女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
222話 甘々な恋(+無自覚+ド忘れ)
ピッ。俺は通話を切った。
大和「いやぁ、いいものが聞けましたな理子さんよ。」
理子「全くですな、大和さん。どこかの7股野郎も、こんな感じでストレートに言ってくれればなぁ・・・。」
大和「は、はは・・・だ、誰だろうね?そいつは。気持ちはまっすぐ伝えるのが1番だぜ。」
理子「無自覚でござるか?」
大和「ただの逃げで候。」
理子「よし許さん。ぶっ飛ばしてくれるわ!」
大和「あ、もうそろそろ降りる時間だから、今度はやめようか。」
理子「ちぇ。せっかくの貴重な2人きりが・・・。」
大和「まぁまぁ。今回はあくまであいつらメインだから。」
俺と理子は出て、2人を待った。すると、
月兎「えっと、その・・・た、楽しかったね。」
結夏「え、あ、う、うん。そそそうだね・・・。」
とってもぎこちない2人が出てきた。なんか悪化してない?気のせい?
大和「大丈夫か?お前ら。」
月兎「大丈夫に見える?」
大和「いんや。全くもって見えない。」
理子「結夏ちゃん?」
結夏「あうあう・・・月兎くんと・・・あうあう・・・。」
悪化してるね、これは。
俺は月兎を引き寄せ、月兎にのみ聞こえるボリュームで話しかけた。
ちなみに、理子も結夏さんに同じことをしている。
大和「なかなか男らしかったぞ、月兎。」ヒソヒソ
月兎「うっさいよ。あのね大和、僕がどれだけ緊張したか分かってる?あのやり方は酷いでしょ。」ヒソヒソ
大和「まぁまぁいいじゃねぇか。結果オーライってことで。」ヒソヒソ
月兎「オーライもなにも付き合ってないんだけど?」 ヒソヒソ
大和「でも付き合う1歩手前まで来てんだろ。良かったな、月兎。」ヒソヒソ
月兎「・・・まぁ、うん。大和には感謝してるよ。ありがとね。」ヒソヒソ
大和「あぁ。遠慮せずに、いつでも頼ってくれよ。大事な親友だからな。」ヒソヒソ
月兎「嬉しい事言ってくれるね。そうするよ。」ヒソヒソ
結夏「ねぇ、2人で何話してるの?」
大和「なにも。それより、そろそろ帰る時間だぞ?」
今の時刻は午後5時45分。帰るには、いい感じの時間帯だった。
月兎「ん、ほんとだ。じゃあ帰ろっか。」
理子「うん。月兎くんは、ちゃんと結夏ちゃんをエスコートしてあげなよ?」
結夏「ちょっ!?」
月兎「はは、分かってるよ。」
結夏「月兎くんまで・・・。」
大和「まぁ、いいんじゃないかな?」
理子「あとは2人でイチャついてもらって、どうぞ。」
月兎&結夏「「だーかーらー!まだそういう関係じゃないってば!!」」
月兎&結夏「「あっ・・・。」」
大和「何を見せられてるんですかね、俺たちは。」
理子「さぁ?」
そんな感じで、月兎の大事な一日が終わりを告げた。この日は月兎にとって、きっと大きな1歩となったであろう。
俺はこれからも、こいつを陰から支えよう。こいつは、俺の親友だからな。
大雅「ねぇ俺は?俺は?」
大和「あ、すまん。」
訂正、「こいつ『ら』」だ。
大雅「雑スギィ・・・。」
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・颯★改さん
「うァァァァァあ!!!
甘い!酸っぱい!
俺もこんな青春送りたい!
あれ?しょっぱい?
あぁ、涙と鼻水だこれ。
・・・無理なんだろうなぁ、シクシク」
→諦めないでください。きっとなんとかなりますよ。(なお、作者は既に諦めている模様)
大和「泣くな、男だろう?」
理子「大和が言うと、多分ウザくなるだけだよ?」
大和「なんと」
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コメント
アニメ好き不登校
久しぶりにコメントしたいけど特に言うことはないから一言...体力テストだるい。以上!
澪燈
大雅「雑スギィ…」
日頃の行いだよ、うん。
…そうすると大和はもっと雑に扱われないといけないから
今後大和の発言は全てあで遮られるってことにしよう
ね?七股大和君?