魔法学園の最強最弱者

寺さん

4話~彼女の正体~

まずい、この状況はマジでまずい!とりあえず交渉は
どうだろう。
「あ、あのー交渉して許してもらえませんか?」
おじけついた声で恐る恐る聞いてみると
「う~んパンツ見られたら普通殺したくなんない?」
なんとも斬新な答え!こうなったら土下座するか?
でも、男としては恥ずかしいからなぁー。
戦うしかないか...
「じゃあそっちがその気ならこっちも戦わないとね」
俺はデバイスは出さない、ただ構えるだけ。
「どうしたの?早くデバイス出しなよ」
少しイラついた口調で言ってきた。
「いいよ、そのままきて俺には秘策があるからね」
「ふーんあたしをなめてるんだ?」
あ、さらに怒らせちゃったかな?顔怖い 帰りたい 
「殺す!」
素早い動きで襲いかかってきた。早いなBランクか?
こっちもすかさず避ける。そしたら反対側から剣が
飛び出てきた。ギリギリの所で何とか交わした。
強い!強すぎる!まぁ勝てない相手ではない。
「ふーんホントにデバイスは出さないんだ。ま、思ったよりはやるかな?」
「それは、どうも」
「で、いつになったら秘策出してくれるの?」
さすがにホントにきれてる。そろそろ頃合いかな?
「それは...今です!」今度は逆にこっちから襲いかかった。「!!」早すぎて避けられなかったのか反応
が遅かった。そして、すかさず炎の魔法ルーンから
オーラを読み取る。「な?!」
今度は俺の両手に大きい剣があった。
「それは、私のデバイス?!」
「まぁ、そんなとこです」正確にはコピーだけど。
「そんじゃ決着つけますか」ヒュン
風のような速さで俺は襲いかかりすぐに決着を着けた
「く!!」その場でバタリと倒れてしまったと思ったらすぐに立ち上がり、「お...覚えてなさいよ」と
ふらつきながら立ち去ろうとしたがまだうまくたてそうではなかった。「はー仕方ねーな」ヒョイ
俺はついお姫様抱っこをしてしまった。「え...」
「まぁ見てしまった俺も悪かったからな。保健室まで
運んでやるよ」彼女は顔を赤くしながら小さく
「あ...ありがとう」と言ってくれた
「へー意外と素直だな」と後ろを向いて言ったら更に
顔を赤くして黙ってしまった。
~保健室~
「ほれ、大丈夫か?え~と名前なんだっけ?」
「...ゆ...い」小さくて分からない
「ん?なんて」もう一回聞いた。
「板垣ユイ」と微かに名前が聞こえた。
「へー板垣ユイか...何組?」
「E組よ」へ?!E組?そしたら俺と同じクラスだ
「おい、待ておい今日いたか?」まさかと思い聞いてみた。「いえ、いなかったわよ」もしやこいつが俺の隣の席の奴か?しかし、E組は底辺クラスだあれほどの実力ならA組でもいけるのに。
「なぜE組なんだお前ほどの奴が?」
すると、顔が急に暗くなった。あれ?俺聞いちゃいけない事聞いたかな?まぁどちらにせよ謎は深まるばかりだ。

コメント

  • ノベルバユーザー232154

    「」の始めは改行した方が良いと思います。

    0
  • もみあげゴリラ

    素晴らしい

    2
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