VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

79話──お引越し

リュウ、詩織、はる姉がログインしました。

「よし! 今日も頑張るか。」
昨日中間ランキングとしてこのイベントに参加してるグループの魔物の討伐数が出された。スタンピード前に追加されているので、あまり大きな差は開いていないが、1位が俺達で2432体で2位が2261体だそうだ。追いつかれそうだが、スタンピードで100体以上の魔物を倒したのできっと差が開いてると思いたい。

「はる姉、詩織中間ランキング見た?」

「見たよ!」

「もちろん見たわよ?」

「そっか! それならいいや。今日も狩りするでしょ? そろそろ拠点変える?」

「そうね...ここら辺の魔物は見飽きたからねー!」

「さんせーい! 海の近くがいいなー!」
確かに詩織の言う通りここら辺は木々が生い茂ってるから、海を感じたい気もする。

「探してみるよ。」
俺はマップを見て海か湖がある場所を探してみた。すると、海は遠くにあって、湖は歩いて1日で着く所にあった。

「海は結構遠くだけど、湖なら近くにあるよ?」

「んーどうしよ。私はどっちでもいいよ!」

「私は近い方がいいと思う。」
はる姉が湖を勧めてきた。

「はる姉湖でいいの? リルに乗れば1時間ぐらいで海に着けると思うけど...」

「じゃ、じゃあ海に行きましょう!」

「分かった。じゃあ行こうか。リルお願い出来る?」

「はい! 頑張らせていただきます!皆さんお乗り下さい。グレイスさんもいいですよ。」

(ありがとな。)

「リルありがとー!」

「リルありがとね。」
俺達は1時間ちょっとで海に着くことが出来た。

「綺麗ねー!」

「おー!! 凄いよ! リュウ兄!」

「そうだな。綺麗だな。」
沖縄の海のように綺麗な所だった。ここに来て本当に正解だったようだ。このまでに来る途中に2パーティー見かけ、なかなかいい戦いをしていたので少し見とれてしまった。

「じゃあここにテント張ろうか。」

「分かったわ! 詩織手伝って。」

「はーい。」

「俺は魔除けの毛皮をテントとテントの周辺に張ってるね。」

「「おっけー!」」
テントを張るのは2回目なので1分とかからずに終わらせたようだ。

「よし。終わったし、狩りいこうか!」

「うん! リュウ兄先行ってるね。」

「おう! 気をつけてね。」
俺はそろそろ張り終えるので、海の上にある空飛ぶ島に行きたいと思う。やっぱり空飛ぶ島は男の夢だからな。

「グレイスちょっとそこの島まで乗せてって!」

(承知しました。)
俺はグレイスに乗り、空飛ぶ島まで行った。

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