女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

94話 ジェリーとポニー




学校についてすぐに、俺たちは職員室しょくいんしつに向かった。

すると、ちょうど中守先生が職員室から出るところだった。

大和「中守先生!」

中守「ん、あぁ大和くん。おはよう。その子がホームステイの子?」

大和「おはようございます!はい、そうです。ジェリーって言います。」

ジェリー「お、おはよござ、います。ジェリー、です。」

中守「はい、おはようございます。とりあえず、大和くんは先に教室に行っててもらえる?」

大和「はい。ジェリー、また教室でな。」

ジェリー「はい、ごしゅ、やまと、くん・・・。」

ジェリーがご主人様と言おうとしていたのがバレバレだった。

中守「それじゃ。」

大和「はい。」

どうやら、バレなかったらしい。よかったぜぃ・・・。




俺が教室に入った5秒後、チャイムがなった。

が、もちろん先生は入ってこない。

すこしザワザワとしていた。

モブ男「おい大和、お前何か知らないか?」

大和「さぁ?でも、待ってりゃ来るだろ。」

モブ男「それもそうか。」

友達が聞いてきたが、とりあえず知らないふりをした。



2分後。

ガラッという音を立てて、中守先生が入ってきた。

中守「みんなごめんね、急に用事ようじが入っちゃって・・・。」

クラスの男どもは、そろって首を横に振っていた。

中守「遅れちゃった理由なんだけどね・・・実は、外国の子がこのクラスの人にホームステイしてて、急に今日からこのクラスにいることになったんだ。」

中守先生がそう言うと、クラスがザワザワした。

中守「しかも、女の子!」

わぁぁぁぁっ!!とクラスが盛り上がった。・・・いや、クラスの男ども(もちろん、俺を除く)、が。

男って馬鹿ばかだなぁ・・・ほんと。

中守「それじゃ、入ってきて!」

中守先生の合図で、ガラッとドアが開いた。



もちろん、入ってきたのはジェリー。だけども、少し長めだった髪が、ポニーテールにされていた。

先生の仕業しわざだな・・・。

ジェリー「えと、わたしは、ジェリー、です。みなさ、ん、よろしく、おねがします。」

ジェリーがぺこりと頭を下げる。

大きな拍手があがった。

中守「さて席は・・・。」

中守先生、ホームステイ先の生徒の名前をかくしたんだから、まさか俺の近くにしないよね?




・・・そう、思ったのだが。

中守「じゃあ、大和くんの後ろね。大和くん、色々教えてあげて。」

先生・・・爆弾発言ばくだんはつげんです、それは。

ただでさえ、聖菜のとき俺のとなりにしたのに、また俺の近くだと、あやしまれるだろうが!!

・・・そう思ったが、周りのさげすような目に、俺はただ、うなずくことしかできなかった。

ちくしょうめぇ・・・。



☆コメント返信のコーナー☆

・モミジさん
「グサッてまさか…」

→お察しの通りでそうろう

・tako-vanさん
「いつも投稿ご苦労様です。たまには休んでもいいですからね?」

→ありがとうございます。2日に1話のペースなので、今のところ大丈夫です。

・tako-vanさん
「えーやばいやばい!
パッ、パー出しとくパー出しとく。」

→ジャンケンはチョキ派です、はい。

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コメント

  • 颯★改

    いつも見てます。面白いです!
    お体に気をつけて、無理せず、毎秒投稿してください。

    3
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