は少し怒った顔でそう言った。この少女が武瑠の妹である京極 美緒だ、この学校の2年で彼女も検察官を目指している。そして、美緒はある能力を持っている。
「なによ、少しぐらいいいじゃない!検察官の兄の妹なんだし、事件の捜査なんてなかなか見れないのよ」
「警察局長や検察官の主任に一般人を現場に入れたことが知れたら俺らが怒られんだよ」
武瑠は美緒のポニーテールを引っ張ってテープの外に出した。赤井刑事がまあまあと止めていたが捜査の邪魔をされたらたまったもんじゃない。
「それで赤井、事件の詳細の続きは?」
「はい!現場には被害者の生徒手帳、日記、レンズの割れた被害者のメガネがおちてました」
「あのフェンスは?」
武瑠はトラックのそばにあったフェンスを指差した。
「はい!5階の屋上のフェンスで被害者と一緒に落下したものです。今わかっていることはこれぐらいです。」
「生徒や教師の事情聴取で何かわかったことは?」
「それがまだ有力な情報は得られていません、なにしろ事件発生直後は目撃者が少なかったものですから」
確かにここは新校舎の裏側で並木、テニスコートぐらいしかなく人どうりは少なそうだった。赤井刑事は手帳を再びポケットにしまって、考えこんだ。
「状況からして事故、自殺、他殺が考えられますね」
武瑠は被害者の生徒手帳をめくり中を確認した、写真に写っていた彼女は色白で髪は茶色のロングでおしとやかな感じの子だった。再び事件現場を見て回った。そして、トラックの下で足を止めた。
「なるほど、確かに赤井の言うとうりいろいろなことが考えられるな。だが自殺の可能性は低いな」
「え、なぜですか??」
「一つ目はトラックだ。トラックが下に停まってんのに飛び降りはしねえだろ。二つ目はメガネ。普通メガネかけたまま飛び降りしねえと思うぞ」
「しかし、可能性が0のわけではないんじゃ?」
「私もお兄ちゃんの推理が正しいと思いまーす!」
テープの外から美緒が叫んだ
明慶学園 新校舎 ー
事件現場の新校舎の周りでは刑事や鑑識が動き回っていた、KEEP OUTと書かれた警察の立ち入り禁止テープをくぐり中に入る。ぱっと見渡すとまず大型トラックが新校舎横に停まっていた、その他にフェンス、被害者の持ち物などか散乱していた。
「はい、急に人が落ちてきたんです、屋上から…」
「周りに怪しい人はいませんでしたよ」
テープの外からは警察の事情聴取を受ける生徒や教師の声が聞こえてくる。すると1人の刑事が近づいてきた、身長は180cmほどあり体格もいい体格をしている。この人が赤井 直昌 刑事だ。
「ご苦労様です!京極検事!」
「うっせえバカ野郎!勝手に申請しやがって、次勝手に申請したら許さねえからな!」
武瑠はすごい剣幕と口調で赤井刑事に言い放った。
「怖いこと言わないでくださいよ、とにかく今回はお願いします」
「わかったよ、現場まで来ちまったしやってやるよ。で、事件の詳細は?」
すると赤井刑事は「待ってました」と言わんばかりに手帳をポケットから取り出した
「はい!被害者は明慶学園3年の藤堂 明日香で5階の屋上から転落。しかし、真下に停まっていたトラックがクッションとなり命に別状はなく今は病院で手当てを受けています」
武瑠はトラックの下に行き見渡した。トラックの上の屋上のフェンスがなくなっていて、トラックの荷台が凹んでいた
「この高さから落ちてよく命が助かったな」
「ええ、トラックがなかったら間違いなく即死でした。本当に奇跡ですよ」
するとテープの中にポニーテールの女子生徒が1人入ってきた。その少女は現場の証拠品などをじろじろ見ている
すると武瑠はその少女に近づき、少女のポニーテールを掴み引っ張った。
「痛い、痛い!お兄ちゃんなにすんのよ!」
「関係者以外の立ち入りはご遠慮願います、お嬢さん」
武瑠は少し怒った顔でそう言った。この少女が武瑠の妹である京極 美緒だ、この学校の2年で彼女も検察官を目指している。そして、美緒はある能力を持っている。
「なによ、少しぐらいいいじゃない!検察官の兄の妹なんだし、事件の捜査なんてなかなか見れないのよ」
「警察局長や検察官の主任に一般人を現場に入れたことが知れたら俺らが怒られんだよ」
武瑠は美緒のポニーテールを引っ張ってテープの外に出した。赤井刑事がまあまあと止めていたが捜査の邪魔をされたらたまったもんじゃない。
「それで赤井、事件の詳細の続きは?」
「はい!現場には被害者の生徒手帳、日記、レンズの割れた被害者のメガネがおちてました」
「あのフェンスは?」
武瑠はトラックのそばにあったフェンスを指差した。
「はい!5階の屋上のフェンスで被害者と一緒に落下したものです。今わかっていることはこれぐらいです。」
「生徒や教師の事情聴取で何かわかったことは?」
「それがまだ有力な情報は得られていません、なにしろ事件発生直後は目撃者が少なかったものですから」
確かにここは新校舎の裏側で並木、テニスコートぐらいしかなく人どうりは少なそうだった。赤井刑事は手帳を再びポケットにしまって、考えこんだ。
「状況からして事故、自殺、他殺が考えられますね」
武瑠は被害者の生徒手帳をめくり中を確認した、写真に写っていた彼女は色白で髪は茶色のロングでおしとやかな感じの子だった。再び事件現場を見て回った。そして、トラックの下で足を止めた。
「なるほど、確かに赤井の言うとうりいろいろなことが考えられるな。だが自殺の可能性は低いな」
「え、なぜですか??」
「一つ目はトラックだ。トラックが下に停まってんのに飛び降りはしねえだろ。二つ目はメガネ。普通メガネかけたまま飛び降りしねえと思うぞ」
「しかし、可能性が0のわけではないんじゃ?」
「私もお兄ちゃんの推理が正しいと思いまーす!」
テープの外から美緒が叫んだ
「推理」の人気作品
書籍化作品
-
-
381
-
-
75
-
-
314
-
-
439
-
-
11128
-
-
35
-
-
0
-
-
238
-
-
4
コメント
ノベルバユーザー21422
面白い作品ですね
頑張って書きつづててください