クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
173話 国際情勢
テーブルまで行くと二人のおっさんがいた。
「あんたらも酒や飯を頼みな。」
飯はともかく酒か………。
「では、私はエールを。」
リリアは当然のように酒を注文している。
「リリア、この世界って未成年でも酒を飲んで良いの?」
「未成年?17才ですよね?成人してるではないですか……?それに酒を年齢で禁じる国はありませんよ。年齢問わず酒そのものを禁止している国はありますが………。」 
まあ、そりゃそうか、地球でも国が違えば成人年齢も飲酒可能な年齢も違ってたし……。
………じゃあ、初めての飲酒楽しみますかね。
今までは、正月の甘酒位しか飲んだこと無かったしな。
「じゃあ、僕もエールで。あとそれとつまみに適当な物をお願いします。」
「はい、分かりましたお持ちしますね。」
酒とつまみがテーブルに集まるとおっさんが乾杯の音頭をとる。
「じゃあ、新たなる出会いに乾杯!」
「「「乾杯」」」
「俺はDランク冒険者ヘンリーだ。」
「同じくDランク冒険者ビルだ。」
Dランク冒険者………どのくらいの強さになるのかな?
「僕は今日登録したてのGランク冒険者美月です。」
「同じくリリアと申します。」
「へぇ、新米だったのか、てっきり他の街のギルドから来たのかと思ってたぜ。」
「希望にそえませんでしたか?」
もしかして他所のギルドのそこそこ経験積んだ冒険者だと思ったから声を掛けてきたのか?
「いやいや、そうゆうつもりじゃねぇよ。ただ普通の新米っぽい初々しい感じが無かったからそうかな?と思ったわけだ。」
まあ、戦闘はアホになるほどやったし、死にかけたりしたしなぁ。
おまけにリリアさんは経験者だし。
「で、今日わざわざここに来たってことは何か知りたいことがあったんだろ?新人さんへの祝いってことでなんでも答えてやるよ。」
「じゃあ、今の国際情勢を教えて戴きたいです。」
リリアさんが答える。
今僕らが特に知りたいのは、ガイドミル王国の動き・勇者であるクラスメイト達のこと・エミリアさんについての三つ。
それを知るなら一番適した質問は国際情勢だ。
情報を知らないうちからガイドミル王国の関係者とバレるのはよろしくない。
もし、安全が確認できたら信用に足る人には、ばらしてもいいだろうけど。
「なんでわざわざそんなことを?普通の冒険者ならやり易い魔物とか、弱点とかきいてくるんだがな。」
ヘンリーさんはそう言いながら、ちょっと訝しむような表情をした。
「冒険者は新米ですけど、魔物との戦闘はそこそこ経験しているんですよ。ですが、修行で世俗と離れた生活をしてたので最近の国際情勢をしりたいなぁ。と思いましてね。」
「ふーん。変わってるなぁ。で国際情勢だっけ?それならビルのが詳しいかもな。数日前まで東大陸随一の貿易の国であるミドル王国で仕事してたからな。」
「まあな、この街もそこそこ貿易で発展しちゃぁいるが、あっちには及ばねぇからな。何せ西大陸と一番近い所だからな………、格がちげぇよ。だから情報が集まるのもあの国さ。えーと、地図が確か……これこれ。」
広げられた地図には一つの大陸が載っている。
いつぞやに図書館で見た本に載っていた東大陸だ。
「まあ、国家の話ってことだか、俺が分かるのはせいぜい東大陸の事情くらいだぜ、西はさっぱりだ。」
まあ、西大陸にはさほど興味もないし別にいいかな?
目的はガイドミル王国についてだし。
「まずはダレン王国だが、ここは特に何も変化はないなぁ~。元々農業が盛んな国だからな。基本的に政治ものんびりしてるよ。大樹海の中にある東大陸一の湖であるレメン湖から二つも川が流れてるから飢饉になるようなこともそうそうないしな。支流ならこの街にも来てて、この街で使ってる水はレメン湖の水だ。」
大樹海か。
国一つ分くらいのおおきさじゃないか?
そこから肥沃な土が流れてきて栄養満点の土壌になってるってことかな?
にしても、大陸の地図にわざわざ河と湖が描いてあるってことは余程でかい川なんだろうな。
「次にミドル王国だが、ここはさっきも言った通り貿易中心の国だから結構政治が動くことが多いんだが最近は特に大きな動きはないな。ただ今は武器・防具関連の取引が多いらしくて景気は良さそうだった。」
「武器・防具の取引ってことは戦争の準備ってことですか?」
「あそこは仲介してるだけだと思うぜ。多分送り先はセレン聖教国。あそこはここ200年位の間ずっと樹海に住む獣人族と戦争してるからな。最近ようやく終戦が見えてきたとかで気合い入れてんだろう。………あそこの国の宗教は人間至上主義だからな。」
異世界でもやっぱり人種差別はあるってことだな。
にしても獣人か………猫耳っ娘・狐耳っ娘・狼耳っ娘は異世界ロマンだな。
うちには取り敢えず、猫耳っ娘がいるからあとは狐耳っ娘辺りかな?会ってみたい。
「次は言わずと知れた東大陸最強国家であるフエデリア帝国だな。冒険者ギルドの総本山もありながら、国力・軍事力も絶大だ。最近の近況と言えば新たにSSSランク冒険者が生まれたらしいな。結構盛り上がってたそうだ。あとは…………あの国は国中の猛者を集めた武道会を毎月やってるんだが、もう少ししたら一年で一番規模のデカイ武道会があるからって国中から首都に人が集まってる。」
「次は、ガイドミル王国か…………あの国は最近は何かと騒動が多いな。」
やはり、国の外にも何かと話が伝わってるのかな?
