邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第三百十六話 第一の封印

8章 復活儀式


ークエスト『囚われの英雄』をクリアしましたー
叛逆者ファフニールからの干渉を確認……抵抗しました。
逆干渉カウンターを開始……成功しましたー
ー叛逆者の断罪を確認。記憶及びスキルを吸収改変し意識を消失させますー
悪龍ファフニールが改変されますー
ー各種スキルが追加及び統合されましたー
ー変転の業を取得しましたー
ー一定数の魂の吸収を確認。これにより、覚醒アウェイクニングスキル「一刀神羅」を取得しましたー
ー《神羅天照》を取得しましたー
ー《骸神》を取得しましたー
ー《分神》を取得しましたー
ー《酷神》を取得しましたー
ー《どっちが悪役?》を取得しましたー
衛兵一号センチネル・ワンの消失を確認。異空間へと接続しますー

脳内にアナウンスが鳴り響いたあと、一瞬空間が歪み、次にシグレの視界に映りこんだのは、真っ黒な星の海だった。
道無き道を導かれるように登ってゆき、そして、たどり着いた先には、ひとつの祭壇があった。

その周囲には数多くの下級の異形の神たちが諸手を掲げて名状しがたき冒涜的な言葉を吐き出し続けており、その言葉は黒き呪いとなって中心の祭壇へと向かっていた。
ある神は人間を生きたまま骨と肉を削って穴をあけ、作り出したのであろう鮮血滴る人間の体フルートを吹き鳴らし、ある神は魔術で肉や骨を引き延ばし打楽器のように加工してなお生き続けている人間の腹を叩いて音をかき鳴らす。

名状しがたき悲鳴と、冒涜的な音楽が周囲に鳴り響いていた。

名状しがたき音の神トルネンブラの主旋律がそれらを混ぜ合わせ、奇怪で、残酷で、凄惨で、地球上のどのような言葉を使っても言い表すことなど出来ず、正常な神経を持つものならば一秒だって正気を保っていられないであろう程の音楽が響き、それと同じくらい異様な景色がそこには広がっていた。

ー始祖空間への侵入を確認……資格の所持を確認しましたー

「ここは……」
『廃棄場……』

その言葉と同時に、星の海が一瞬にしてその光の瞬きを失い、周囲は純然たる闇に包まれた。

『神のゴミ捨て場。二度と出られない永劫の檻。
ここは……』

そして、それは周囲の異形の神たちを吸い込んで肥大化し、シグレの飛ばされた黒色空間は元々の2倍程度にまで膨張した。

『ブラックホールだ……』


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