女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

81話 普通+テンプレ=つまらん




3人「はぁ・・・ひぃ・・・」

俺たちは全力で走り、昇降口しょうこうぐちに入った。

モブ先生「遅いぞー」

3人「す、すみません・・・。」

俺たちは軽くあやまり、そそくさと教室に入った。

大和「遅れてすみません!」ガラッ

そう言って、思い切り開けた。





・・・が。

それに対して、返事はなかった。

理子「・・・あれ?」

聖菜「誰もいない・・・?」

そう、教室には誰もいなかった。

大和「どうしてだ・・・?」

俺はふと黒板を見た。




大和「あっ」

2人「え?」

黒板には、こう書かれていた。




「遅くなった人たちへ」

「体育館だから、早く来てね♡」



今日は、始業式。

まぁ、当たり前だよなぁ。

大和「・・・なんで気づかなかったんだろうな?」

理子「そうだね・・・。」

聖菜「早く行こうか・・・。」

俺たちはトボトボと歩き出した。




・・・いや、てかさ。

モブ先生、一言くらい言ってくれよ・・・。




そして、LHRロングホームルーム

始業式?んなもんカットじゃ。

中守「みんなそろってるね?じゃ、宿題集めるよー。」

みんな各々おのおのかばんから宿題を取り出す。

俺も鞄を開け、ゴソゴソとあさった。





・・・ん?

んん?

中守「早く持ってきてねー。」

・・・。

・・・・・・・・・。

中守「あげた人はこれに丸つけてねー。」

・・・なんでや。

中守「みんなあげたー?」

・・・どこや。

中守「えーと・・・大和くん?」

・・・・・・。

中守「おーい」ブンブン

大和「・・・はっ!?」

中守「大和くん?宿題は?」

中守先生が優しく言う。

大和「いや・・・その。」

中守「・・・まさか。」

大和「はい・・・やったんですけど、忘れました・・・。」

中守「・・・はぁ。」

中守先生がため息をつく。

中守「あのね、大和くん。あんまり言いたくないんだけどね、その言い訳はあんま聞きたくないんだよね。」

中守先生が言う。

大和「いや、本当にやったんですよ!」

中守「でもなぁ・・・いつもそれだからなぁ・・・。」

うっ、と俺は言葉がまる。





が、ここで天使が現れた。

それは

理子「先生。大和は本当に終わってると思いますよ。」

理子だった。

中守「ほんと?」

理子「はい。大晦日おおみそかのときも、勉強してましたし。」

中守「そっか・・・じゃあ、明日あげてね?」

大和「は、はい!」

俺は、あの電話が伏線ふくせんだったことにおどろきつつも、理子に心の中で手を合わせ、あとでお礼をすることに決めた。

理子、GJグッジョブ!!




今回の話は、今までで最高史上さいこうしじょうにつまらない話になったと自負じふしております。 


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