転生貴族のハーレムチート生活【120万pv突破】
後半と、全ての条約について
「同盟を安定させるために必要なこと?それは何なんだ?」
「はい。さっきも言いましたが、同盟を安定させるためには、これから先、招待をしていく国に、この報酬を伝えてはいけないのです。」
「どうしてかな?」
「簡単に言ってしまえば、報酬だけを目当てに入ってくる国をなくすためです。」
「なるほどな。理解はした。しかし、それでも報酬を教えて、同盟国を増やしたほうが良いんじゃないか?」
「いえ、そんなことは無いと思っています。」
「理由を聞いても?」
「報酬によって、作られた同盟では、もしも、何かがあって、報酬を渡せなくなったときに、同盟から簡単に抜けられてしまうからです。昨日のことですが、実は貴国にも最初は通信魔法具の話をしていなかったのですよ?」
「確かに、言われてみればそんな気がするな。」
「ええ、最初に私は利益は言いました。貿易がしやすくなるなどの利益は確かに言いましたが、報酬に関しては、私は同盟を決めてもらうまで言っていなかったのです。」
「そうだったのか…それでは、実は言わなくてはいけないことがあるのだ。」
「何でしょうか?」
「実は私が最初に誘った3国には、報酬の話をしてしまっているのだ。」
「そうですか…まぁ、大丈夫です。確かに通信魔法具も大事な報酬ですが、大抵の国にとっては黒金貨のほうが大事でしょうから。」
「それは確かにいえるな。」
「そのことをふまえたうえで、黒金貨の価値というのがどれくらいのものかは分かりますよね?」
「ああ、分かっている。現にそれさえあれば、国の急な発展を望まなければ、5年は楽に行けるからな。」
「なので、最初から報酬の話をしてしまうと、報酬を目当てに入ってきてしまう国が出来てしまって、その国が裏切る可能性も分かりますよね?」
「ああ、分かった。それでは、そのことに気をつけながら、各国を誘っていけば良いのだな?」
「はい。後、もう1つ誘うときの条件をつけて良いですか?」
「何かね?」
「昨日、王が話した中で2国は、入れていないんですよね?」
「そうだな。」
「しかし、一国は入らない。もう一国は入れないわけじゃないですか。」
「ああ、確かにその違いは有るな。」
「実はその2パターンで対応を分けて欲しいのですよ。」
「そうなのか?それでは、具体的に教えてくれ。」
「まず、同盟の話をするじゃないですか。その後、入りたいけど、国の内政のせいで入れないという国には報酬の話をしても良いです。」
「そうなのか?」
「はい。その国は報酬に釣られて入りたいわけではないですから。ただただ国が安定していなくて入れないだけではかわいそうじゃないですか。」
「それもそうだな。」
「しかし、国の中には入らない口実として、国が安定していないといってくる国があると思います。」
「確かにそうだな。入りたくなくても、入りたくないと直接言うのは結構勇気がいるからな。」
「はい。しかし、そういった国も、報酬の話をすれば、入ってきてしまうでしょう。ですから、そういった国は入れないでください。」
「しかし、どうやって判断すれば良いのだ?」
「それは、誘う側に任せます。前に言ったと思うのですが、貴方が誘って、同盟に加盟した国にも他の国を同盟に誘う権利はあります。なので、そういった国にもちゃんと今日の事は伝えてくださいね。」
「分かった。それでは、今日の会議後、昨日は言ってくれた国にも今日決まったことを言っておこう。」
「ありがとうございます。」
「それで、条件は終わりか?」
「いえ、2つ目の条件のほうで、まだつけておきたい条件があるのです。」
「あの、入れない国に対する救済処置のほうの条件か?」
「はい。今までは入れない国のほうの話をしていましたが、次は、入らなかったほうの国の話です。」
アインは、入れなかったほうは救うが、自分の意思で入らなかった国には救いの手を差し出すつもりは無かった。
「それでどんな条件なのだ?」
「この条件は昨日、加盟を拒否した国にも確認を取ってもらいたいのですが、加盟を拒否した場合、その日から2年は同盟への加盟を禁ずるというものです。」
「加盟を禁ずるものか…しかしまた、なんでだ?」
「同盟にほいほい入られると困るのですよ。」
アインは昨日の時点では失念していたが、今回、王から参加を拒否した理由を聞いて、考えたことがあったのだ。
「同盟国が簡単に増えるといけない問題か…分かったぞ。」
「どんな考えですか?」
「都合の良いときだけ入られるのを防ぐためだな。」
「はい。各国に、同盟の話を持ちかけるということは、話をした国には同盟の存在を知られるわけです。つまり、自国が戦争をしたいが、戦力に不安がある。
そうだ!あの同盟に入って、助けてもらおう。そして、戦争が終わったら、抜けよう。
こんな考え方をした国が入ってこられても困るのです。」
「確かにな。それでは、我が同盟は良いように使われて終わりだ。」
「そういうわけです。ご理解のほど感謝します。」
「それでは、今回の会議はここまでということかな?」
「そうなりますね。」
「それでは、私は昨日は行った国に今日の出来事を言っておこう。通信魔法具での通話のおかげで、簡単に伝えられるしな。」
「それに、本日決めたことは、加盟国にとっては困ることは無いでしょうから、反対されることも無いですしね。」
「それでは、また今度。」
「ええ、私も、そろそろ他国に行くつもりなので、直接会うのは少し後になるでしょう。それまで、お互いにがんばりましょう。」
そして、アインは王城から出て行くのであった。
「はい。さっきも言いましたが、同盟を安定させるためには、これから先、招待をしていく国に、この報酬を伝えてはいけないのです。」
