邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第二百一話 戻ってきた
7章 あゝ神よ
会議を終えたシグレは、久々に下界に降り立った。
まあそれまでの間にセレスの所で事情を話したり、薬草を採取したりなどをしたのだが。
〖プレイヤーの皆様にお知らせします。セリオス大森林のフィールドボス 「ライフルビー」を「クラレント」様が討伐しました。これにより、南方面のマップを解放致します〗
戻ってきた理由といえば、このアナウンスを聞いたからなのだが、シグレは圧倒されていた。
久しぶりに降り立った始まりの街、そこは、かつての街とは比べものにならないくらい人が多かったからである。
ストリートには初心者と上級者が入り交じり、露店が所狭しと並んでいる。
「久しぶり、調子はどうかしら?」
と、あてもなく街を散歩していたところに声をかけてくるものが現れた。
「ええ、お久しぶりですエレナさん、これ以上ないほどに稼いでますよ」
「それはよかった。出来れば、素材を売っていただければ嬉しいのだけれど」
「生憎いまは市場に出せないようなものが殆どでして、出せるものはこれしか持っていないですね」
そう言ってシグレが取り出したのはそれぞれ一つの指輪と剣。
「買取値は言い値で結構ですよ。Mには困っていないので」
ちなみに指輪と剣の効果はこちら。
火炎剣 ☆4 耐久680
火属性の魔力を纏った剣
使用者のMPを消費することにより火属性のオーラを増大可能
技巧の指輪 ☆3
DEX+8
生産技能成功率向上(小)
「まあまあね。だいたい今の最前線あたりがこんな装備してるわ」
「そうなんですか」
「あなたには遠く及ばないでしょうよ。まあ、一般プレイヤーにとっては充分な代物だからいいわ、金はこれくらいでどう?」
取引画面が表示されるが、シグレは見ることもなくそれを閉じる。
「あら、確認しなくていいの?」
「あなたを信用していますから」 
「あら、嬉しいわね」
「それでは私はこれで」
「気が向いたらまた来てね〜」
気の抜ける声を聞きながら、シグレは再び散歩を始めた。
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(IDは@87lnRyPJncjxbEpです)
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「久しぶり、調子はどうかしら?」
と、あてもなく街を散歩していたところに声をかけてくるものが現れた。
「ええ、お久しぶりですエレナさん、これ以上ないほどに稼いでますよ」
「それはよかった。出来れば、素材を売っていただければ嬉しいのだけれど」
「生憎いまは市場に出せないようなものが殆どでして、出せるものはこれしか持っていないですね」
そう言ってシグレが取り出したのはそれぞれ一つの指輪と剣。
「買取値は言い値で結構ですよ。Mには困っていないので」
ちなみに指輪と剣の効果はこちら。
火炎剣 ☆4 耐久680
火属性の魔力を纏った剣
使用者のMPを消費することにより火属性のオーラを増大可能
技巧の指輪 ☆3
DEX+8
生産技能成功率向上(小)
「まあまあね。だいたい今の最前線あたりがこんな装備してるわ」
「そうなんですか」
「あなたには遠く及ばないでしょうよ。まあ、一般プレイヤーにとっては充分な代物だからいいわ、金はこれくらいでどう?」
取引画面が表示されるが、シグレは見ることもなくそれを閉じる。
「あら、確認しなくていいの?」
「あなたを信用していますから」 
「あら、嬉しいわね」
「それでは私はこれで」
「気が向いたらまた来てね〜」
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