クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
184話 事件は一旦解決?
「お前ら何と戦ったって言ってた?」
「えーと………パラサイトポイズンプラント付きのゴブリンと戦いました。」
「パラサイトポイズンプラントが寄生していたとしてもせいぜいEランク位の強さのはずだ。どうやったら地面がこんなことになる?」
ギルドマスターが指差す先には半径3m深さ2mに渡って地面が陥没している。
ラズリが陥没させた地面を直すの忘れてた。
「…………何があったんですかねぇ…………。」
「それはこっちが聞いているんだが………。」
うーん。
ラズリの事を話すべきか、話さないべきか………。
そんな事を考えていると遠くより声が聞こえた。
「お!おい!そこの人たち!仲間にヒーラーは居ねぇか!仲間がゴブリンの毒にやられて!」
声の主はどうやら冒険者らしい。
ゴブリンの毒ってことはパラサイトポイズンプラントの毒を喰らったのか?
「まだ、他にも居たのか!ちっ。一先ずそっちが先だ。一応お前らも着いてこい。」
冒険者に着いていくとそこには服が溶けて肌が焼け爛れた男性がいる。
こんなのは日本にいた頃見ることがなかった光景だ。
惨たらしい姿になんとも言えない感情を覚える。
「解毒ポーションは使ったのか!」
「駄目だ。市販品の低級解毒ポーションじゃ効果がなかった。」
「くそ、俺も低級以外持ってねぇよ。………おい、サリーお前[キュア]のスキル持ちだったよな。やれるか?」
「私クラスの[キュア]で解毒出来るか分かりませんが………試させて下さい[キュア]!」
サリーさんの健闘も虚しく冒険者の容態は悪くなる一方だ。
「ごめんなさい!私の力では………。」
「くそ!今から街に戻ってちゃこいつの体力が持たねぇ。………なぁお前ら新入りよ。もしかしてどうにか出来る方法を持ってるんじゃねぇのか?もし持ってるならこいつらに使ってくれ!頼む。」
ギルドマスターが僕に頼み込んでくる。
恐らくはギルドで話したときに僕が秘密と言ってはぐらかした土地の汚染を無くした方法が使えるんじゃないのか?と思って聞いてきたんだろう。
だが、ラズリはあくまで大地に溶け込んだ毒を土ごと食べただけだ。
同じ事をしようとすれば冒険者ごと食べる結果になる。
「すまねぇ。事情は分からねぇがもしかしてあんたは俺らの仲間を助けれるのか!?出来るんなら頼む。なんでもするからよぉ。」
まあ、ラズリじゃなくて僕の[状態異常妄想]なら毒解除は出来るんだけど………流石に目の前に死ぬかもしれない人がいて保身に走るのもな。
それにどうせ冒険者ランクを上げていくなら目立つし、色んな厄介ごとも有るだろう。
結局は、早いか遅いかの違いかな。
それならここで人一人の命を助けておく方がお得だ。
「ちょっと任せてください。」
無言でスキルを発動し毒を解除する。
一応職業までバレるのはなんとなくいやだし。
「これで毒は解除しました。体力の回復は専門外なのでよろしくお願いいたします。」
「おお!心なしか仲間も元気になったように見える。今は一刻も早くこいつを治してやりてぇ。また後日礼をさせてもらう!じゃなぁ。」
そう告げると冒険者は仲間を担いで街の方に消えていった。
「じゃあラズリ、土地の方も頼む。」
どうせ、この際だしラズリの力も見せていくか。
無駄に実際に使わないと行けないときに力を出し渋って間違った選択をしてもいけないからな。
だから、今後はある程度は力は見せていく方針にしようかな?
そして本当にバレたらまずい所だけ隠していく方針で行こう。
「ムギュ!」
ラズリは応答するように答えると土の中に溶けていく。
「そのスライムはいったい何を?」
「土の中の毒を喰ってるんですよ。」
「なんだと!?」
走行している間に地面が陥没していく。
「まさかこれはさっきの所と一緒の?あのスライムはあんな猛毒を食べて問題ないのか?」
「そうですね。うちの子は耐性が凄いのでノーダメージではないものの命に関わるレベルではないんですよ。それに、本人も毒食べて喜んでますし。」
「…………そんな………あり得るのか………………。まあいい!これで一応お前たちの見廻りクエストは終了だ。パラサイトポイズンプラントがいると分かった以上この先はDランククエストとして再度依頼を出す予定だ。今回のクエストは本来のものよりかなり危険性が高かった。したがってクエスト報酬等もギルド内で話し合い決定していく。暫く待っておいてくれ。……………そして美月君………君達のパーティーは場合によってはこのDランククエストに参加してもらうかもしれない。………勝手なのは承知だが、当面はこの街を離れないでもらえると助かる。」
ま、毒に対処できる人間と汚染を除去できる魔物のコンビだもんな。しゃぁーない。 
「ねぇ!ねぇねぇ!これでクエスト報酬も期待できるわよ!」
「よっしゃ!溶けた鞄と服が取り戻せる!」
「そんなもの後回しよ!取り敢えずは宿に決まってるでしょ。そのあと私とレンの取り分を分けてから残りのお金があったら買うわ。」
「えぇー!」
「えーと………パラサイトポイズンプラント付きのゴブリンと戦いました。」
「パラサイトポイズンプラントが寄生していたとしてもせいぜいEランク位の強さのはずだ。どうやったら地面がこんなことになる?」
ギルドマスターが指差す先には半径3m深さ2mに渡って地面が陥没している。
ラズリが陥没させた地面を直すの忘れてた。
「…………何があったんですかねぇ…………。」
「それはこっちが聞いているんだが………。」
うーん。
ラズリの事を話すべきか、話さないべきか………。
そんな事を考えていると遠くより声が聞こえた。
「お!おい!そこの人たち!仲間にヒーラーは居ねぇか!仲間がゴブリンの毒にやられて!」
声の主はどうやら冒険者らしい。
ゴブリンの毒ってことはパラサイトポイズンプラントの毒を喰らったのか?