「どうしてかな?」
「簡単に言ってしまえば、報酬だけを目当てに入ってくる国をなくすためです。」
「なるほどな。理解はした。しかし、それでも報酬を教えて、同盟国を増やしたほうが良いんじゃないか?」
「いえ、そんなことは無いと思っています。」
「理由を聞いても?」
「報酬によって、作られた同盟では、もしも、何かがあって、報酬を渡せなくなったときに、同盟から簡単に抜けられてしまうからです。昨日のことですが、実は貴国にも最初は通信魔法具の話をしていなかったのですよ?」
「確かに、言われてみればそんな気がするな。」
「ええ、最初に私は利益は言いました。貿易がしやすくなるなどの利益は確かに言いましたが、報酬に関しては、私は同盟を決めてもらうまで言っていなかったのです。」
「そうだったのか…それでは、実は言わなくてはいけないことがあるのだ。」
「何でしょうか?」
「実は私が最初に誘った3国には、報酬の話をしてしまっているのだ。」
「そうですか…まぁ、大丈夫です。確かに通信魔法具も大事な報酬ですが、大抵の国にとっては黒金貨のほうが大事でしょうから。」
「それは確かにいえるな。」
「そのことをふまえたうえで、黒金貨の価値というのがどれくらいのものかは分かりますよね?」
「ああ、分かっている。現にそれさえあれば、国の急な発展を望まなければ、5年は楽に行けるからな。」
「なので、最初から報酬の話をしてしまうと、報酬を目当てに入ってきてしまう国が出来てしまって、その国が裏切る可能性も分かりますよね?」
「ああ、分かった。それでは、そのことに気をつけながら、各国を誘っていけば良いのだな?」
「はい。後、もう1つ誘うときの条件をつけて良いですか?」
「何かね?」
「昨日、王が話した中で2国は、入れていないんですよね?」
「そうだな。」
「しかし、一国は入らない。もう一国は入れないわけじゃないですか。」
「ああ、確かにその違いは有るな。」
「実はその2パターンで対応を分けて欲しいのですよ。」
「そうなのか?それでは、具体的に教えてくれ。」
「まず、同盟の話をするじゃないですか。その後、入りたいけど、国の内政のせいで入れないという国には報酬の話をしても良いです。」
「そうなのか?」
「はい。その国は報酬に釣られて入りたいわけではないですから。ただただ国が安定していなくて入れないだけではかわいそうじゃないですか。」
「それもそうだな。」
「しかし、国の中には入らない口実として、国が安定していないといってくる国があると思います。」
「確かにそうだな。入りたくなくても、入りたくないと直接言うのは結構勇気がいるからな。」
「はい。しかし、そういった国も、報酬の話をすれば、入ってきてしまうでしょう。ですから、そういった国は入れないでください。」
「しかし、どうやって判断すれば良いのだ?」
「それは、誘う側に任せます。前に言ったと思うのですが、貴方が誘って、同盟に加盟した国にも他の国を同盟に誘う権利はあります。なので、そういった国にもちゃんと今日の事は伝えてくださいね。」
「分かった。それでは、今日の会議後、昨日は言ってくれた国にも今日決まったことを言っておこう。」
「ありがとうございます。」
「それで、条件は終わりか?」
「いえ、2つ目の条件のほうで、まだつけておきたい条件があるのです。」
「あの、入れない国に対する救済処置のほうの条件か?」
「はい。今までは入れない国のほうの話をしていましたが、次は、入らなかったほうの国の話です。」
アインは、入れなかったほうは救うが、自分の意思で入らなかった国には救いの手を差し出すつもりは無かった。
「それでどんな条件なのだ?」
「この条件は昨日、加盟を拒否した国にも確認を取ってもらいたいのですが、加盟を拒否した場合、その日から2年は同盟への加盟を禁ずるというものです。」
「加盟を禁ずるものか…しかしまた、なんでだ?」
「同盟にほいほい入られると困るのですよ。」
アインは昨日の時点では失念していたが、今回、王から参加を拒否した理由を聞いて、考えたことがあったのだ。
「同盟国が簡単に増えるといけない問題か…分かったぞ。」
「どんな考えですか?」
「都合の良いときだけ入られるのを防ぐためだな。」
「はい。各国に、同盟の話を持ちかけるということは、話をした国には同盟の存在を知られるわけです。つまり、自国が戦争をしたいが、戦力に不安がある。
そうだ!あの同盟に入って、助けてもらおう。そして、戦争が終わったら、抜けよう。
こんな考え方をした国が入ってこられても困るのです。」
「確かにな。それでは、我が同盟は良いように使われて終わりだ。」
「そういうわけです。ご理解のほど感謝します。」
「それでは、今回の会議はここまでということかな?」
「そうなりますね。」
「それでは、私は昨日は行った国に今日の出来事を言っておこう。通信魔法具での通話のおかげで、簡単に伝えられるしな。」
「それに、本日決めたことは、加盟国にとっては困ることは無いでしょうから、反対されることも無いですしね。」
「それでは、また今度。」
「ええ、私も、そろそろ他国に行くつもりなので、直接会うのは少し後になるでしょう。それまで、お互いにがんばりましょう。」
そして、アインは王城から出て行くのであった。
コメント
ノベルバユーザー211120
話にもう少し内容を持たせてあげて欲しいです。
一国の王との会話が単純すぎます。
前も言いましたが、
キャラに感情、個性が無さすぎます。
外交官としての礼儀も無いですし。
王様が反対的な意見を全くと言っていい程してきません。
本当にこの小説は好きなので、他の方のレビューを見ると悲しくなります。
どうか、ちゃんと、文章の見直しをお願いします。