人類滅亡と水の国
ⅩⅠ
自分を必要としてくれる人はもういない。否、自分を必要とするニンゲンはもういない。
夢だ。これは夢だ。
もう一度、水面を破ろう。
犬を連れて海に行くと、犬は砂浜で歩みを止めた。リードを引っ張っても、踏ん張って動こうとしない。
そんなにこの世界がいいなら、ずっとそこにいればいい! こんな世界よりも水中の方がよっぽどちゃんと息ができる!
犬が、吠えた。
夢だ。これは夢だ。
もう一度、水面を破ろう。
犬を連れて海に行くと、犬は砂浜で歩みを止めた。リードを引っ張っても、踏ん張って動こうとしない。
そんなにこの世界がいいなら、ずっとそこにいればいい! こんな世界よりも水中の方がよっぽどちゃんと息ができる!
犬が、吠えた。
「文学」の人気作品
書籍化作品
-
-
17
-
-
314
-
-
63
-
-
2813
-
-
549
-
-
37
-
-
1
-
-
35
-
-
89
コメント