クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
152話 寵愛の効果
ヒスイの感触を思い返していると後ろから声が聞こえた。
「コ、コホン。」
「あっ………。」
ヤバい……。リリアが近くにいるんだよ。
ぶっちゃけ、リリアともまだキスすらしたことなかったんだよな。
僕は女性経験も無いし、ニキスやラズリの目もあるし、何よりリリアは滅多に僕に恋人っぽく振る舞うことがない。
だから、僕もなにとなしにあまり恋人っぽい振る舞いをしてあげれてなかったのだ。
だか、そんな中でのヒスイとのキス。
どう弁解すべきか悩んでいるとリリアから話を始めた。
「美月様の言葉…………是非とも聞いてみたいところではありますが、それよりもヒスイに聞きたいことがあります。」
「え、えぇ!な、何!」 
リリアさんは笑顔でそう言った。
正直、物凄い怖かった。
美月様の言葉という発言、本当は言い訳の言葉と言いたかったんだろうな………。
ヒスイなんか、リリアにビビりすぎてキョドってる。
「私が聞きたいことは、貴女が精霊になる頃にはレヴィアタンの出産は終わっていて、海は嵐に包まれているという話だったかと思ったのですが?………見ての通り快晴ですよ?」
リリアはそう言いながら海の方に手を向ける。
海の方は……見事な快晴だ。雲一つない。
確かに嵐が起こらないことは、僕も気になってたんだよな。
一方のヒスイは、予想外の質問だった為か数秒間思考停止したのちに、質問に答える。
「…………おかしいわね?………先代の記憶の限りでは嵐の周期がずれたことなんて無かったと思うんだけど………。うーん?先代はそんなに頭が良い方じゃ無かったみたいだし、勘違いでもしてたのかなぁ?」
普通に先代ディスってるな。
まあ、嵐が発生していないのは………ラッキーと考えていいのかな?
「そう……ですか………。」
「では、嵐が発生していない今のうちに、 島を出ましょうマスター!」
リリアさんがヒスイの返答を聞き考えて込んで居ると、ニキスが意見を言ってきた。
「うーん。どうだろうな。」
確かに嵐が起きてない今のうちに島を出るのは、楽ではあるが………、今は夕方なんだよな。
もし、レヴィアタンが出産を終えて戦闘が出来る状態なら、極めて危険な気がする。
エミリアさんによると、レヴィアタンのおこす嵐の範囲は50kmに及ぶらしい。
つまりは、レヴィアタンのナワバリの広さは最低でも半径25km、レヴィアタンから戦闘しつつ、それだけの距離を逃げるなら数時間かかる可能性がある。
そんなに時間がかかれば、辺りは真っ暗だ。
慣れない海上戦で、更に真っ暗というのはかなりリスクは高い。
明日になれば、海は大荒れかもしれないが、ここは我慢すべきだ。
「いや、戦闘の時間によっては、夜までにナワバリを抜けれないかもしれない。明日朝イチで島を出よう。」
「!流石ですマスター!私が考えが及んでませんでした………。」
ニキスが落ち込んでいる。
ナデナデしてやろう。
「ニキスは僕以上に子供だ。今から学んでいけばいい。」
「ファァ~~♪」
よしよし可愛いなぁ。
そして、英気を養うために豪華なご飯を作ってみんなで食べたあと再び、ニキス、そしてラズリに構っていると後ろで、少し平淡な口調でリリアがヒスイに声を掛けている。
「ヒスイ……お話があります。付いてきてください。」
「……はい。」
あ~、遠くで聴こえないなぁ。
なんか後ろから、ヒスイの助けてくれっていう視線を感じる気がするけど、気のせいに違いない。
そもそも、助けるも何も今は、何一つ危険の無い状況だ、何から助ければ良いのか皆目見当がつかない。
「ついでにエミリアもお願いします。」
「え!私も」
「はい。一緒に来て下さい。」
さーて、ずっと気になっていたステータスの確認でもしようかな?
