クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
222話 冒険者
大樹海からガレンディアに帰ってきて一日経った。
昨日はあの後、宿に戻ってから二キスとスィヨンさんの分の部屋を取った。
因みにこの宿の名前は鬼灯亭という名前だ。
新たに女の子が二人増えたことで下世話な話の好きな鬼灯亭の女将さんであるエレリカさんと娘のエリカさんに「あれ~二人もですかしかも獣人の美人さん!大樹海には女漁りで言ったんですね。」「選り取り見取りじゃない。若いっていいわね。」と言われた。
まあ当然否定したが。
後は女性陣で部屋割りを話し合った結果、リリア・二キス・ヒスイで一部屋、スィヨンさん・エミリアさんで一部屋に分かれたらしい。
宿屋一階でリリアが手伝って作った朝食を食べる。
今日のメニューは蒸したブラックピックと野菜、あとはコンソメスープのようなスープだった。
「さて今日はなにをします?」
う~ん。
冒険者ランクを上げるにしてもCランクアップクエストの結果も出てないし、クエストも最近いっぱいやってたからな。
「逆にみんなは何かやりたいことってあるの?」
みんなも特にやりたいこともなさそうで悩むような表情だ。
「ではマスター、みんなでスィヨンさんの冒険者ランク上げをするというのはどうですか!」
「あぁー確かにスィヨンさんのランク上げもいいかも。」
食事を終えて鬼灯亭を出で冒険者ギルドに向かう。
「おはようございますサリーさん。今日はスィヨンさんのランク上げしようかと思うんですが、クエストありますか?」
「あ、皆さん!おはようございます。……スィヨンさんというのは昨日登録された新人の方ですね。話は聞いてますよー。……Gランククエストはありますけど……美月さん達が付いてったら駄目ですよ?」
「えっ?」
なんでだ?
ランクの低い冒険者がランクの高いクエストを受けることに制限はあるけど、その逆は無かったはず。
「いや当然ですよ。Gランクのクエストはその人が冒険者になることができるか判断するためのクエストなんですよ?まだランクアップはしていないですがほぼCランクの冒険者の美月さん達がついて行ったら適性を見れないじゃないですか。せめてFランクなら同行も許可できますが……。」
あ~なるほど。
確かに僕らが手伝ったら意味ないな。
「う~ん。弱ったなぁ。」
別にスィヨンさん腕前はおそらくBランク冒険者クラスの実力くらいはあると思う。
だけど今まで大樹海の中で生活していて人間の街での暮らしに慣れていないスィヨンさんに一人でクエストをやってもらうのは躊躇いがある。
スィヨンさんに人間の生活に慣れてもらうまでクエストは止めておくべきか?
リリアも他のみんなも同じ心配をい抱いたらしく頭を悩ませている
誰かFランクで信用できる人物が居れば良いんだが……都合よくそんな人物は現れないよな……。
そんなことを考えてたら後ろから見知った人物の声が聞こえてきた。
「よっし!今日も気合いれてくぜ!」
「ちょっとレン!恥ずかしいから静かにしようよ。」
「あ、居た。」「「居ました。」」「居ましたね。」「居たわ。」
奇跡のシンクロ率だった。
僕、二キス、エミリアさん、リリア、ヒスイみんな同時に反応した。
冒険者ギルドに入ってきたのはヘテラさんとレンの二人組だ。
「なっなんだよ急に…。」
「いやいや、ずっと自称ライバルのレン君じゃないか。Fランク冒険者の君の力を借りたいんだよ。」
「気持ち悪いしゃべり方するの止めろ。」
やばいやばい。
あまりにも良いタイミングでレンが来るものだから、ついダル絡みしていまった。
レンは信用に足りる人間だしスィヨンさんのことをお願いしてみよう。
「ってかもうEランクだぜ?いつまでも俺の先に居られると思うなよ!」
「えっ……。」
「なんだよ……。」
へぇ。
ランクアップしてたのか。
僕らみたいなレベルの高いなんちゃって新人冒険者と違って、本当に新人冒険者のに一ヶ月でEランクってかなり早いんじゃないか?
レベルも前に[高位鑑定]したときはレベル8だったのに、今はレベル15だ。
自称ライバルの思わぬ成長にうれしくなる
だけど今はいらない。
「レン……まじで空気読もうよ。」
「あんたまじで使えないわね。」
ヒスイもレンに向かって責めている。
「なんで俺怒られてんの……?」
「フフッ。3人はいつも仲良しですね。」
ヘテラさんがレンを見て楽しそうに笑ってる。
「ヘテラ!なんで私がこいつと仲良くしてることになってんのよ。」
「そんなこと言わないでくださいよ。ああ見えてレンも同年代の友達が居ないから喜んでるんですよ。特に美月さんとヒスイさんには感謝してるみたいですよ。」
「ちょっ!おまえ言って!」
レンは赤面した顔で焦っている。
そこにヒスイが我先に笑う。
「何?あんたそんな年で友達できて喜んでんの?良かったわねぇ友達できて。寂しがりなレン君?」
「緑チビごときが俺の友達なんておこがましいんだよ!」
「なんですって!雑魚の糞ガキの分際で私を馬鹿にする気!」
二人の口論はさらに加熱していく。
まあ喧嘩するほど何とやらと言うやつだ。
だけど結局スィヨンさんの件はどうしよう?