「まだ、他にも居たのか!ちっ。一先ずそっちが先だ。一応お前らも着いてこい。」
冒険者に着いていくとそこには服が溶けて肌が焼け爛れた男性がいる。
こんなのは日本にいた頃見ることがなかった光景だ。
惨たらしい姿になんとも言えない感情を覚える。
「解毒ポーションは使ったのか!」
「駄目だ。市販品の低級解毒ポーションじゃ効果がなかった。」
「くそ、俺も低級以外持ってねぇよ。………おい、サリーお前[キュア]のスキル持ちだったよな。やれるか?」
「私クラスの[キュア]で解毒出来るか分かりませんが………試させて下さい[キュア]!」
サリーさんの健闘も虚しく冒険者の容態は悪くなる一方だ。
「ごめんなさい!私の力では………。」
「くそ!今から街に戻ってちゃこいつの体力が持たねぇ。………なぁお前ら新入りよ。もしかしてどうにか出来る方法を持ってるんじゃねぇのか?もし持ってるならこいつらに使ってくれ!頼む。」
ギルドマスターが僕に頼み込んでくる。
恐らくはギルドで話したときに僕が秘密と言ってはぐらかした土地の汚染を無くした方法が使えるんじゃないのか?と思って聞いてきたんだろう。
だが、ラズリはあくまで大地に溶け込んだ毒を土ごと食べただけだ。
同じ事をしようとすれば冒険者ごと食べる結果になる。
「すまねぇ。事情は分からねぇがもしかしてあんたは俺らの仲間を助けれるのか!?出来るんなら頼む。なんでもするからよぉ。」
まあ、ラズリじゃなくて僕の[状態異常妄想]なら毒解除は出来るんだけど………流石に目の前に死ぬかもしれない人がいて保身に走るのもな。
それにどうせ冒険者ランクを上げていくなら目立つし、色んな厄介ごとも有るだろう。
結局は、早いか遅いかの違いかな。
それならここで人一人の命を助けておく方がお得だ。
「ちょっと任せてください。」
無言でスキルを発動し毒を解除する。
一応職業までバレるのはなんとなくいやだし。
「これで毒は解除しました。体力の回復は専門外なのでよろしくお願いいたします。」
「おお!心なしか仲間も元気になったように見える。今は一刻も早くこいつを治してやりてぇ。また後日礼をさせてもらう!じゃなぁ。」
そう告げると冒険者は仲間を担いで街の方に消えていった。
「じゃあラズリ、土地の方も頼む。」
どうせ、この際だしラズリの力も見せていくか。
無駄に実際に使わないと行けないときに力を出し渋って間違った選択をしてもいけないからな。
だから、今後はある程度は力は見せていく方針にしようかな?
そして本当にバレたらまずい所だけ隠していく方針で行こう。
「ムギュ!」
ラズリは応答するように答えると土の中に溶けていく。
「そのスライムはいったい何を?」
「土の中の毒を喰ってるんですよ。」
「なんだと!?」
走行している間に地面が陥没していく。
「まさかこれはさっきの所と一緒の?あのスライムはあんな猛毒を食べて問題ないのか?」
「そうですね。うちの子は耐性が凄いのでノーダメージではないものの命に関わるレベルではないんですよ。それに、本人も毒食べて喜んでますし。」
「…………そんな………あり得るのか………………。まあいい!これで一応お前たちの見廻りクエストは終了だ。パラサイトポイズンプラントがいると分かった以上この先はDランククエストとして再度依頼を出す予定だ。今回のクエストは本来のものよりかなり危険性が高かった。したがってクエスト報酬等もギルド内で話し合い決定していく。暫く待っておいてくれ。……………そして美月君………君達のパーティーは場合によってはこのDランククエストに参加してもらうかもしれない。………勝手なのは承知だが、当面はこの街を離れないでもらえると助かる。」
ま、毒に対処できる人間と汚染を除去できる魔物のコンビだもんな。しゃぁーない。 
「ねぇ!ねぇねぇ!これでクエスト報酬も期待できるわよ!」
「よっしゃ!溶けた鞄と服が取り戻せる!」
「そんなもの後回しよ!取り敢えずは宿に決まってるでしょ。そのあと私とレンの取り分を分けてから残りのお金があったら買うわ。」
「えぇー!」
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コメント
ノベルバユーザー288695
好きじゃない
白髪
続きが気になる〜