邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百三十二話 神様権限
8章 復活儀式
「このゲームにスリってあるんですね」
『スキルとしてあるらしいね。取得条件は他人のものを相手にダメージを与えずに奪うことらしい』
『それに特化したユニークスキルも存在するようだな、そのようなスキルの場合は、所有者以外が触れると呪いがかかったりする装備も普通に盗めて使えるらしい』
「そう言えば管理AIと同権限でしたね神の方々。ほとんど忘れてましたが」
『我々は管理者ではなく、しかして傍観者でもない。ただあるがままの世界を見つめ、そして気紛れに手を加える。それこそが我々、契約者のような人間から神と呼ばれる者共だ』
『だから、権限はあるけど無理に使う必要は無いんだよね。ボクやヨグ、というか神は全般として生きてるだけで良いし』
「どういうことですか?」
『ボクは水の神様だよ?他の海の神格を持つ神と協力して海や湖の管理を自動で行っているのさ、具体的に言うと海流や水底のの地形の操作、そして水中に棲む魔物や魚なんかの生成もボク達の仕事さ。自動でこなされるから普段は気に止めることも無いけどね』
『さらに言えば、クァチル・ウタウスは、時の神、スキルやアイテムの時間による劣化や経過時間の計算など、様々な役割がある。このゲームにおける神は、みんな与えられた神格にそって仕事を与えられ、生きているだけでその仕事をこなすようにされているんだ。だから、管理AIとボク達神では権限が同じでも使える演算能力の多寡が違う』
「なるほど」
『しかし、いくら我々を統括する管理AIが高性能とはいえ、数万人が常時ダイブするサーバーをいくつも管理できるはずがない、そのため、神は自分の仕事以外にも世界の維持を担っているのだ』
「クロノスというアドミニストレータにサブプログラムが大量についてるような感じなんですね」
『そうそう、グラフィックの維持やらクロノスの監視やらを行っているよ』
『話を戻すが、スリなどの犯罪系技能は一度でもそのスキルに準じる行動をした場合は自動習得されるらしい。そして、街の衛兵などのNPCに見つかった場合、即刻街の牢屋にて勾留か追放、悪くてプレイヤー用牢獄行きだ』
「なるほど、そういうことでしたか」
『そんで、ついたね冒険者ギルド』
「……入りましょうか」
『うむ』
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『だから、権限はあるけど無理に使う必要は無いんだよね。ボクやヨグ、というか神は全般として生きてるだけで良いし』
「どういうことですか?」
『ボクは水の神様だよ?他の海の神格を持つ神と協力して海や湖の管理を自動で行っているのさ、具体的に言うと海流や水底のの地形の操作、そして水中に棲む魔物や魚なんかの生成もボク達の仕事さ。自動でこなされるから普段は気に止めることも無いけどね』
『さらに言えば、クァチル・ウタウスは、時の神、スキルやアイテムの時間による劣化や経過時間の計算など、様々な役割がある。このゲームにおける神は、みんな与えられた神格にそって仕事を与えられ、生きているだけでその仕事をこなすようにされているんだ。だから、管理AIとボク達神では権限が同じでも使える演算能力の多寡が違う』
「なるほど」
『しかし、いくら我々を統括する管理AIが高性能とはいえ、数万人が常時ダイブするサーバーをいくつも管理できるはずがない、そのため、神は自分の仕事以外にも世界の維持を担っているのだ』
「クロノスというアドミニストレータにサブプログラムが大量についてるような感じなんですね」
『そうそう、グラフィックの維持やらクロノスの監視やらを行っているよ』
『話を戻すが、スリなどの犯罪系技能は一度でもそのスキルに準じる行動をした場合は自動習得されるらしい。そして、街の衛兵などのNPCに見つかった場合、即刻街の牢屋にて勾留か追放、悪くてプレイヤー用牢獄行きだ』
「なるほど、そういうことでしたか」
『そんで、ついたね冒険者ギルド』
「……入りましょうか」
『うむ』
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