VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

58話──本気

お気に入り80ありがとうございます!これからもよろしくお願いします。




昼寝から覚めたら既に6時になっていた。俺は慌てて夜ご飯を作り、2人を呼んで食べ終えた。そして、またログインするのであった。

リュウがログインしました。

「よし。」
今日は村の警備をしてから、ダンジョンに行こう。

「グレイス出ておいで。」

(主。おはようございます。)

「おはよう。今日は空から村の警備しよ。」

(分かりました。)
俺達は近くにいた魔物を倒して、ダンジョンに向かおうとした。すると、グレイスの【索敵】に複数の魔物が引っかかった。

「また、あいつらかな?」

(そのようですね。)

「はっはっはっ!人間よ。逃げなかったようだな。」

「そっちこそよく来たな【アングラウス・ロケイトス】今日は他のやつも連れてきたのか?」
見るからに弱そうな魔物を三体連れてる。

「まあな、こいつらは見学だ。俺の戦いを見せるためにな。」
あたかも自分が勝つような言い草だ。

「そうか、じゃあ行くぞ!」
俺は【信長の怒り】を使い。一気に勝負をおわらせるつもりだ。

「少しは強くなったようだな。こい!」
俺はすぐにアングラウスの目の前まで行き、片腕を切り落とした。

「なっ!」

「柔らかいな。」

「くそったれーーー!!」
アングラウスの周りが赤い幕に覆われた。そして、切られた腕が治っていたのだ。

「ふっふっふ。これでもう切られることはない。」
アングラウスが俺の足を突き刺した。

「ぐっ!それはどうかな?」
俺は【星魔法】を使った。

「はっ!不発じゃねえか。この雑魚が!」

「うるせえ!俺はお前には負けない!」
と、本当に不発だったように見せかけた。

「あれはなんだ?」
アングラウスは星魔法で出てきた、隕石に気づいた。しかしもう遅い。隕石のスピードはどんどん早くなり、アングラウスを潰した。

「倒した...?」

「くっ!まだだぁぁぁぁぁぁ!」
アングラウスは最後の力で俺に切りかかってきた。俺は【星魔法】を使ったことで、【信長の怒り】の効果が切れていた。

「くそー!」
俺は無闇にアングラウスに剣を振った。しかし、その剣は届かなかった。

「ぐはっ!」
え?何故かアングラウスが倒れた。

(主。我のことを忘れているぞ。)

「おー!グレイスありがとう!助かったよ...HPが尽きるところだった。」

(どういたしまして。あいつらはどうします?)
グレイスはアングラウスが連れてきた魔物を見た。

「あいつらは返してあげよう。さすがに俺も疲れた。」

(分かりました...)
グレイスは少し残念そうだ。しかし、俺のレベルは60で、グレイスは56まで上がった。疲れ果てた俺達は家に帰った。

「VRMMOをガチャで生き抜くために」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「冒険」の人気作品

コメント

コメントを書く