女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

190話 動物目線って、難しいね




7月26日。

同窓会から2日経ち、今日はハレム同好会のイベントだ。

・・・といっても、ただ遊びに行くだけなんだがな。

今日の目的地は動物園。なんでも、入場料が半額はんがくになるクーポンが、今日までらしい。

俺たちはいつも通り、駅に集まって電車で向かった。

小鈴「おにぃ?私を置いてどこに行くのかな?」

ジェリー「わたしも、つれてってほしいです!」

大和「えっと・・・その・・・あ、あはは・・・。」

鈴とジェリーを連れて。



道中のことは・・・オールカットやで!別に、何があったって訳でもないんでな。

そんなこんなで、俺たちは無事ぶじに動物園に着いた・・・のだが。

理子「うぅ・・・酔った・・・。」

聖菜「理子ちゃん、大丈夫?」

大和「乗り物酔いしやすいのに、下だの横だの向いてるからだ。」

理子「少し休憩してる・・・。」

大和「あー、そしたら俺、理子に付いてるよ。心配だし。」

雫「大和くん!?」

奈緒「わ、わざわざ付いてなくても・・・。」

愛菜「理子先輩は救護室に行って、大和先輩は私たちに着いてくるべき。」

加奈「そもそも、理子が酔いやすいしてるのが悪いんだろ?」

大和「それはそうだが・・・男として、女の子が辛そうなのに、そばにいてやれないのは嫌なんだよ。」

理子「あ、あの~・・・。」

大和「ん?理子どうした?」

理子「ちょっと行ってくる!」ダッ

そう言って理子は、WCに全力ダッシュした。




・・・5分後、やけにスッキリした表情で、理子が帰ってきた。

何があったかは、わざわざ聞くまい。

俺たちは、クーポンを使って入場した。



今日も園内はさわがしい。

子供やら、高校生やら、色んな人間がウロウロしている。

というか、我との写真を求めに、何十人という人間が並んでいた。

・・・ん?あぁ、我が何者なのかって?

我の名は、「イリオモテヤマネキョ」。

この動物園の、マスコット的存在である。



我の周りがやっと静かになってきた頃、9人の人間がやってきた。

ぺちゃくちゃと喋りながら、我の所まで寄ってきた。

よく見ると、男1人に女8人という、なんともアンバランスなグループだった。

すると、園の飼育係がそのグループにこう言った。

「だっこしてみますか?」と。

今更だが、我は人間の言葉がわかる。だからこそ、焦っていた。

やめろ!我は選ばれし猫だぞ!我が認めたもの以外に、触らせるか!

だが、抵抗むなしく、我はだっこされてしまった。

くそ、そうなったら逃げ出して・・・と思った時、我の目にとても大きなものが飛び込んできた。

おぉ・・・この双丘は!なんということだ・・・手を伸ばせば触れることが!

そう思い、伸ばしてみるも、少し足りない。

くそ、あと少し、あと少しで・・・。

そんなことをしていると、その者の隣にいた者が、「わたしも、だきたい。」などと言ってきた。

すると、すんなりと渡されてしまった!あぁ、双丘が!くそ、こっちは平野ではないか!

・・・そんなことを思った時、我のことをだいている者に、猫の言葉でこう言ってきた。

「この変態が。このままぶん投げて欲しい?」と。

イリオモ「・・・我の言葉がわかるのか?」

平野少女「うん。だから、私の事を平野少女って呼ばないで。私には、愛菜という名前がある。」

イリオモ「・・・ふん、人間は人間。我にとっては、何も変わらん。」

愛菜「本当にそう?じゃあ、さっきの雫先輩の時と私の時じゃ、感情が全然違ぜんぜんちがうのは何故なぜ?」

イリオモ「うっ・・・それは・・・。」

すると、そのグループの1人が「そろそろ行くぞ!」と言った。

愛菜という物は我を下ろし、

「・・・次はないから。かくごすること。」と、しゃがみながら言った。

そして、我は思わずつぶやいてしまったのだ。「白か。」と。

愛菜という者に、すごい勢いでにらまれた。くそが・・・。


コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆


・颯★改さん
「ホントに大きなお世話だよ。
ふふふ。
スタンプ連打でもしておくか。
(音付き)
ウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーいウマーい」

→大和「うるせぇ!何だこのスタンプ!?月兎のやつ、何がいいてぇんだよ!?」


・澪燈さん
「あんな小説読んでくれたんですか!?笑
ありがとうございます笑
なんとかひねり出してまた書こうかなーと思います笑
大雅「はよ書け」
…ううううっさいやいっ笑」

→とても面白かったので、早く続きが見たいです!頑張ってくださいね!いいんちょゲフンゲフン、舞姫さんがどうなるのか、楽しみだな~。

大和「大雅、がんば~。」



イリオモテヤマネキョ、ついに出しました。

ただ、キャラの立ち位置的に、今回だけかな?と思っています。一応、出せなくもないですが・・・どうしましょ?


受験生の皆様へ

この時期、高校受験のシーズン真っ只中だと思われます。僕も高校受験のときは、携帯を禁止にして勉強してました。

この作品が、皆様の息抜きだったり、頑張れる源となれればと思います。



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コメント

  • 黒田玄

    先輩の卒業式の送辞の練習の息抜きになりました。
    大和君の絵は、卒業式が終わってから描きますので。すみません。

    1
  • 颯★改

    今度おんハレコラボの話を書いてもいいですか?
    実は自分も小説を書いているのですが、話に詰まってしまって・・・

    1
  • 澪燈

    舞姫「こーすけさん?私は舞姫ですよ?委員長ですけどいいんちょーではありませんからね?」
    大雅「大和お前も登場させてやろうか」

    1
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