女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

39話 能力に目覚めました(中二ではない)




最近、通学路つうがくろの人通りがえた。そんな気がする。

いつもは俺と理子くらいしか通らない道なんだが、このごろは俺たちの他にも5人ほど通るようになった。

会うのは毎日同じ人だから、たまにちがう道を通るとかそういうたぐいではないだろう。

・・・理子に聞けば、何かわかるか?

そう思って、俺は理子に話しかけた。

「なぁ、このごろこの道を通る人増えたよな。どっかからして来たんだろうか?」

俺はそうたずねた。だが、帰ってきた返事はとても信じがたいものだった。
















「何言ってるの?この道を通ってるのは私たちだけでしょうが。」













・・・は?

いや、ちょっと待て。

「お前こそ何言ってんだ?今だって、俺たちの他に、サラリーマンっぽい人が2人と、女性が2人、子供が1人いるだろ?」

「ど、どうしちゃったの大和?私たち以外、誰もいないじゃん。」

・・・はい?

「り、理子・・・俺をからかってるのか?」

「いや、さっき大和が言った人、どこにもいないけど?」

・・・ま、まさか・・・な。

すると、一人の女性と目が合った。

そして、こういってきた。

アナタ、ワタシタチガミエルノあなた、私たちが見えるの?」

・・・や、や、やっぱ、





「ギャアァァァァァァ!!!」

気づいたら、俺は理子のうでを引っ張っていた。

「ちょ!大和!痛い痛い!」

俺は理子のわめきに、聞こえないフリをして走った。









「はぁ、はぁ、はぁ・・・。」

「な、なんなの、もう・・・。」

俺たちは、いつの間にか学校についていた。

「なんなのよ、大和・・・急に走り出して・・・。」

「り、り、理子、どうし、どうしよう、お、俺、ゆ、ゆうれい、ゆうれいが」

「うん、一旦いったん落ち着こうか。見づらい。」

「メタい」















「落ち着いた?」

「あぁ、すまん・・・」

「いいよ。それで、どうしたって?」

おどかないで聞いてくれ・・・お、俺、」




「幽霊が見えるようになっちまった・・・。」

「・・・はい?」

「ほ、ホントなんだ・・・あなた、私たちが見えるの?って聞いてきて・・・。」

「そ、そんな声聞こえなかったけど・・・。」

「俺だけ見えるみたい・・・だな。原因は・・・?」

「・・・大和、もしかして。」 

「・・・あぁ、その可能性かのうせいはあるな。てか、それだな。」

「じゃあ、せーので言おっか。」

「あぁ、分かった。」

「「せーの」」
















「「文化祭」」

「・・・だよなぁ。たおれた時に、何らかのあれが起きて、見えるようになったとしか・・・。」

「うん、それしかないでしょ。」

「「ハアァァァァ・・・。」」


皆さんは霊感ありますか?僕はありません。
by作者

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コメント

  • 頑ななレタス

    中途半端にあるから怖いって誰か言ってた気がする

    1
  • ミラル ムカデ

    ボクもありません
    つーか要りません

    7
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