家族に愛されすぎて困ってます!

甘草 秋

29話 脱衣所のハニートラップ



ーーはじめに作者から

 皆様こんにちわ。初めましての方ははじめまして、甘草 秋です。
 まず最初に、1週間以上も投稿を休んでしまいすみませんでした!「何やってんだよ、殴るぞ」とか、「お前の投稿スピードカタツムリの散歩以下だぞ」とか、言いたいことはあると思いますが、僕の話を聞いてください。いや、ほんと、お願い。
 学生には戦争があるのです。その準備のため、投稿を休ませていただきました。
 その戦争もとうとう終結し、私の生活も今や自由の身です。自由万歳。
 と、まぁ、そのような理由で休ませていただきました。これからは投稿頻度を出来るだけ上げていこうと思うので、何卒よろしくお願いします。

 p.s.
コメント等も本当にありがとうございます!

 では、長くなりましたが本編どうぞ。







 俺には今、ある選択肢が課せられている。
 ドアの横にある小さな椅子に座りながらこんなことを考えていた。ドアには「家族風呂」と描かれたのれんがかかっており、扉の向こうからはーー

「よいしょ、よいしょ」
「〜♪〜♪春くんとお風呂〜♪」
「よっ、よっ」
「たーくんと脱ぎ合いっこしたかったなぁ」
「うんしょうんしょ」

 ーーなどと楽しげな会話が漏れてくる。
 そう、家族の異性達からの一緒に家族風呂に入ろうという要望をOKしてしまったのである。

 今の状況での選択肢は二つ。
 「いやっほ〜い!」っと言って混浴家族風呂に一周回って気楽に入るか、「は、腹が......俺の胃が泣いている......」っと嘘の病気を言って立ち去るか。
 うーん。こう考えると両方やだな。

 ーーってなんか余計な事も考えてるな。

 と、とりあえずだ、このまま入ったら俺の理性が数十分も保たれるか分からない。この場は嘘を言って切り抜けるか......?
 で、でも、ちょっと......ほんのちょっとだけ、入りたい気持ちもある。あの、ほんとに、ちょっとだけ、ちょっとだけ入りたーー

「ーー春ちゃーん!いいよー」

 まずいぞ、とうとう母さん達の脱ぎ脱ぎが終わってしまった。どうする?どうする?
 ま、まぁ脱衣所に入るくらいはいいだろ......。
 そして、俺はとんでもないものを目にする。

「なん......だと......」

 それは、母さん達の下着だった。
 そいつは籠の中に無防備に置かれ、俺に「見て見て!」っと語りかける。

「ハニートラップ......か?」

 や、やばいぞ、勝手に目が惹き付けられる。
 目が......目が言うことを聞かない......!。

「春くーん!早くー!」

 あまりに遅い着替えに待ちかねた瑠美姉が、俺の名前を呼んだ。

「お、おう!」

 頭を横にぶんぶん振り、フリーズした目を元に戻す。
 浴衣とパンツを脱ぎ、裸になる。大事なところは見られないように腰にタオルを巻く。

(ええぃ!もうどうにでもなれ......!)

 俺は風呂場へ続くドアを思い切り開けたーー







 ーー作者からの無駄話。


 いやぁ最近お鍋が美味しい季節になりつつありますねぇ。この前、夜の散歩中に寒いからという理由でコンビニに入ろうとした時、入口付近でイチャイチャしているカップルがいました。
 何を堂々と人目に付くとこでイチャイチャしてんだよっとイライラしましたが、よく見たら知り合いでした!ワハハ!とても気まづかった!ワハハ!

 こんな無駄話に付き合っていただきありがとうございます。
 では、お体にお気をつけて。



 

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