名前:美月輝夜
種族:魔人族
年齢:15才
性別:男
職業:妄想師
level.86
HP:29040/29040
MP:796541/847000
筋力値:12550
耐久値:13310
魔力値:21780
魔耐値:9680
敏捷値:21780
魔法
火魔法:ファイヤボール・フレア・フレアバレット・火撃
水魔法:ウォーターボール・アクアジェイル・アクアバレット・水撃
風魔法:ウィンドカッター・ウィンド・エアバレット・風撃
土魔法:アースグレイブ・抽出・土装撃・土装脚・鉄装撃
無魔法:ブースト・ライト
身体属性付与魔法:纏身・飛拳・エアロダッシュ
職業スキル
状態異常妄想・職業スキル自身効果範囲眷族拡張・アイテム創造
スキル
掌撃術レベル32・蹴撃術レベル28・柔術レベル15・索敵術レベル18・隠密術レベル21・掌打・波擊・断擊・飛び蹴り・旋風脚・二段蹴り・腕緘・受け流し・掬い投げ・魔力共有・植物操作・金属操作・HP自動回復強化レベル7・MP自動回復強化レベル10・再生・ティム・高位鑑定・高位遮蔽・アイテムボックスレベル4・マナ操作・世界樹の精霊の寵愛・異世界言語翻訳
使役獣
ラズリ(スライム)・ニキス(シャドウキャット)・リリア(鬼人族)
契約者
世界樹の精霊ヒスイ(寵愛)
称号
異世界人・モンスターティマー・世界樹の精霊の愛を受けし者
増えたスキルは[世界樹の精霊の寵愛]、[植物操作]、[魔力共有]、[再生]。
[再生]は、小さな傷等を体を活性化させることで、徐々に再生させる効果。
[植物操作]は、MPを消費して植物を操作するスキルだな。
僕が鉄を抽出するときに手に入れた[金属操作]の植物番だな。
次は、[魔力共有]か。
[魔力共有]・・・特別な繋がりを持つ相手と魔力を共有できる。だだし、スキル保持者の技術力にもよるが何十%かは損失が発生する。
相手の最大MP以上に魔力を渡すことは出来ない。
おー、勇義の持っていた[魔力譲渡]の上位スキルなのかな?
これさえあれば、僕の無駄に余っているMPを共有して、ヒスイは魔法を撃ち放題だなぁ。
スキルの発動範囲は追々検証していこう。
[世界樹の精霊の寵愛]・・・世界樹の精霊の寵愛を受けている証。寵愛を与えた精霊の格によって効果は変わる。強い力を持った精霊の場合は寵愛の力でスキルを与えることが出来る。
精霊の力とスキル保持者の技術次第で一瞬出力を上げることができたりもする。
精霊が愛を失えば、スキルは消滅してしまう。
基本的には魔力値に大きく影響を及ぼす。
現在の効果:魔力値:1.5倍・植物操作・ 魔素共有・再生
なるほどなぁ。
基本的には加護とさほど変わらないが、加護の場合はスキルを貸し与えるだったが、寵愛の場合は与えるになっている。
この辺が大きな違いだろうか。
さて、スキルの確認も終わったし、明日に備えて寝よう。
僕はニキスとラズリと共に眠りについた。
「コ、コホン。」
「あっ………。」
ヤバい……。リリアが近くにいるんだよ。
ぶっちゃけ、リリアともまだキスすらしたことなかったんだよな。
僕は女性経験も無いし、ニキスやラズリの目もあるし、何よりリリアは滅多に僕に恋人っぽく振る舞うことがない。
だから、僕もなにとなしにあまり恋人っぽい振る舞いをしてあげれてなかったのだ。
だか、そんな中でのヒスイとのキス。
どう弁解すべきか悩んでいるとリリアから話を始めた。
「美月様の言葉…………是非とも聞いてみたいところではありますが、それよりもヒスイに聞きたいことがあります。」
「え、えぇ!な、何!」 
リリアさんは笑顔でそう言った。
正直、物凄い怖かった。
美月様の言葉という発言、本当は言い訳の言葉と言いたかったんだろうな………。
ヒスイなんか、リリアにビビりすぎてキョドってる。
「私が聞きたいことは、貴女が精霊になる頃にはレヴィアタンの出産は終わっていて、海は嵐に包まれているという話だったかと思ったのですが?………見ての通り快晴ですよ?」
リリアはそう言いながら海の方に手を向ける。
海の方は……見事な快晴だ。雲一つない。
確かに嵐が起こらないことは、僕も気になってたんだよな。
一方のヒスイは、予想外の質問だった為か数秒間思考停止したのちに、質問に答える。
「…………おかしいわね?………先代の記憶の限りでは嵐の周期がずれたことなんて無かったと思うんだけど………。うーん?先代はそんなに頭が良い方じゃ無かったみたいだし、勘違いでもしてたのかなぁ?」
普通に先代ディスってるな。
まあ、嵐が発生していないのは………ラッキーと考えていいのかな?