「あんたらも酒や飯を頼みな。」
飯はともかく酒か………。
「では、私はエールを。」
リリアは当然のように酒を注文している。
「リリア、この世界って未成年でも酒を飲んで良いの?」
「未成年?17才ですよね?成人してるではないですか……?それに酒を年齢で禁じる国はありませんよ。年齢問わず酒そのものを禁止している国はありますが………。」 
まあ、そりゃそうか、地球でも国が違えば成人年齢も飲酒可能な年齢も違ってたし……。
………じゃあ、初めての飲酒楽しみますかね。
今までは、正月の甘酒位しか飲んだこと無かったしな。
「じゃあ、僕もエールで。あとそれとつまみに適当な物をお願いします。」
「はい、分かりましたお持ちしますね。」
酒とつまみがテーブルに集まるとおっさんが乾杯の音頭をとる。
「じゃあ、新たなる出会いに乾杯!」
「「「乾杯」」」
「俺はDランク冒険者ヘンリーだ。」
「同じくDランク冒険者ビルだ。」
Dランク冒険者………どのくらいの強さになるのかな?
「僕は今日登録したてのGランク冒険者美月です。」
「同じくリリアと申します。」
「へぇ、新米だったのか、てっきり他の街のギルドから来たのかと思ってたぜ。」
「希望にそえませんでしたか?」
もしかして他所のギルドのそこそこ経験積んだ冒険者だと思ったから声を掛けてきたのか?
「いやいや、そうゆうつもりじゃねぇよ。ただ普通の新米っぽい初々しい感じが無かったからそうかな?と思ったわけだ。」
まあ、戦闘はアホになるほどやったし、死にかけたりしたしなぁ。
おまけにリリアさんは経験者だし。
「で、今日わざわざここに来たってことは何か知りたいことがあったんだろ?新人さんへの祝いってことでなんでも答えてやるよ。」
「じゃあ、今の国際情勢を教えて戴きたいです。」
リリアさんが答える。
今僕らが特に知りたいのは、ガイドミル王国の動き・勇者であるクラスメイト達のこと・エミリアさんについての三つ。
それを知るなら一番適した質問は国際情勢だ。
情報を知らないうちからガイドミル王国の関係者とバレるのはよろしくない。
もし、安全が確認できたら信用に足る人には、ばらしてもいいだろうけど。
「なんでわざわざそんなことを?普通の冒険者ならやり易い魔物とか、弱点とかきいてくるんだがな。」
ヘンリーさんはそう言いながら、ちょっと訝しむような表情をした。
「冒険者は新米ですけど、魔物との戦闘はそこそこ経験しているんですよ。ですが、修行で世俗と離れた生活をしてたので最近の国際情勢をしりたいなぁ。と思いましてね。」
「ふーん。変わってるなぁ。で国際情勢だっけ?それならビルのが詳しいかもな。数日前まで東大陸随一の貿易の国であるミドル王国で仕事してたからな。」
「まあな、この街もそこそこ貿易で発展しちゃぁいるが、あっちには及ばねぇからな。何せ西大陸と一番近い所だからな………、格がちげぇよ。だから情報が集まるのもあの国さ。えーと、地図が確か……これこれ。」
広げられた地図には一つの大陸が載っている。
いつぞやに図書館で見た本に載っていた東大陸だ。
「まあ、国家の話ってことだか、俺が分かるのはせいぜい東大陸の事情くらいだぜ、西はさっぱりだ。」
まあ、西大陸にはさほど興味もないし別にいいかな?
目的はガイドミル王国についてだし。
「まずはダレン王国だが、ここは特に何も変化はないなぁ~。元々農業が盛んな国だからな。基本的に政治ものんびりしてるよ。大樹海の中にある東大陸一の湖であるレメン湖から二つも川が流れてるから飢饉になるようなこともそうそうないしな。支流ならこの街にも来てて、この街で使ってる水はレメン湖の水だ。」
大樹海か。
国一つ分くらいのおおきさじゃないか?
そこから肥沃な土が流れてきて栄養満点の土壌になってるってことかな?
にしても、大陸の地図にわざわざ河と湖が描いてあるってことは余程でかい川なんだろうな。
「次にミドル王国だが、ここはさっきも言った通り貿易中心の国だから結構政治が動くことが多いんだが最近は特に大きな動きはないな。ただ今は武器・防具関連の取引が多いらしくて景気は良さそうだった。」
「武器・防具の取引ってことは戦争の準備ってことですか?」
「あそこは仲介してるだけだと思うぜ。多分送り先はセレン聖教国。あそこはここ200年位の間ずっと樹海に住む獣人族と戦争してるからな。最近ようやく終戦が見えてきたとかで気合い入れてんだろう。………あそこの国の宗教は人間至上主義だからな。」
異世界でもやっぱり人種差別はあるってことだな。
にしても獣人か………猫耳っ娘・狐耳っ娘・狼耳っ娘は異世界ロマンだな。
うちには取り敢えず、猫耳っ娘がいるからあとは狐耳っ娘辺りかな?会ってみたい。
「次は言わずと知れた東大陸最強国家であるフエデリア帝国だな。冒険者ギルドの総本山もありながら、国力・軍事力も絶大だ。最近の近況と言えば新たにSSSランク冒険者が生まれたらしいな。結構盛り上がってたそうだ。あとは…………あの国は国中の猛者を集めた武道会を毎月やってるんだが、もう少ししたら一年で一番規模のデカイ武道会があるからって国中から首都に人が集まってる。」
「次は、ガイドミル王国か…………あの国は最近は何かと騒動が多いな。」
やはり、国の外にも何かと話が伝わってるのかな?
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コメント
スライム3世
小説家になろうのものをそのまま持ってきているので、そこの部分は話からして地図では?
Mountain
i34771323027
これは何ぞ?