女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

109話 テスト?知らない子ですね。




2月20日。

最悪さいあくの日、再来さいらいす。

何の日か、お分かりだろうか。





テストですがなにか?




大和「・・・。」

俺は重い足取りで学校へ向かう。

ジェリー「・・・。」トコトコ

ジェリーが黙ってそのあとを着いてくる。

対して

理子「~~♪」

理子は楽しそうに歩いていた。

なんでこの地獄じごくの日に、そんなウキウキしてられるのかね・・・。

大和「はぁ・・・。」

俺は深くため息をついた。

理子「何よ大和、こんな可愛かわいい女の子と一緒いっしょに登校しているというのに、ため息なんかついて。」

自分で言うか。言ってしまうのか。

大和「お前なぁ・・・テストだぞ?ウキウキできるか、こら。」

理子「ふーん・・・。突っ込んでくれないんだ。」

大和「あれはボケだったのか!?」

どうやら、可愛いだのなんだのはボケだったらしい。分かりにくいにも程があるぞ・・・。

俺と理子は、それぞれ別の意味でしょんぼりとしながら、学校へ向かった。




国語、数学、物理、英語、家庭科、技術・・・日本史は大丈夫だが、それ以外はもう、バイならちゃんちゃんだった。

はは・・・勉強しときゃ良かったぜ・・・しないけど。

まぁ簡単に言えば、いつも通りなわけで。どうでもいいね、そんなこと。

俺は打って変わってウキウキしながら、同好会へ向かった。




大和「こんちゃ・・・あ?」

ガチャッとドアを開けると、とても重々しい空気が流れてきた。

大和「ど・・・どうしたんだよ?」

理子「大和・・・大変なことになった。」

大和「大変なこと?」

聖菜「私たち・・・同好会っていっても、ただ遊んでるだけでしょ?」

大和「まぁ、そうだな。」

雫「先生によると、年に1枚、同好会は記録帳きろくちょうを書かなければならないらしいんですが・・・。」

奈緒「このままだと、それが書けないのです。」

大和「え?今のままを書いちゃダメなのか?」

加奈「大和・・・アホだな。」

大和「お前には言われたかねぇ。」

中守「そのまま書いて、通るわけないでしょ?ひどいと、廃会はいかいもあるし・・・。」

大和「廃会?」

加奈「つまり、ハレム同好会がなくなっちまうってこと。」

大和「・・・なるほど。」

とてつもなく重大問題じゅうだいもんだいだった。

理子「てなわけで、何か活動をしようそうしよう。」

ジェリー「そういつ、てもな、にをするです・・・?」

ジェリーがそう言うと、みんな黙ってしまった。

大和「・・・ノープラン?」

聖菜「・・・そのとーり♪」

大和「どこぞのピアノのやつやっても、紙には書けんぞ。」

俺らは盛大せいだいなやんだ。悩みまくった。今世紀最大こんせいきさいだいくらいに悩んだ。悩みすぎてハゲそうになった。むしろハゲた。(大嘘おおうそ)

とってもとっても悩んで、出した答えは。





7人「また明日考えよっと。」

ジェリー「え」

逃げだった。



テストなので、遅れました。次の話も12時過ぎてしまう可能性がありますが、お願い許してぇ。

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コメント

  • ミラル ムカデ

    ko-sukeさんの知り合い?
    友達になれるかなー?

    2
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