「そう……ですか………。」
「では、嵐が発生していない今のうちに、 島を出ましょうマスター!」
リリアさんがヒスイの返答を聞き考えて込んで居ると、ニキスが意見を言ってきた。
「うーん。どうだろうな。」
確かに嵐が起きてない今のうちに島を出るのは、楽ではあるが………、今は夕方なんだよな。
もし、レヴィアタンが出産を終えて戦闘が出来る状態なら、極めて危険な気がする。
エミリアさんによると、レヴィアタンのおこす嵐の範囲は50kmに及ぶらしい。
つまりは、レヴィアタンのナワバリの広さは最低でも半径25km、レヴィアタンから戦闘しつつ、それだけの距離を逃げるなら数時間かかる可能性がある。
そんなに時間がかかれば、辺りは真っ暗だ。
慣れない海上戦で、更に真っ暗というのはかなりリスクは高い。
明日になれば、海は大荒れかもしれないが、ここは我慢すべきだ。
「いや、戦闘の時間によっては、夜までにナワバリを抜けれないかもしれない。明日朝イチで島を出よう。」
「!流石ですマスター!私が考えが及んでませんでした………。」
ニキスが落ち込んでいる。
ナデナデしてやろう。
「ニキスは僕以上に子供だ。今から学んでいけばいい。」
「ファァ~~♪」
よしよし可愛いなぁ。
そして、英気を養うために豪華なご飯を作ってみんなで食べたあと再び、ニキス、そしてラズリに構っていると後ろで、少し平淡な口調でリリアがヒスイに声を掛けている。
「ヒスイ……お話があります。付いてきてください。」
「……はい。」
あ~、遠くで聴こえないなぁ。
なんか後ろから、ヒスイの助けてくれっていう視線を感じる気がするけど、気のせいに違いない。
そもそも、助けるも何も今は、何一つ危険の無い状況だ、何から助ければ良いのか皆目見当がつかない。
「ついでにエミリアもお願いします。」
「え!私も」
「はい。一緒に来て下さい。」
さーて、ずっと気になっていたステータスの確認でもしようかな?
名前:美月輝夜
種族:魔人族
年齢:15才
性別:男
職業:妄想師
level.86
HP:29040/29040
MP:796541/847000
筋力値:12550
耐久値:13310
魔力値:21780
魔耐値:9680
敏捷値:21780
魔法
火魔法:ファイヤボール・フレア・フレアバレット・火撃
水魔法:ウォーターボール・アクアジェイル・アクアバレット・水撃
風魔法:ウィンドカッター・ウィンド・エアバレット・風撃
土魔法:アースグレイブ・抽出・土装撃・土装脚・鉄装撃
無魔法:ブースト・ライト
身体属性付与魔法:纏身・飛拳・エアロダッシュ
職業スキル
状態異常妄想・職業スキル自身効果範囲眷族拡張・アイテム創造
スキル
掌撃術レベル32・蹴撃術レベル28・柔術レベル15・索敵術レベル18・隠密術レベル21・掌打・波擊・断擊・飛び蹴り・旋風脚・二段蹴り・腕緘・受け流し・掬い投げ・魔力共有・植物操作・金属操作・HP自動回復強化レベル7・MP自動回復強化レベル10・再生・ティム・高位鑑定・高位遮蔽・アイテムボックスレベル4・マナ操作・世界樹の精霊の寵愛・異世界言語翻訳
使役獣
ラズリ(スライム)・ニキス(シャドウキャット)・リリア(鬼人族)
契約者
世界樹の精霊ヒスイ(寵愛)
称号
異世界人・モンスターティマー・世界樹の精霊の愛を受けし者
増えたスキルは[世界樹の精霊の寵愛]、[植物操作]、[魔力共有]、[再生]。
[再生]は、小さな傷等を体を活性化させることで、徐々に再生させる効果。
[植物操作]は、MPを消費して植物を操作するスキルだな。
僕が鉄を抽出するときに手に入れた[金属操作]の植物番だな。
次は、[魔力共有]か。
[魔力共有]・・・特別な繋がりを持つ相手と魔力を共有できる。だだし、スキル保持者の技術力にもよるが何十%かは損失が発生する。
相手の最大MP以上に魔力を渡すことは出来ない。
おー、勇義の持っていた[魔力譲渡]の上位スキルなのかな?
