女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
137話 奈緒の部屋とパンドラの箱
俺は奈緒の後について行った。
奈緒「ここが私の部屋なのです。」ガチャッ
奈緒は部屋のドアを開けた。
大和「・・・至って普通なんだな。」
その部屋は、普通に女の子の部屋で、特に変わったことは見受けられなかった。
奈緒「逆にどんな部屋だと思ったのです?」
大和「いや・・・優勝トロフィーとかがズラーッと飾ってあるのかと・・・。」
奈緒「1階にあるのですよ。そんなにズラーッとはないのですけど。」
あ、やっぱりあるのね。
大和「へぇ。っと、それじゃ勉強しよっか。」
奈緒「はいなのです。あ、飲み物取ってくるのですよ。」
大和「そんな気を使わなくてもいいぞ?」
奈緒「いえいえ。ちょっと待っててくださいなのです。」ガチャッ
奈緒はそう言って、部屋から出ていった。
・・・さて、勉強の用意をするか。
俺はカバンの中からプリントの束と筆記用具を取り出した。
ふと、奈緒の勉強机を見ると、その上に、写真立てがあった。
それには。
大和「・・・懐かしいな、これ。」
夏に、ハレム同好会のみんなで撮った写真があった。・・・若干、俺の顔が引きつっている。
俺は写真を見るのも程々にし、筆箱から鉛筆を取り出そうとした。
が、それは手から滑り落ち、床に転がってしまった。
大和「おっとっと・・・ん?」
俺が鉛筆を拾うと、その先にフォトブックがあるのに気づいた。
・・・本来なら、こういうのは見ない方がいいのだろうが、とても好奇心が湧いてしまい、俺はフォトブックを開けた。
奈緒の小さい頃が見たかったとか、そういう訳では断じてない。ないったらない。
・・・まぁ、俺はそれを見て、開けたことをとても後悔したんだけどね?
なんでかと言うと、そのフォトブックに奈緒の写真は1枚たりとも無く、その代わりにビッシリとあったのは・・・。
〝俺の写真〟だった。いつの間にか撮られてた寝顔だったり、歩いているところだったり・・・。色々な俺の姿が収められていた。
てかこれ、普通に盗撮じゃね?
そう思ったのだが、俺は元あった場所にそっと戻した。・・・言うのもあれだしな。
すると、戻してすぐに奈緒が部屋に戻ってきた。
奈緒「お待たせしましたのです。」ガチャッ
大和「お、おう。」
奈緒「・・・?どうかしたのです?」
大和「いや、なんでもないぞ?ほら、早く勉強しようぜ!」
何故か焦ってしまう。
奈緒「・・・なんか怪しいですけど、とりあえず勉強するのですよ。」
ふぅ、何とかなった・・・。
俺は心の中で安堵し、そのまま勉強に移った。
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・颯★改さん
「テスト終わったZE★
かゆ・・・ウマ・・・」
→こっちは、テストまであと一週間です。つらたん・・・。
かゆ・・・ウマ・・・。
・なつかぜさん
「淫夢厨かよぉ....(歓喜)」
→そうだよ(便乗)
当たり前だよなぁ?
「学園」の人気作品
書籍化作品
-
-
63
-
-
969
-
-
17
-
-
149
-
-
59
-
-
26950
-
-
127
-
-
107
-
-
4112
コメント
颯★改
取られたら(何をとは言わないが)盗り返す。
当たり前だよなぁ?