#140文字小説

北西時雨

2017/11/20

この道を行けば、あの街にたどり着くだろうか?、と彼女は言った。そんな歌があったかもと濁すと、私はここを出て街に行きたいと彼女が言う。行きたければ行けばいいと返すと、貴方も、と。連れてってなんて言うんじゃないぞと釘を指す。何処にも行けなくなった俺には無理な話だからな。

コメント

コメントを書く

「文学」の人気作品

書籍化作品