これさえあれば、僕の無駄に余っているMPを共有して、ヒスイは魔法を撃ち放題だなぁ。
スキルの発動範囲は追々検証していこう。
[世界樹の精霊の寵愛]・・・世界樹の精霊の寵愛を受けている証。寵愛を与えた精霊の格によって効果は変わる。強い力を持った精霊の場合は寵愛の力でスキルを与えることが出来る。
精霊の力とスキル保持者の技術次第で一瞬出力を上げることができたりもする。
精霊が愛を失えば、スキルは消滅してしまう。
基本的には魔力値に大きく影響を及ぼす。
現在の効果:魔力値:1.5倍・植物操作・ 魔素共有・再生
なるほどなぁ。
基本的には加護とさほど変わらないが、加護の場合はスキルを貸し与えるだったが、寵愛の場合は与えるになっている。
この辺が大きな違いだろうか。
さて、スキルの確認も終わったし、明日に備えて寝よう。
僕はニキスとラズリと共に眠りについた。
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コメント
TNKt_k
ブックマーク2000件達成
ついでに日間ランキング3位
ノベルバでは、投稿し始めて2ヶ月位ですがここまで多くの方にみてもらえるとは思ってもみませんでした。
この作品は、更新頻度も遅く、内容も割りと薄い時が多く、誤字も多々有るんですが今後ともよろしくお願いいたします。
【小説家になろう】にイラストと感想欄の返信に作品設定等書いてますので暇であればご覧下さい。
因みに今の152話は、私の当初予定では、45話位を想定していましたが三倍近く話が膨らんでしまいました。
戦う相手もレヴィアタンではなくドラゴン、しかも無人島ではなく80話位の時のダンジョンの奥にテレポートの魔法で飛ばされた場所で!という設定でした。
今の方が面白く書けているので満足はしてます。
他にも、リリアが大怪我したのは、読者さんの【リリアの戦闘が見たい】という意見から発想を得て書いた物です。
皆さんの要望もお待ちしてます。
TNKt_k
【コメント返信】続きMK3
【ペンギンさん】
はい。貴方のことです。
以前、1日にコメントが20件も増えてて何事か!と思ったら、お一人で沢山のコメントしてくださったみたいでとてもありがたいです。
美樹サイドのお話は他の方のコメント返信で言った通りです。
先に少しだけネタバレ?をすると再開するのは、最低でもこの後2章先になるので、半年から長くて2年………掛かってしまうかもです。
私は、更新頻度と内容が亀更新なので…………。
その他にも、今後の簡単な展開やストーリーの変更理由やキャラクターの心情などは、【小説家になろう】さん(他サイトの名前出しても良いのかなぁ?)の感想欄にきた質問に返信で解説しているので、お時間有れば見に行って見ても面白いかも?しれません
TNKt_k
【コメント返信】続き改
【ユーザー127840さん】
誤字連絡ありがとうございます。
可能であれば、何話での誤字か教えていただけると嬉しいです。
【p3アイギスさん】
恐らく二度目のコメントですよね?
以前は返信出来てなくてすいません。
今後は返信小まめにして…いく………いきたい………いけたらいいなぁ~、なので今後もコメント貰えると嬉しいです
【樹 二鷹さん】
誤字連絡ありがとうございます
早速訂正しました。
今後も是非この作品をよろしくお願いいたします。
時間が有ればで良いので誤字の方も連絡頂けるとありがたいです。
(誤字に愛想を尽かさないでください。(懇願))
TNKt_k
【コメント返信】続きです。
【tsukasaさん】
美樹、沙耶ついでに勇義サイドもふやして………いく予定です。
具体的には、主人公たちが島を出た辺りから、ちょこちょこ向こうサイドの話を入れていきたいです。
【クッキーさん】
そうですねぇ。
正直、私の作品のプロローグ辺りは、初投稿日にで夜勤で仕事の休憩中に書いてたので、かなり序盤はつまらないのですよね。
まあ、ガキのケンカで苛められてた女の子を守った訳ですし、許してあげてください。m(__)m
ペンギン
そろそろ美樹ちゃん側の状況が知りたいです...
今後美月と再会するのかが気になりますね...
展開楽しみにしています!