#140文字小説

北西時雨

2017/10/16

謎解きは料理に似ている。多才な料理人、整えられた材料、それらを再構築するための設備。それから、働き者で優秀な助手。
窓外の雷鳴響く食堂で、僕は肘掛け椅子に腰掛け、集う宿泊客達を見据える。そして、お決まりの台詞から始めるのだ。「さて、」

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