VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

109話──ギルド設立!?

〜〜次の日〜〜

「はぁ」
俺は昨日の負けが忘れられないまま学校に向かった。

「リュウ、どうしたんだ?」
春樹が心配そうに声をかけてきた。

「大した事じゃないんだけどな...」
俺は昨日の負けた話をした。

「元気だせって。誰だって負けるんだからさ!」

「確かにな。次勝ってダイヤモンドになれればいい話だもんな。こんな事で凹んでたらこの先やってけないな!」

「そうだぞ! で、今日もランク戦やるのか?」

「その予定だけど?」

「そっか。提案なんだけど、リュウギルド設立しないか?」

「え? やだよ。たとえ設立しようとしても人数が足りなくないか?」
ギルドはチュートリアルさえ終われば10000ゴールドで誰でも設立できるが、設立時に人数が5人居なければならない。

「居るだろ! リュウの姉妹が。」

「なるほどな。でも、なんで急にギルド建てようなんて言いだしたんだ?」

「次のアップデートで、ギルド対抗戦とギルドクエストってやつが追加されるらしくてな。報酬が結構良いらしくてな。」

「そうなのか。じゃあ作るか。名前はどうする?」

「えっとー。【幸運の翼】なんてどうだ?」

「まあいいんじゃないかな?」
名前なんて適当でいいと思った。

「じゃあ作っといてくれ。」

「え? 俺がマスター?」

「リュウが適任だろ!」

「分かったよ!」
きっと断れないと察した俺は仕方なく受け入れた。





「よし。作るか。えっと、これをこうしてっと。」
俺は、サクラ、春樹、風夏、はる姉、詩織を誘った。ちょうど詩織以外はログインしてたらしく、ギルドメンバーになった。ギルドが設立されると、違う次元の所ギルドの土地にギルドの城が出来る。俺は今いるメンバーをギルドチャットで呼んだ。

「みんな急に誘ってごめん。」
俺は経緯を説明した。




「そういう事ならいいわよ。詩織にも私から言っておくから。」
はる姉が楽しそうに言った。

「はる姉ありがとう。」

「私も全然大丈夫ですよ。」
サクラも大丈夫そうなので良かった。

「じゃあ解散って事で。またね。」
俺は街に戻った。




最近全然投稿出来なくてすみません。今年は結構忙しくなるのであまり投稿できないと思いますが、気長に待っていただけると嬉しいです。

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