貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無双します

guju

大進行17.5

慌ただしく兵士達が行き来する街門 を通り抜け、比較的人の少ない門の外に出ると、2人は足を止めた。

「ここでいいだろう。使い魔達を呼ぶぞ? 」
「達? 何人いるんだ……普通は1匹だろうに」


使い魔となる魔物には種類がある。

1つは天使
生命を司る神生命神フェアの名の元に、各世界の天使達が死した者の魂を誘導する。
その天使族の長が神級天使のスーリヤで、部類には亜神になる。

2つ目は悪魔
死を司る神死神ヒュムの名の元に、各世界の邪した魂を冥界へ誘う。
邪した魂とは、不死者(アンデット)となりさらにそれが活動を停止した状態の魂である。
その悪魔族の長が神級悪魔のネメスで、部類は亜神になる。

3つ目は精霊
魔法を司る神魔神レナムの名の元に、各世界の魔素を管理し、世界を浄化したり邪した魂を元の魂に浄化する力を持つ。
その精霊族の長がキウンで、部類は亜神になる。

4つ目は、魔物と意思疎通を測り、使い魔達の契約を結ぶことにより成立するものだ。
今回のハヴェにあたり、龍種などのようなものから、ウルフや鳥類といった様々な範囲がある。

これらのうちいずれか1種とのみ契約を交わし、使い魔とすることが出来る。

だがしかし、アルトはどういう訳か3種の者と契約が成立している。
周りから見れば異質で異様だ。

若干呆れながら言ったハヴェは、何処か納得の行かないような顔で頭をポリポリとかいている。
この緊迫した現場では、少し浮いているように見えた。

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