昨日はあの後、宿に戻ってから二キスとスィヨンさんの分の部屋を取った。
因みにこの宿の名前は鬼灯亭という名前だ。
新たに女の子が二人増えたことで下世話な話の好きな鬼灯亭の女将さんであるエレリカさんと娘のエリカさんに「あれ~二人もですかしかも獣人の美人さん!大樹海には女漁りで言ったんですね。」「選り取り見取りじゃない。若いっていいわね。」と言われた。
まあ当然否定したが。
後は女性陣で部屋割りを話し合った結果、リリア・二キス・ヒスイで一部屋、スィヨンさん・エミリアさんで一部屋に分かれたらしい。
宿屋一階でリリアが手伝って作った朝食を食べる。
今日のメニューは蒸したブラックピックと野菜、あとはコンソメスープのようなスープだった。
「さて今日はなにをします?」
う~ん。
冒険者ランクを上げるにしてもCランクアップクエストの結果も出てないし、クエストも最近いっぱいやってたからな。
「逆にみんなは何かやりたいことってあるの?」
みんなも特にやりたいこともなさそうで悩むような表情だ。
「ではマスター、みんなでスィヨンさんの冒険者ランク上げをするというのはどうですか!」
「あぁー確かにスィヨンさんのランク上げもいいかも。」
食事を終えて鬼灯亭を出で冒険者ギルドに向かう。
「おはようございますサリーさん。今日はスィヨンさんのランク上げしようかと思うんですが、クエストありますか?」
「あ、皆さん!おはようございます。……スィヨンさんというのは昨日登録された新人の方ですね。話は聞いてますよー。……Gランククエストはありますけど……美月さん達が付いてったら駄目ですよ?」
「えっ?」
なんでだ?
ランクの低い冒険者がランクの高いクエストを受けることに制限はあるけど、その逆は無かったはず。
「いや当然ですよ。Gランクのクエストはその人が冒険者になることができるか判断するためのクエストなんですよ?まだランクアップはしていないですがほぼCランクの冒険者の美月さん達がついて行ったら適性を見れないじゃないですか。せめてFランクなら同行も許可できますが……。」
あ~なるほど。
確かに僕らが手伝ったら意味ないな。
「う~ん。弱ったなぁ。」
別にスィヨンさん腕前はおそらくBランク冒険者クラスの実力くらいはあると思う。
だけど今まで大樹海の中で生活していて人間の街での暮らしに慣れていないスィヨンさんに一人でクエストをやってもらうのは躊躇いがある。
スィヨンさんに人間の生活に慣れてもらうまでクエストは止めておくべきか?
リリアも他のみんなも同じ心配をい抱いたらしく頭を悩ませている
誰かFランクで信用できる人物が居れば良いんだが……都合よくそんな人物は現れないよな……。
そんなことを考えてたら後ろから見知った人物の声が聞こえてきた。
「よっし!今日も気合いれてくぜ!」
「ちょっとレン!恥ずかしいから静かにしようよ。」
「あ、居た。」「「居ました。」」「居ましたね。」「居たわ。」
奇跡のシンクロ率だった。
僕、二キス、エミリアさん、リリア、ヒスイみんな同時に反応した。
冒険者ギルドに入ってきたのはヘテラさんとレンの二人組だ。
「なっなんだよ急に…。」
「いやいや、ずっと自称ライバルのレン君じゃないか。Fランク冒険者の君の力を借りたいんだよ。」
「気持ち悪いしゃべり方するの止めろ。」
やばいやばい。
あまりにも良いタイミングでレンが来るものだから、ついダル絡みしていまった。
レンは信用に足りる人間だしスィヨンさんのことをお願いしてみよう。
「ってかもうEランクだぜ?いつまでも俺の先に居られると思うなよ!」
「えっ……。」
「なんだよ……。」
へぇ。
ランクアップしてたのか。
僕らみたいなレベルの高いなんちゃって新人冒険者と違って、本当に新人冒険者のに一ヶ月でEランクってかなり早いんじゃないか?
レベルも前に[高位鑑定]したときはレベル8だったのに、今はレベル15だ。
自称ライバルの思わぬ成長にうれしくなる
だけど今はいらない。
「レン……まじで空気読もうよ。」
「あんたまじで使えないわね。」
ヒスイもレンに向かって責めている。
「なんで俺怒られてんの……?」
「フフッ。3人はいつも仲良しですね。」
ヘテラさんがレンを見て楽しそうに笑ってる。
「ヘテラ!なんで私がこいつと仲良くしてることになってんのよ。」
「そんなこと言わないでくださいよ。ああ見えてレンも同年代の友達が居ないから喜んでるんですよ。特に美月さんとヒスイさんには感謝してるみたいですよ。」
「ちょっ!おまえ言って!」
レンは赤面した顔で焦っている。
そこにヒスイが我先に笑う。
「何?あんたそんな年で友達できて喜んでんの?良かったわねぇ友達できて。寂しがりなレン君?」
「緑チビごときが俺の友達なんておこがましいんだよ!」
「なんですって!雑魚の糞ガキの分際で私を馬鹿にする気!」
二人の口論はさらに加熱していく。
まあ喧嘩するほど何とやらと言うやつだ。
だけど結局スィヨンさんの件はどうしよう?
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