VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

43話──家の値段

〜〜次の日の朝〜〜
朝ごはんを作り終わった俺は昨日聞き忘れていた家の値段を聞くために2人が起きるのを待っていた。暇だったので、最近はやりの動画サイトでドラゴンズギアの動画を見ていた。そこには、まさかの俺が映っていた。メガコッコを倒してギルドでアイテムを渡している所を撮られていたようだ。まあ、いいか。すると、詩織が降りてきた。

「あれ?リュウ兄どうしたの?いつも通りログインしてると思ってたんだけど、おはよ。」

「おはよう。そうだな。でも、今日は聞きたいことがあって待ってたんだ。」

「どうしたの?」

「それがさ家買うって言ってたじゃん?それで俺もお金貯めてみたんだけどいくら必要なのかわかんなくて聞こうと思ってたんだよね。」

「そうなんだ!えっとね。最低で70万ゴールド必要で余裕があれば100万ゴールドかな。」

「おっけー!じゃあ今はいくら溜まってるの?」

「2人合わせて15万ゴールドまで貯めたよ。リュウ兄は?」

「55万ゴールドぐらいかな。」

「ぴったり70万だね!それなら、はる姉が起きたら相談してみようか。」

「そうだな。それまで詩織は朝ごはん食べといてね。」

「はーい。」

〜〜10分後〜〜

「遅いなー。詩織起こしてきてよ。」

「嫌だよ。はる姉寝起き悪いんだから」

「あ。降りてきた。」

「おはよ。」

「はる姉おはよう。」

「あれ?リュウ?まだ夢の中だったかしら。」まだ、寝ぼけてるらしい。

「いや、本物だよ。早くご飯食べてきて。」

「うん。」数分して、はる姉は朝ごはんを食べ終えた。

「じゃあ詩織説明お願い。」

「わかったわ。」そう言って詩織はさっきの説明をしてくれた。

「なるほどね。リュウがお金を稼ぎすぎたのね。それじゃあ今日午前中に20万ゴールド貯めて午後に家を買いに行きましょう。あ、リュウは1人で狩りしてね。」

「分かった。じゃあ俺はそろそろログインしてくるわ。」効率的に狩るためか。

「「はーい。」」

リュウがログインしました。

「グレイス起きて!」

(起きておるぞ。どうしたんですか?)
お?少しだけ忠誠心が上がってきたのかな?

「ブラックウルフだけを狩りに行こう!」

(うむ。了解した。)

「じゃあ出発!あ、その前にポーションもうちょいだね買い足しておくか。」

(そうだな。)俺はグレイスの索敵に任せて金を稼ぐ予定だ。索敵のスキルを買おうかと思ってたけど買わなくてよかったな。ポーションを買った俺たちは狩りへと向かった。

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